雨が降る日はバスの活性が高まりやすい絶好のチャンス。ですが「どんなワームを使えば釣果アップにつながるのか」が気になりますよね。ここではバス釣り雨の日に有効なワームの選び方やおすすめワームを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
バス釣り雨の日に有効なワームの選び方

カラーはアピール度を上げる

・濁りを見越した濃い色
・コントラストがはっきり
・ラメ入りやパール系
雨の日は視界が悪く、濁りが入る場合も多いです。そのため濃いめのカラーやラメ入りタイプを選ぶと、しっかりとバスにアピールできます。マッディウォーター時には、コントラストの強い色を使うと効果的です。濁りが比較的少ない状況ではパールやシルバーラメなどキラキラ系もおすすめで、フォール中にフラッシングを発揮して存在感を高めます。
濁りが強いときは黒系やブラウンなどの濃い色が目立ちやすいです。水質がそこまで悪くなければパールホワイトやラメ入りも選択肢になります。
ボリューム感のあるシルエットを意識
雨で水位が上がるとバスが散りやすくなります。そんなときは太めボディやパドル系パーツ付きなど、シルエットが大きなワームで存在感を出すと良いでしょう。雨で濁った水中でも見つけてもらいやすく、バスに捕食のスイッチを入れやすくします。アームやテールが複数あるワームも効果的です。
バスが嫌うほど大きいサイズは避けましょう。適度に水を動かせるシルエットなら、雨の日でもスレにくく高アピールが期待できます。
アクションや波動が強めの形状

・ピンテールよりカーリーテール
・リブ付きのボディ
・水流をしっかり攪拌
雨で水流が変化する環境下では、カーリーテールやリブ付きの形状が効果的です。しっかりと水を動かして存在感を高めることで、バスの捕食スイッチを刺激します。特に波動が強いテールなら濁りの中でもアピールしやすく、ボトム付近や中層をスイミングさせても魚にアピールしやすいのが魅力です。
プレッシャーがかかっているときは強すぎる波動を嫌がるケースもあります。サイズやリグを調整して、バスの反応を見極めてください。
味や匂い付き(ソルトイン、フレーバー入り)ワームも検討
雨水が流れ込むと、水中の環境がガラリと変化し、バスは嗅覚を頼りに捕食する場合もあります。そこで塩味が付いたソルトインワームや、フレーバー入りのタイプを試すのも有効です。匂いでバスにアピールできるため、雨が降る状況でもバイトを誘発しやすくなるのがメリットです。
強めのフレーバーなら持続力がありますが、連続使用でやや薄くなります。気になる場合は小まめに交換してアピールを保ちましょう。
水深やポイントに合ったウェイト・リグの組み合わせ

雨で増水しているときは流れが速いポイントも出てくるため、シンカーウェイトを上げてボトムの取りやすさを重視すると良いです。逆に雨上がりでシャローを狙う場合は軽めのノーシンカーリグやネコリグなどで、自然なフォールを演出してバスを誘いましょう。フィールド状況に応じてウェイトを使い分けることが雨の日攻略の鍵です。
水深や流れによりますが、一度ボトムを確認し、層をずらしながら探ると効率的です。ゆっくり着底させるイメージで誘ってみましょう。
フィールドのプレッシャーに合わせたサイズ展開
雨の日でフィールドが混雑している場合、バスが警戒しているケースもあります。そんなときはワームのサイズを下げて喰い込みをよくしたり、逆にやや大きめにして強いアピールを行ったりと、反応を見ながら使い分けるのが大切です。シルエットを変えるだけでも釣果がガラリと変わるので、異なるサイズを用意しておきましょう。
ライトリグであればスピニングタックルを使い、ラインを細くして遠投性能をカバーしましょう。工夫次第で十分飛距離は稼げます。
【バス釣り】おすすめの雨の日に有効なワーム12選
ゲーリーヤマモト ヤマセンコー 5インチ

ノーシンカーでも自重10 g超の飛距離と強波動。濁りでも目立つ濃色が豊富。
ZOOM ベビーブラッシュホッグ 4インチ

4枚アームが水を掻き乱しアピール大。テキサスでカバー直撃に◎。
JACKALL フリックシェイク 5.8インチ

“く”の字曲がりボディが雨波立ち下でもナチュラルに艶めく。
KEITECH クレイジーフラッパー 3.6インチ

薄肉パドルが小刻みにバイブ、フリーリグで濁りのボトムを攻略。
Strike King レイジバグ 4インチ

レイジテール由来の強波動クローワーム。ブッシュ奥へピッチング。
Z-MAN GOAT 3.75インチ

耐久エラストマー素材で千切れにくく、長時間の雨でもコスパ◎。
Berkley マックスセント クリッターホッグ 4インチ

雨で薄まる匂い対策に強い高濃度フォーミュラ。ステイでも匂いで誘う。
OSP ドライブビーバー 3インチ

水受けフィンが微波動を連発。濁りシャローのバックスライドに最適。
deps デスアダーグラブ 4インチ

ツインテールの強ローリングで広範囲をサーチ。スイムジグのトレーラーにも。
Reins スワンプワーム 4.5インチ

細身ボディが“ずる引き”で濁り底を舐める。ネコリグで食わせ能力◎。
Megabass ハゼドンシャッド 3インチ

ハイブリッドパドルが雨流にも負けずに強フラッシング。ダウンショット好相性。
KEITECH スイングインパクト 3.5インチ

細リブ+ハイピッチテールで激しい水押し。チャターのトレーラーに定番。
【使用時の注意点】

フックの錆やタックルの防水を徹底
雨の日はタックルが濡れるのは避けられません。特にフックは湿ったまま放置すると錆びやすいため、使用後に十分な水分除去や防錆スプレーを行いましょう。リールのドラグ周りやベアリング部も濡れたままだと不具合が起きるリスクがあります。雨天釣行後はこまめにメンテナンスして、次回への備えを万全にしておくことが大切です。
はい。雨天用のレインスーツや防水バッグも準備すると、ワームや小物の保護に役立ちます。装備をしっかり防水することで集中して釣りが楽しめます。
視界が悪く足場に注意
雨の日はどうしても周囲の視界が悪く、地面も滑りやすい状態となります。足場の高さや斜面での立ち位置に注意しながら、落水や転倒しないよう万全を期しましょう。特に増水した河川や足元の見えづらい堤防などは思わぬ危険が潜んでいます。ヘッドライトやスパイクシューズなどを用意して安全面を意識してください。
夜間はさらに視界が低下するのでより注意が必要です。必ずライトを携帯し、足場を確認しながら行動するよう心掛けましょう。
バイトの出方に応じた合わせの強さを調整
雨が降ると水の流れや濁り具合が変化し、バスの捕食行動も微妙に違った反応になることが多いです。明確なバイトが出にくい場合もあるため、合わせを強く入れすぎないことが大切です。小さめのアタリでもしっかり待ってから合わせたり、バイトの出方に合わせて強弱を調整するとフッキング率が高まります。
違和感があれば少し送り込むのがベター。バスがワームを十分にくわえ込むまで時間をかけてから軽く合わせると失敗しにくいです。
記事のまとめ
- 雨の日は濃いカラーやラメ入りでアピール度UP
- ボリューミーなシルエットで存在感を高める
- カーリーテールやリブボディなど波動重視
- ソルトインやフレーバーで嗅覚に訴える
- ウェイトやリグは増水やポイント深度で調整
- サイズ違いでスレバス対策を工夫する
- タックルの防水や安全対策は入念に
- バイトパターンを見極め合わせの強さを意識
雨の日こそ、ワーム選びやリグを工夫することで釣果アップにつながります。視認性や波動だけでなく安全面のケアも大切にしながら、雨の日バス釣りを存分に楽しんでみてください。