25アンタレスを使ってみた正直な感想——遠心ブレーキの「伸び」と23アンタレスとの差
25アンタレスが2025年3月に出た。アンタレスシリーズを使い続けてきた自分が一番気になっていたのは「23から何が変わったのか」という点だ。結論から言うと、遠心ブレーキの伸びが別次元に変わった。スプールが軽くなった分だけキャストの終速が伸びる感覚があり、同じ力でフルキャストしても着水点が明らかに違う。詳しく整理する。
25アンタレスの主な進化点
マグナムライトスプールⅣ+SVS∞の完成形
25アンタレスのコアはマグナムライトスプールⅣの採用だ。スプール自体の慣性が下がるため、キャスト初速からスムーズに回転が立ち上がり、終速まで失速しにくい。SVS∞(インフィニティ)ブレーキとの組み合わせで、ショートキャストでもフルキャストでもトラブルレスに飛ぶようになった。
スペックはスプール径37mm×21mm幅、ラインキャパ14lb-100m。23アンタレスと数値上は同じだが、スプール重量の差がキャストフィールに直接影響している。
サイレントドライブ・S3Dスプール・マイクロモジュールギア
駆動系にはサイレントドライブ(各部のガタつき・ブレを抑える精度設計)とS3Dスプール(スプール内部の重量バランスを最適化)を採用。巻き心地がシルキーで、魚を掛けたときの変な振動がない。マイクロモジュールギアとX-SHIPも継承されており、パワーロスが少なく重いルアーも軽く感じる。
- マグナムライトスプールⅣ:スプール慣性低下→終速の伸び
- SVS∞:外部ダイヤルでブレーキ微調整が可能
- サイレントドライブ:駆動部のガタをゼロに近づける
- S3Dスプール:回転時のブレを抑制
デザインと操作感
ガンメタ基調の落ち着いたカラーリングで傷や指紋が目立ちにくい。鏡面仕上げ特有の「扱いづらさ」がなく、フィールドで気を使わずに使える。クラッチの切れ味とSVS∞の外部調整ダイヤルは23から大きく変わっておらず、慣れたアングラーはすぐに使いこなせる。
23アンタレス・22エクスセンスDC・24メタニウムとの比較
| 項目 | 25アンタレス | 23アンタレス | 22エクスセンスDC | 24メタニウムDC |
|---|---|---|---|---|
| ブレーキ | SVS∞ | SVS∞ | 4×8DC | DC |
| スプール径/幅 | 37mm/21mm | 37mm/21mm | 38mm/21mm | 34mm/19mm |
| ラインキャパ | 14lb-100m | 14lb-100m | PE1-365m | 14lb-90m |
| 最大ドラグ | 5kg程度 | 5kg | 5kg | 5kg |
| 価格帯 | 5万円台 | 6万円台〜 | 6万円台 | 4万円台 |
| 主な強み | 遠投の伸び・汎用性 | 実績・安定感 | PEライン・ソルト特化 | DCバックラ防止・コスパ |
23アンタレスから買い替える価値はあるか
スプール構造が変わっているので、23アンタレスを使っている人が触れると「終速の伸びが違う」と感じるはずだ。遠投性能と静粛性の向上は体感できるレベルで、釣行回数が多い人なら買い替えを検討する価値はある。23を売って乗り換えるケースも多い。
22エクスセンスDCとの差
エクスセンスDCはソルト特化設計でPEラインを前提とした構造。ナイロン・フロロで広く使いたいなら25アンタレス、PE主体でシーバスや青物を本格的にやるなら22エクスセンスDCという棲み分けになる。
24メタニウムDCをあえて選ぶ理由
予算を抑えつつDCブレーキのトラブルレスな使いやすさを取るなら24メタニウムDCが現実的な選択だ。4万円台で手に入り、バックラッシュを恐れず振り切れる。25アンタレスへのステップアップ前の1台としても優秀だ。
https://tsurigood.com/25-ultegra/用途・予算別おすすめリール診断
釣りの用途と予算を選ぶと、今の状況に最適なリールを提案する。
🎣 ベイトリール選び診断
こんな人に向いている
- 遠投重視でフルキャストを繰り返す人:終速の伸びが活きる
- バス・ソルト問わずオールラウンドに使いたい人:汎用性が高い
- 23アンタレスユーザーでスプール進化を体感したい人:差は明確にある
- ビッグベイト(3〜4oz)も使う人:高剛性ボディが大物に対応
初心者が最初の1台として選ぶには価格が高め。DCブレーキがないので遠心ブレーキの調整に慣れが必要な点も覚えておきたい。入門者なら24メタニウムDCのほうがトラブルが少なく上達しやすい。
25アンタレス
遠心ブレーキの伸びを追求したフラッグシップ。スプール、ブレーキ、ボディが高次元で噛み合った現行最高峰のベイトリールだ。
22エクスセンスDC(ソルト・PE使用者向け)
ソルト特化のDCブレーキ搭載機。PEラインでのシーバス・青物に使うなら22エクスセンスDCが守備範囲の広さで最適な選択だ。
24メタニウムDC(コスパ重視・入門者向け)
DCブレーキがバックラッシュを自動制御するため、ベイトリール入門やルアーウェイトをよく変える釣りに向いている。4万円台で買えるコスパの良さも魅力だ。
まとめ
25アンタレスの進化の核心はマグナムライトスプールⅣによる遠投の終速アップだ。23アンタレスと比較すると「伸びが違う」と体感できるレベルで差がある。ソルト・バスを問わず遠投性能に投資できるなら、現行ベイトリールの中で最も満足度が高い1台になるはずだ。