シマノが誇るベイトリールのストロング系シリーズに、待望の「24スコーピオンMD 300」が登場しました。
青物や怪魚、ビッグバスまでカバーする、強靱なボディ&ハイラインキャパシティが魅力の新作リールを徹底チェックしてみませんか?
- 大型ルアーを遠投したいアングラー
- ブラックバスから青物・怪魚まで狙いたい方
- 前モデル&人気リールとの違いをを比較したい人
1) 24スコーピオン MD 300とは?
狙える魚種やおすすめのシーン
太糸でのパワーファイトを想定しているため、怪魚や大型青物、さらには巨大ブラックバスなど幅広い魚種に対応。
特にビッグベイトが主流になりつつあるバス釣りや、ソルトでの青物キャスティング、ロックフィッシュにも重宝します。
24スコーピオン MD 300は海水対応です。内部防錆処理が施されているため、淡水・ソルトを問わず安心して使用できます。
ロープロ型との違い
ロープロファイル型に比べて糸巻き量に余裕があり、大型ルアーを扱いやすいのが円形に近いMDデザインの強みです。
重心が下がりすぎず、強靭なボディと相まって大物の引きにも剛性を維持できる点が特徴です。
ボディ構造を見直したことで握り込みがさらに向上。手が小さい方でも安定したグリップが可能です。
2) 24スコーピオン MD 300の主な特徴
SVS∞(インフィニティ)MD TUNEでブレーキ力が向上
SVS∞(インフィニティ)MD TUNEが8ピン化され、外部ダイアル調整も細かく設定できるようになっています。
ジャイアントベイトや急な風にも対応しやすく、大型ルアーをストレスなくキャストできるブレーキ力を備えています。
ブレーキシューを多めにONにして、外部ダイアルで微調整するとバックラッシュリスクを抑えられます。
ハイラインキャパシティと8kgドラグで大物対応
糸巻量は25lb-135mまで対応し、重量級ルアーや大型魚とのファイトを想定。
最大ドラグ力8kgは怪魚や海の大型ターゲットとのパワーゲームでも安心感を与えてくれます。
PE4号-180m、PE5号-140m、PE6号-120mほどの容量となっており、オフショアでも活躍できる設計です。
剛性を高めるコアソリッドボディ&マイクロモジュールギア
一体成型構造「コアソリッドボディ」により、ねじれやたわみを抑えた高剛性を実現。
マイクロモジュールギアやX-SHIPも搭載され、滑らかな巻き上げと高い耐久性を両立しています。
ハイギア(7.6:1)ながらマイクロモジュールギアによって巻き重りを抑え、シルキーな回転を維持します。
3) 前モデル&人気リールとの違い
ここでは、前モデルである21スコーピオンMD300、23カルカッタコンクエスト300、21ダイワ タトゥーラ300との違いを比較表で見ていきましょう。
製品名 | 自重 | 最大ドラグ(kg) | ギア比 | 糸巻量(目安) |
---|---|---|---|---|
24スコーピオン MD 300 | 325g | 8 | 7.6 | 25lb-135m |
21スコーピオンMD 300 | 320g | 8 | 7.9 | 25lb-135m |
23カルカッタコンクエスト300 | 335g | 8 | 7.5 | 25lb-135m |
21ダイワ タトゥーラ300 | 325g | 13 | 6.3 or 8.1 | 25lb-145m |
21スコーピオンMD300との違い
従来モデルの21スコーピオンMD300はギア比が7.9と高く、より速い巻き取りが得意でした。
一方、24スコーピオンMD300はSVS∞MD TUNEのブレーキ強化とボディ剛性アップに注力。
怪魚相手の安定したパワーファイトを重視するなら新モデルが狙い目です。
21モデルは7.9でより速い巻きが可能。24モデルは7.6で巻き重りを抑え、操作性と安定性を向上しています。
23カルカッタコンクエスト300との違い
円形リールの最高峰であるカルカッタコンクエストとは、ブレーキシステムに大きな違いがあります。
カルカッタコンクエストMDはSVS+マグブレーキの複合構造ですが、24スコーピオンMD300は遠心ブレーキSVS∞によるシンプルさとコストパフォーマンスが魅力です。
カルカッタコンクエストMDのほうがワンランク上のフラッグシップで、価格も高めに設定されています。
21ダイワ タトゥーラ300との違い
ダイワのタトゥーラ300は最大ドラグ13kgと非常にパワフルなのが特徴。
一方、24スコーピオンMD300はドラグ力8kgながらも、ハイラインキャパシティや扱いやすい遠心ブレーキによって、
幅広いシーンでの使い勝手を重視しています。
ドラグ力の数値だけでなく、フィールドや想定ターゲットに合うかどうかが重要なポイントです。
4) 24スコーピオン MD 300はこんな人におすすめ
怪魚狙いのアングラー
コアソリッドボディの強靭さと8kgドラグによるパワーファイト性能は、ピーコックバスや海外怪魚の狙いにも安心。
長期間の遠征釣行でも耐久性の高さを実感できます。
内部防錆処理や頑丈なギア設計で、過酷な環境下でも高い耐久性を期待できます。
ロングキャストが必要なシチュエーション
ジャイアントベイトやビッグトップウォーターの遠投に威力を発揮します。
大型のシーバスやサーフ青物、陸っぱりで広範囲を攻めたいバスアングラーにもおすすめ。
ハンドル1回転あたり約103cm(※実測値)の巻き取りが期待でき、遠投後の回収もスピーディです。
太糸によるパワーゲームを重視する人
PE4〜5号クラスの太糸であっても十分なキャパシティを持ち、ラインブレイクを恐れず攻められる設計。
根が荒い場所や大型魚の突っ込みに負けない、心強いリールとなっています。
16〜25lbクラスまでスプールに余裕を持って巻けますので、ナイロン・フロロメインでも安心して使えます。
5) まとめ:24スコーピオン MD 300は“パワーファイト性能”をさらに高めた最新モデル
24スコーピオン MD 300は、強化された剛性ボディとSVS∞(インフィニティ)MD TUNEによる安定したキャスト性能で、大型魚とのパワーゲームを存分に楽しませてくれるフリースタイルリールです。
【参考リンク】
シマノ公式サイト