その軽量さと滑らかな巻き心地が大きな特徴で、
特にライトゲームや繊細な釣りに最適です。
一方で、初心者にはやや扱いにくい面もあり、
価格が高めであることもデメリットとして挙げられます。
23ヴァンキッシュの巻き心地・性能を検証
23ヴァンキッシュの巻き心地を徹底解説
項目 | 23ヴァンキッシュ C5000XG スペック |
---|---|
ギア比 | 6.2 |
実用ドラグ力 | 6kg |
最大ドラグ力 | 11kg |
自重 | 205g |
スプール径/ストローク | 52mm/19mm |
糸巻量 (ナイロン) | 3.5号-170m、4号-150m、5号-125m |
糸巻量 (フロロ) | 3号-190m、4号-145m、5号-115m |
糸巻量 (PE) | 1号-490m、1.5号-320m、2号-240m |
最大巻上長 (ハンドル1回転) | 101cm |
ハンドル長さ | 55mm |
ベアリング数 (BB/ローラー) | 11/1 |
23ヴァンキッシュの特徴
23ヴァンキッシュは、インフィニティドライブとインフィニティクロスが大きな技術的特徴です。
また、23ヴァンキッシュにはデュラクロスドラグも採用されており、従来のフェルトドラグと比較して10倍以上の耐摩耗性を実現しています。
インフィニティドライブがヤバい巻き心地へ
インフィニティドライブが巻き心地に与える影響は非常に大きいです。
通常のリールでは、巻き上げ時にメインシャフトと内部の摺動面が摩擦を起こしますが、インフィニティドライブはこの摩擦を最小限に抑えています。
結果として、軽く滑らかな巻き心地が実現しており、特に大物の魚を狙う際のパワーリトリーブ時でもストレスを感じにくくなっています。
また、細かなリトリーブ操作を行う際も、軽い操作感が釣り手の動きをダイレクトに反映してくれます。
これにより、より繊細な釣りが可能になり、ターゲットに対して細かくアプローチすることができます。
キャストの滑らかさ
23ヴァンキッシュの大きな魅力の一つが、スローオシュレート機能です。
この機能により、ラインがスプールに密に巻きつき、キャスト時のライン放出が非常にスムーズになります。
特に軽いルアーを遠投する際、通常はラインの放出時に抵抗がかかり、飛距離が落ちることがありますが、スローオシュレートによってその問題を軽減できます。
これにより、飛距離の向上が期待できるだけでなく、キャスト時のトラブルも大幅に減少します。
23ヴァンキッシュのデメリット
- 非常に繊細な巻き心地ゆえに、初心者には扱いにくい
- ハイエンドモデルであるため、価格が高め
まず一つ目は、非常に繊細な巻き心地ゆえに、初心者には扱いにくい場合があることです。特に、スローオシュレート機能が原因で、ライントラブルが発生しやすくなることもあります。
また、軽量化を追求した結果、耐久性がやや低くなる傾向も見られます。
もちろん、通常の釣りには十分な耐久性を持っていますが、過酷な状況下での使用や、大型の魚を狙う場合には注意が必要です。
さらに、23ヴァンキッシュはハイエンドモデルであるため、価格が高めです。
これは、性能に見合った価格とも言えますが、コストパフォーマンスを重視するアングラーにはやや手が出しにくい部分かもしれません。
23ヴァンキッシュの選ぶポイント・比較
どの釣りスタイルに最適?用途別選び方のポイント
23ヴァンキッシュは、特にライトゲームや繊細なリトリーブが必要な釣りに向いています。
アジングやメバリングなど、軽いルアーを使用する釣りでは、その軽さと操作性が大きな武器となります。
一方で、パワーが求められる釣りには22ステラなどの他のリールも検討するべきです。
23ヴァンキッシュはパワーリトリーブにも対応していますが、耐久性を優先するのであれば、ツインパワーやステラといったモデルが選択肢となります。
23ヴァンキッシュと23ステラの比較
項目 | 23ヴァンキッシュ | 22ステラ |
---|---|---|
価格 | ¥50,500(税込) | ¥72,194(税込) |
自重 | 140g | 260g |
最大ドラグ力 | 3kg (C2000S) | 11kg (4000XG) |
糸巻量 (PEライン) | 0.3-120m / 0.4-90m | 1号-490m / 1.5号-320m |
ギア比 | 5.1 (C2000S) | 6.2 (4000XG) |
最大巻上長 | 69cm (C2000S) | 101cm (4000XG) |
ベアリング数 (BB/ローラー) | 11/1 | 12/1 |
主な特徴 | 軽量で耐久性に優れ、感度の良い巻き心地 | 強力なドラグ力、滑らかな巻き心地 |
【記事のまとめ】
- 23ヴァンキッシュはシマノの最新技術「インフィニティドライブ」と「インフィニティクロス」を採用。
- 軽量かつ滑らかな巻き心地で、長時間の使用でも疲れにくい設計。
- スローオシュレート機能により、ラインの密巻きができ、キャスト時のトラブルが軽減。
- デュラクロスドラグで耐摩耗性が向上し、長持ちする。
- 繊細な操作が可能だが、初心者には扱いが難しい場合も。
- ハイエンドモデルのため、価格は高め。