ぶっこみサビキアタリがわからない原因と対策
ぶっこみサビキのアタリが伝わりにくい理由
海底にオモリを設置することで、魚がエサに触れた際の微細な振動が仕掛け全体に伝わりにくくなります。
また、重いオモリを使用することにより、軽いアタリが竿先に反映されにくくなることも一因です。
これは特にアジやイワシなどの小型魚が相手の場合に顕著で、微細なアタリが見逃されることが少なくありません
。魚が掛かっても、アタリが明確に感じられず、釣り手が気づかないまま魚が逃げてしまうこともあります。
重いオモリがアタリを反映しにくくする
具体的には、オモリの重量が大きいと、魚がエサをつついた際に生じる力が竿先に伝わりにくくなります。
これは、オモリが仕掛け全体の動きを抑え込んでしまうためです。
特に、10号以上のオモリを使用する場合、軽いアタリでは竿先に動きが出ないことが多く、魚の存在を感知しづらくなります。
風や波の影響で更にアタリがわかりにくい
風や波が強いと、竿先が揺れ動き、その揺れが魚のアタリと区別しづらくなります。
特に風速が5メートルを超える状況や、波が1メートル以上ある場合には、穂先が常に動いているため、アタリを感知するのが非常に難しくなります。
ラインのテンションを保つ方法
ラインがたるんでいると、魚がエサをつついた際の振動が竿先に伝わらず、アタリを見逃してしまいます。
逆に、ラインを張りすぎると、仕掛け全体が不自然に動き、魚がエサに食いつきにくくなることがあります。
理想的なテンションは、竿先が少し曲がる程度にラインを張ることです。
竿先に注目する
特に風や波の影響が少ない時間帯では、竿先のわずかな動きがアタリの兆候となります。
また、夜釣りの場合は、竿先にライトを取り付けることで、暗闇でもアタリを見逃さないようにすることができます。
ぶっこみサビキのアタリを見極めるためのポイント
ぶっこみサビキに適した釣り場
理想的な釣り場は、足元に魚が溜まりにくく、遠投が必要な場所です。
例えば、沖にストラクチャー(岩礁、海藻など)や駆け上がりのあるポイントが最適です。
また、堤防や漁港の先端、沖堤防など、人が少なく、魚が多く回遊する場所も有利です。
一方で、遠浅のサーフや浅すぎる場所では、ぶっこみサビキの効果が薄れるため避けるのが賢明です。
どんなタックルを使えばいい?
長さは3~5m程度のものが理想的で、重い仕掛けを投げやすく、遠投性能も確保できます。
リールは3000~5000番のスピニングリールが適しており、ラインは4~6号のナイロンライン、または1~1.5号のPEラインを使用します。
コマセの放出量の調整方法
ぶっこみサビキでは、ロケットカゴを使用してコマセを放出しますが、コマセの硬さや放出量が重要です。
まず、カゴの穴を調整し、適切な量のコマセが放出されるように設定します。
具体的には、3回ほどしゃくるとコマセが出切る程度が理想です。
置き竿のドラグ調整
ぶっこみサビキでは、大物が掛かる可能性も高いため、適切なドラグ設定が求められます。
ドラグを緩めに設定することで、魚が掛かったときに竿が引きずり込まれるのを防ぎます。
ただし、緩めすぎるとフッキングがうまく決まらないため、竿先が少し曲がる程度に設定するのがポイントです。
【まとめ】

- ぶっこみサビキでアタリがわからない主な原因は、海底設置の仕掛けや重いオモリの使用です。
- 風や波の影響で竿先が揺れ、アタリが判別しにくくなります。
- 解決策として、ラインのテンションを適切に保ち、竿先に注目することが重要です。