軽量ルアーからビッグベイトまでキャスト可能で、
遠投性能とバックラッシュ防止機能が優れているため、操作性も抜群。
特にコストパフォーマンスが高く、様々な釣りに最適なモデルとして人気を集めています。
22SLX DC XTインプレ:その特徴と性能を徹底解説
22SLX DC XTは、I-DC5ブレーキやマグナムライトスプールⅢなど上位モデルと同等の機能が搭載されています。
型番 | 糸巻量 (ナイロン) | 最大巻上長 (cm/ハンドル一回転) | 自重 (g) | スプール径/幅 (mm) | ハンドルの長さ (mm) | 最大ドラグ力 (kg) | 本体希望価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
70 | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 64cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
71 | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 64cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
70HG | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 77cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
71HG | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 77cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
70XG | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 84cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
71XG | 12lb-100m, 14lb-90m, 16lb-80m | 84cm | 195g | 33mm/21mm | 42mm | 5.5kg | 35,000円 |
I-DC5ブレーキの実力とは?
5段階の外部ダイヤルと3種類の内部設定
22SLX DC XTに搭載されているI-DC5ブレーキは、シマノの上位モデルであるカルカッタコンクエストDCと同じものです。
このブレーキシステムは、5段階の外部ダイヤルと3種類の内部設定により、ナイロン、フロロ、PEラインに合わせた微調整が可能です。
そのため、初心者でも簡単に調整でき、バックラッシュを大幅に防ぐことができます。
マグナムライトスプールⅢと飛距離
22SLX DC XTに搭載されたマグナムライトスプールⅢは、従来モデルに比べて軽量化され、スプールの立ち上がりが非常にスムーズです。
これにより、軽量ルアーから重たいビッグベイトまで幅広くキャストできる性能を持っています。
具体的には、5gから15g程度の軽量ルアーであれば、ストレスなく投げられることが確認されています。
また、飛距離も上位機種とほとんど遜色がなく、長距離キャストを必要とするシチュエーションでも十分なパフォーマンスを発揮します。
ベイト初心者でも扱いやすい
22SLX DC XTは、コンパクトなボディ設計と丸みを帯びたデザインが特徴です。
これにより、手の小さな方や女性でもしっかりとパーミングでき、長時間の使用でも疲れにくい操作性を持っています。
さらに、自重195gと軽量なため、細かなロッド操作が求められる釣りでもストレスなく使えます。
一日中フィネスな釣りや、撃ち釣りをする場合でも、疲労感を感じさせません。
22SLX DC XTのメリット
- コスパが良い
- DCブレーキ搭載
22SLX DC XTの最大のメリットは、上位機種と同等の性能を持ちながら、非常に手頃な価格で購入できる点です。
市場価格は約2万円台から3万円台であり、お小遣いアングラーや学生にも手が届きやすいリールとなっています。
これだけの価格で、DCブレーキシステムやマグナムライトスプールⅢが搭載されているため、他のリールと比べても圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。
22SLX DC XTのデメリット
- 糸巻量の少なさ
- パワーゲームに弱い
一方で、22SLX DC XTにはいくつかのデメリットも存在します。
まず、糸巻量の少なさが挙げられます。特に16LB以上の太いラインを使用する場合、糸巻量が足りなくなることがあり、フルキャストでラインが出きってしまうことがあります。
また、剛性に関しても上位機種と比べるとやや劣る部分があり、特に大物を狙う釣りでは、ボディの強度に不安を感じることがあるでしょう。
このため、パワーゲームや大物狙いの場合は他のモデルを検討した方が良いかもしれません。
他モデルとの比較:23SLX DCと21スコーピオンDC
項目 | 23SLX DC | 21スコーピオンDC |
---|---|---|
自重 | 200g | 215g |
糸巻量 | 12lb-100m, 14lb-90m | 12lb-130m, 14lb-110m |
ベアリング数 | 6個 | 7個 |
ブレーキシステム | IDC-4 | IDC-5 |
マイクロモジュールギア | なし | あり |
MGLスプールⅢ | あり | あり |
HAGANEギア | あり | あり |
21スコーピオンDCは22SLX DC XTと同様にI-DC5ブレーキを搭載していますが、スプール径が大きく、糸巻量が多いため、重いルアーや太いラインを使用する釣りに適しています。
22SLX DC XTはどんな釣りに向いている?
釣りの種類 | 対応ルアーウェイト | 適したロッドスペック | 推奨ライン | 特徴 |
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ブラックバス | 5g~15g | M~MHクラスのベイトロッド | ナイロン12~16lb | 広範囲を探るキャストが得意で、初心者にも扱いやすい |
シーバス | 8g~20g | M~MHクラス | フロロカーボン12~16lb | 遠投性能に優れ、広範囲を探れる |
チヌ(クロダイ) | 5g~12g | L~Mクラス | PEライン0.8号~1.5号 | 軽量ルアーを使用する繊細な釣りに対応 |
ロックフィッシュ | 10g~30g | MHクラス | PEライン1.5号~2.5号 | 大物狙いでもしっかりとした操作性を発揮 |
ビッグベイト | 20g~50g | XHクラス | PEライン2.0号以上 | 重たいルアーでもキャストでき、安定感がある |
22SLX DC XTは軽量ルアーからビッグベイトまで幅広い釣りに対応可能です。特に、ブラックバスやシーバス、チヌなどをターゲットにしたオールマイティな釣りに最適です。
また、遠投性能が高いため、広範囲を探る釣りにも適しており、特に近距離~中距離のキャスティングでは抜群の性能を発揮します。
フィネスなアプローチや狭い場所へのピンスポットキャストにも優れており、様々なシチュエーションで活躍できる一台です。