宇崎日新〈ARES〉のBLUE PORTERシリーズは、イカメタル初心者でも扱いやすい操作性と国内ハンドフィニッシュの品質を両立しながら、実売3 万円台前半という高いコストパフォーマンスで人気です。
【コスパ最強】宇崎日新ブルーポーターイカメタルロッドの選び方
長さは5 ft 8 in(NKS)or 6 ft 3 in(IKM)で使い分け
- 船幅狭所に最適
- 取り回し重視
- 視線移動短縮
5’8”のNKSは取り回し優先で、狭い船団でも素早くアクションできます。6’3”のIKMはスイング幅に余裕があり、潮が速い場面でエギ移動量を確保できるため、イカを横方向に誘い上げたいときに有効です。
短尺のNKSは手元への振動がダイレクトに伝わりやすく、IKMは曲がりを活かした聞きアワセが得意です。持ち比べると違いは歴然です。
パワーは M=10‑35 号 / MH=15‑45 号 を目安に
Mクラスは10〜35号のシンカーで軽快に誘い、MHは15〜45号まで背負えるため、深場や速潮域で安定した姿勢をキープできます。船宿の推奨シンカーに合わせると失敗がありません。
扱えますが、ボトム感知を重視するならPE0.8号以上が安心。ラインブレイクのリスクも減らせます。
極細カーボンソリッド&蛍光ホワイト穂先
- 微細アタリ感知
- 夜間視認性↑
- しなやか復元
ティップは0.8 mm前後のカーボンソリッドで、蛍光ホワイト塗装によりLED集魚灯下でも視認性抜群。イカの触腕が“止める”だけの前アタリを逃さずフッキングへ繋げます。
通常使用なら問題なし。傷が付いたら補修ペンで塗れば視認性を維持できます。
粘りバット×クロス補強ブランクで根掛かりも安心
4軸カーボン×クロス補強により、曲げ込んでも粘り強く復元。根掛かり時はロッド角を下げラインを張り、バットの弾性で外すとブランクへのダメージを抑えられます。
PE0.6号なら1.5 kg前後、0.8号なら2 kg前後が目安。ティップ折損を防ぎつつイカを浮かせられます。
Kガイド+SiCリングのベイト仕様
Kフレームは糸抜け性能に優れ、リングはSiCなのでPE使用時も摩耗が少なくガイド鳴きも軽減。ベイトモデルはクラッチ操作が多く、トラブル削減は手返し向上に直結します。
508M(S)で9個、6.3 ft MH(B)で10個。トップはLGST、以降KTSG/KLSG構成です。
実売3 万円台前半で“国産ハンドフィニッシュ”
定価は3.4万〜3.7万円ですが、実売は2.9万〜3.3万円が相場。滋賀工場で一本ずつハンドフィニッシュされ、スレッド処理も美麗。量産品ながら所有感を満たしてくれます。
購入日より1年間の免責保証書付き。パーツ供給も5年以上継続予定です。
【コスパ最強】宇崎日新ブルーポーターイカメタルロッド5選
宇崎日新 ARES ブルーポーター IKM MH 6.3
6’3”ベイトモデル。粘り重視のブランクで水深50 m級でも安定操作。MHパワーなので45号シンカーまで背負え、潮速いポイントでもテンション抜けを防ぎます。
宇崎日新 ARES BLUE PORTER NK METALTIP 605M
6’5”スピニング。メタルトップ採用で微細な前アタリを電気信号のように伝達。中深場オモリグのラインメンディングも容易です。
宇崎日新 ARES ブルーポーター NK 70MH-B
7’0”ベイト。ブランク全体を美しいマジョーラ塗装で包み、所有欲を満たしつつ遠投性能を向上。MH設定でオモリグ兼用も可。
宇崎日新 ARES BLUE PORTER NKS METALTIP 508M
5’8”スピニング。テンポの速い“ドロッパー先行”リズムに最適で、手返し重視派におすすめ。メタルトップで掛け遅れを防ぎます。
宇崎日新 ARES BLUE PORTER NK METALTIP 605MH
6’5”スピニングのMHモデル。45号シンカー対応で深場イカメタルも余裕。メタルトップ×高弾性バットで掛けから浮かせまでスムーズです。
使用時の注意点
シンカー総重量は表記上限の80 %以内に
- 破断リスク減
- ダルさ防止
- 感度保持
表記上限ギリギリのシンカーはロッド全体に負荷が集中し、ティップ折損の原因となります。上限の80 %を目安にすると操作性と感度を維持しつつトラブルを抑制できます。例:MH45号表記→36号までが安全圏。
浅くてもシャクリ慣性で負荷は増えます。潮止まりで試す程度に抑え、基本は80 %以内が無難です。
ジャーク角度は水平±40°をキープ
ロッドを縦に煽り過ぎるとエギが急浮上してイカの足が切れやすくなります。水平を0°として±40°以内に収めると自然な上下動で抱かせられ、手首の疲労も軽減できます。
スマホの簡易傾斜計を船上で確認し、感覚を覚えておくと再現性が高まります。
釣行後は真水でガイドとジョイントを洗浄→陰干し
海水が乾くとガイドリングやスレッドに塩が結晶化し、腐食や固着を招きます。釣行後はシャワーで洗い、布で水分を拭き取り日陰で自然乾燥。フェルールの砂も流水で落としましょう。
40 ℃以上は接着剤が軟化する恐れあり。常温の真水が安全です。
ヒット後はロッド角45°以内+ドラグで“ためる→巻く”
イカは身切れしやすいため、ロッドを立てすぎず45°以内で根元に荷重を掛け、ドラグ滑りでショックを吸収。離水まで均一なテンションを保つとバラシが激減します。
船縁まで寄ったらドラグを少し締め、バットで持ち上げず抜き網を使うと安全です。
まとめ
- 5’8”は操作性重視
- 6’3”は深場適性◎
- M=10‑35号で標準
- MH=15‑45号で潮速OK
- 蛍光ソリッドで視認
- クロス補強で粘る
- Kガイドで糸絡み減
- 実売3 万円台前半
BLUE PORTERは国内仕上げと実戦スペックを備え、コスパ重視でイカメタルを始めたい方に最適です。モデルを選ぶ際は「長さ×パワー×釣り場条件」を基準にすると失敗がありません。