プラグはワームでは攻略しきれなかった遠距離や異なるレンジを攻めることができます。高いアピール力と遠投性能を活かせば、今まで逃していたアジを仕留める可能性が広がります。この記事では、3種類に分けたおすすめプラグや使い方を解説します。
アジングプラグの選び方

プラグ選びのポイント

- 飛距離を最重視
- アピール性能重視
- フッキング率重視
プラグはボディに空気抵抗を受ける形状が多い分、飛距離性能をチェックすることが大切です。またアピール性能やフッキング率も重視すると、バイトの取りこぼしを減らせます。アジがどの層にいるか見極めながら適したタイプを選びましょう。
どちらも大切ですが、まずは狙いたい距離まで届くかを考えるのがおすすめです。そのうえでアクション性能を比較すると釣果アップにつながります。
カラー選び
プラグカラーの選択は水質や天候次第で大きく変わります。濁りが入っている場合にはチャートやピンクなどの明るいカラーを選ぶとアピールしやすいです。クリアな海では自然な色合いを活かすとアジが違和感なくバイトしやすくなります。
夜間はシルエットがはっきり出るダーク系やホロ系など、光を反射しやすいカラーが無難です。発光素材入りならさらに効果的です。
プラグ選びの注意点
- サイズの確認必須
- 使用レンジ把握
- トレブルフック意識
アジのサイズや活性に合ったプラグを用意することが大切です。小型過ぎると飛距離が不足する場合があり、大き過ぎるとアジが口を使いにくくなります。また、トレブルフックを使用するプラグはフッキング率が高い反面、根掛かりにも注意が必要です。
狙うアジの大きさで調整しましょう。小型アジなら小さめフックで掛かりを良くし、良型狙いなら標準サイズで安心です。
プラグが効果的なタイミング

アジが表層に浮いているときにはプラグの強いアピールが活きます。流れが速いエリアで遠距離を攻めたいときにも、ジグヘッドでは届きにくいポイントをプラグで攻略可能です。飛距離とアクションのバランスを上手に使い分けましょう。
基本的に潮が動いている時がチャンスです。干潮や満潮が重なって動きが鈍る時間帯は他のリグも試しながら変化を狙うといいでしょう。
アジングプラグの使い方

アクションのコツ
- ただ巻き主体で
- フォールで誘う
- 軽いトゥイッチ
アジングプラグはシンプルなただ巻きでも十分アピールします。フォール時に食わせの間を与えるとバイトを引き出しやすいです。軽いトゥイッチを入れて波動を与えながら、アジの追尾を誘導してみましょう。
十分釣れます。リフトでアピールし、フォール中に食わせるパターンはアジにも有効です。ただし根掛かりには注意しましょう。
使い方のコツ
アジがプラグに追尾するもののバイトしてこない場合は、アクションのピッチやスピードを変えてみるのが効果的です。単調に一定のリトリーブばかりではなく、ストップ&ゴーや小刻みなロッドアクションを織り交ぜましょう。
ルアーが泳ぐ感触をロッドで捉えながら、スピードを一定に保つのがおすすめです。一定の巻き上げでアクションを安定させましょう。
潮や時間帯のポイント
- 上げ潮の狙い方
- 下げ潮を攻める
- 夜間の常夜灯
上げ潮ではアジが岸近くに寄ってくるため、表層付近のただ巻きでチャンスが増えます。下げ潮では足下付近までフォールさせて広いレンジを探ってみましょう。夜間の常夜灯まわりはプラグのシルエットが効きやすく、バイトを取りやすいエリアです。
まずは表層のただ巻きでチェックします。反応が薄い時はフォールやドリフトを組み合わせて探ってみましょう。
細かいテクニック

朝まずめや夕まずめは光量の変化が激しく、プラグカラーによる反応が大きく変わることがあります。頻繁にカラーチェンジすることで、その時のベイトに近い色やアピール力の高い色を見極めながら攻略を進めましょう。
風でラインが流されやすいので、やや重めのプラグを使うかロッドを下げてラインスラックを抑えるのがおすすめです。
おすすめアジングシンキングペンシル5選
アジングのプラグの中でもシンキングペンシルはレンジキープ力と飛距離性能が魅力です。狙いたい層をしっかり攻めたいときに適したジャンルなので、特に活性が高い状況で活躍します。価格が安い順に5つご紹介します。
ダイワ 月下美人 澪示威R 45S

遠投性と小粒なシルエットが魅力で、中層~表層をテンポ良く探るのに最適です。初心者でも扱いやすい堅実なモデルです。
デュオ テトラワークス ユラメキ

比重が高くて飛距離を稼ぎやすく、回遊するアジを素早く探るのに向いています。潮通しの良いポイントで力を発揮します。
アピア パンチライン45

低速リトリーブでも安定したアクションを保ち、アジのバイトを引き出せます。サーチベイトとしても扱いやすい万能型です。
シマノ ソアレ ライズショット DI 35S

小型シルエットながら適度なウエイトで、近距離戦を繊細に攻略できる設計。港内や常夜灯周りで効果的です。
シマノ ソアレ ライズショット DI 46HS

6gのヘビーシンキングで遠投が可能。手早く広範囲を探りたい場合に重宝し、夜の回遊を待つときにも使いやすいプラグです。
おすすめアジングバイブレーションプラグ5選
バイブレーションプラグはしっかりとした波動でアピールするため、濁りや風の強い日など水中の視界が悪い状況で真価を発揮します。価格が安い順に5商品を紹介します。
ルーディーズ 魚子バイブ

小さなボディながら強い振動を放ち、活性の高いアジを素早く寄せます。ピンポイントでの攻略にも向いています。
ジャッカル ナノバイブ

超小型メタルバイブレーションで、アジに合わせた吸い込みやすいサイズ感を追求。ショートバイトにも対応しやすい設計です。
メガバス ビーグル

コンパクトサイズで高い安定感を誇り、スローからファストまで多彩なアクションに対応。手返し重視の釣りにおすすめです。
デュオ テトラワークス クラクラ

繊細なリフト&フォールで小刻みな振動を生み、深場に沈むアジの捕食スイッチを刺激。根掛かりに注意しつつ探ると効果的です。
バスデイ レンジバイブ45ES 鯵ing

ややヘビーな設計で遠投しやすく、深いレンジも効率的に探れるモデル。潮通しが良いエリアで抜群の威力を発揮します。
おすすめアジングミノープラグ5選
ミノープラグはリップによる水噛みが強く、レンジコントロールやウォブリングアクションでアジに強くアピールできます。表層~中層をしっかり攻略したい方におすすめです。価格が安い順に5つ並べました。
ダイワ 月下美人 アジング澪示威 SOLID

リップがしっかり水を噛んで潜行し、夜間の港内で活性が高いアジを狙いやすい設計。表層~中層を着実に探れます。
メガバス ビーグル

小型でも波動が強く、ジグ単ではアピールしにくい状況で活躍。スローでもしっかり水を掴むのでミスバイトが減ります。
ダイワ 月下美人 源五郎Z

シャローレンジを安定して泳ぎ、小刻みなウォブリングアクションがアジの捕食スイッチを刺激。手返しの良さも魅力です。
ダイワ 月下美人 夜霧Z

フローティングタイプで表層をしっかり泳ぎ、常夜灯下でシルエットを強調。スローからミディアムリトリーブに幅広く対応します。
シマノ ソアレ ライズショット 37F

フローティング設計で表層をナチュラルに演出し、アジが水面近くを意識する状況で釣果を伸ばせます。小場所攻略にも最適です。
使用時の注意点

根掛かりに注意
根掛かりはプラグ使用時によく起こるトラブルです。重心移動やリップの形状によっては着底しやすい場合もあるため、ボトム付近を狙うときにはこまめにリフトするなど工夫しましょう。潮位を把握し、無理に沈めすぎないことでロストを減らせます。
無理に引っ張らず、一度ラインを緩めてから別角度で軽く引くと外れやすいです。それでも無理なら糸を切って安全を優先しましょう。
フックの取り扱い
トレブルフックはフッキング率が高い反面、人や周囲の物に引っ掛かりやすい危険があります。ランディング中に暴れられるとケガをすることもあるので、フィッシュグリップやプライヤーを使って安全に魚からフックを外しましょう。
バーブレスならリリース時のダメージが減り、自分のケガのリスクも低減できます。エリアのルールやマナーにも配慮しましょう。
ラインのメンテナンス
プラグは通常のジグ単に比べて空気抵抗が大きく、ラインに負担がかかりやすいです。PEラインの表面にダメージが蓄積しやすいので、定期的に先端をカットして強度を保つと安心です。ドラグ調整と合わせてこまめに確認してください。
毛羽立ちが進むと強度低下が著しいです。高切れの原因になるので、早めに交換したほうが安全です。
記事のまとめ

- プラグは飛距離とアピール力が魅力
- サイズやウェイトをアジに合わせる
- カラー選択は水質や天候が重要
- ただ巻きやフォールでアクション
- フックはトレブルで掛かりやすい
- 根掛かりを防ぐレンジコントロール
- ラインメンテを怠らない
- 多彩な場面でワームと使い分け
アジングプラグは、飛距離やアクションの自由度を活かしてアジを効率良く狙える手段です。適切な選択と使い方で、ジグ単とは異なるパターンを攻略してみましょう。