鱈ジギングに適したベイトリールを選ぶには、深場への対応力やパワー、糸巻き量といった要素をしっかり押さえておくことが重要です。本記事では、リール選びのポイントと手動・電動リールのおすすめモデル、そして使用時の注意点を簡潔にまとめました。ぜひ参考にして、大型タラを狙いましょう。
- 鱈ジギングベイトリールの選び方
- 【手動】おすすめのタラジギングベイトリール8選
- テイルウォーク(tailwalk) リール エラン スーパーワイドパワー 2 71BL
- シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 トリウム 1500HG(右)
- シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 ジギング 17 グラップラー 301HG 左ハンドル
- PENN (ペン) FATHOM II 2speed FTHII15LD2 ファゾム2 2スピード
- AbuGarcia (アブガルシア) SALTY STAGE Jigging 右巻き パワーハンドル ハイギヤモデル
- ダイワ(DAIWA) カウンター付ベイトリール 20 ティエラ IC 105XH
- シマノ(SHIMANO) オフショア 両軸リール 23 オシアコンクエスト 201PG
- ダイワ(DAIWA) ジギングベイトリール SALTIGA(ソルティガ)300L
- 【電動】おすすめのタラジギングベイトリール5選
- 【鱈ジギングベイトリールを使用する際の注意点】
鱈ジギングベイトリールの選び方

ギア比(ハイギア or ローギア)の選択

・効率よい巻き上げ
・一日の手返し向上
・ローギアのパワー
ギア比の高さは手返しの速さに直結しますが、負荷がかかったときは巻き取りが重く感じることもあります。ローギアは巻き取り速度こそ遅めですが、大きなタラとのやり取りでパワーを発揮しやすいのが強みです。
フィールドの水深や狙いのサイズに合わせて選ぶことで、より快適な釣りが可能になります。
深場の重いジグを多用するならローギア、比較的浅場や手返しを重視するならハイギアがおすすめです。ご自身の釣りスタイルに合った方を選びましょう。
ドラグ性能と最大ドラグ力
ドラグ力の数値だけでなく、いかにスムーズに糸を送り出せるかも大切です。急に締めすぎるとラインブレイクのリスクが高まるので、ドラグ力は多少余裕を持ちつつも、滑り出しの良さを確認しましょう。大型タラ狙いであれば7~10kg程度を目安にすると安心です。
事前にドラグチェッカー等で確認し、実釣ではファイト中に微調整するのが理想です。締めすぎには注意してください。
ラインキャパシティ(スプールの糸巻き量)
・PE2号300m超
・水深分の余裕
・トラブル対策
鱈ジギングでは100m以上の水深を狙うことが多く、根掛かりやライントラブルを考慮すると、PEライン2号を300m以上確保したいところです。200m前後のポイントを狙う場合は500m程度巻ける容量が理想です。余裕を持った糸巻き量があれば急なトラブルにも対応しやすくなります。
はい。1.5号にすれば同じスプールでも多く巻けます。ただし、大物狙いでは強度面も考慮し慎重に選びましょう。
ボディやギアの耐久性・素材
大型魚とのファイトでは、リールに大きな負荷がかかります。アルミマシンカットやステンレスなどを使用したリールは剛性が高く、長期使用にも耐えやすいです。塩分による腐食を防ぐ加工が施されているかもチェックし、耐久性に優れたモデルを選びましょう。
浅い傷なら機能面に大きな問題はありません。ただし塩分が染み込むほどの傷は早めに処置する方が良いです。
ハンドル形状・ノブの使いやすさ
ハンドル形状はジギングのしやすさに直結します。丸型ノブはパワーをかけやすく、大型タラと対峙するときに頼りになります。T字ノブや卵型ノブは繊細な操作に向いており、好みや釣り方で使い分けが可能です。グリップ感や滑りにくさもチェックしましょう。
長いハンドルは巻き取り力が増し、大物の抵抗に負けにくくなります。ただし巻き取り速度は若干遅くなります。
自重(リールの重量)
鱈ジギングでは何度もボトムを取り直すため、リールの重さが腕への負担に直結します。軽いリールは操作しやすいですが、素材が弱いと壊れやすいのがデメリットです。適度な軽量化と高剛性のバランスを考慮し、無理なくシャクリ続けられるモデルを選びましょう。
扱いやすい範囲ですが、負荷が大きい場面では構造のしっかりしたモデルを選ぶと安心できます。
【手動】おすすめのタラジギングベイトリール8選
テイルウォーク(tailwalk) リール エラン スーパーワイドパワー 2 71BL
大口径スプールと強力ドラグが特長のモデルです。深場からの巻き上げがしやすく、剛性にも優れているため大型タラとのファイトで頼りになるリールです。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 トリウム 1500HG(右)
防水性と剛性を両立したトリウムシリーズ。巻き心地が良く初心者にも扱いやすいのが魅力です。コストパフォーマンスにも優れ、まずは1台という方にもおすすめです。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 ジギング 17 グラップラー 301HG 左ハンドル
軽量設計で操作性が高く、スロー系ジギングから中深海の鯛ラバまで幅広く活躍します。しっかりとした剛性も兼ね備え、巻き上げ時の安定感が好評です。
PENN (ペン) FATHOM II 2speed FTHII15LD2 ファゾム2 2スピード
PENN製リールらしい高い耐久性が魅力。潮流が強い海域や水深のあるポイントでもパワフルな巻き上げが可能です。頑丈なボディが長期的な使用に耐えます。

AbuGarcia (アブガルシア) SALTY STAGE Jigging 右巻き パワーハンドル ハイギヤモデル
パワーハンドル仕様で深場からの巻き取りもしっかりできるモデル。ハイギヤとの組み合わせによりスピードとパワーを両立しており、タラジギングで心強い存在です。

ダイワ(DAIWA) カウンター付ベイトリール 20 ティエラ IC 105XH
正確なタナ取りがしやすいカウンター機能付き。巻き心地の軽さと剛性を兼ね備え、多魚種にも対応可能。ハイパードライブデザインが安定したパワーを生み出します。

シマノ(SHIMANO) オフショア 両軸リール 23 オシアコンクエスト 201PG
高い剛性と滑らかな巻き心地が魅力のオシアコンクエスト。マイクロモジュールギアを採用し、深場でも安定したパワーを発揮します。あらゆるジギングで定評あるモデルです。

ダイワ(DAIWA) ジギングベイトリール SALTIGA(ソルティガ)300L
ダイワのフラッグシップベイトリールとして人気のソルティガ。防水機構や強靭なボディが特徴で、大型タラや青物を相手にしても安定したファイトが可能です。

【電動】おすすめのタラジギングベイトリール5選
シマノ(SHIMANO) 電動リール 23 フォースマスター 600DH
コンパクトながらパワフルなモーターを搭載。探見丸スケール機能やタッチドライブ操作が可能で、深場での探りもスムーズ。快適な電動ジギングが楽しめます。

ダイワ(DAIWA) 電動リール 23レオブリッツ S500JP
軽量設計ながら巻き上げ力が強く、深場の大型タラも楽に引き上げられます。ATDドラグシステムでショック吸収性が高く、ラインブレイクのリスクを抑えられるのも魅力です。

シマノ(SHIMANO) 電動リール 19 プレイズ 600
エントリー~中級者向けとして人気のプレイズは、操作がシンプルで扱いやすい点が魅力。コンパクトボディでも巻き上げ力は十分で、コスパに優れています。

ダイワ(DAIWA) 電動リール シーボーグ 400JL
JOGパワーレバーでスピード調整が簡単に行える人気シリーズ。マグマックスモーターを搭載し、巻き上げパワーと耐久性の両立に成功しています。深場攻略に最適です。

テイルウォーク(Tailwalk) リール エラン SW 電動 150
コンパクト設計と必要十分な電動機能が両立したモデル。中深海でのジギングをスムーズにこなせるパワーがあり、電動初心者にも扱いやすい点が評価されています。

【鱈ジギングベイトリールを使用する際の注意点】

ドラグセッティングの適正化
ドラグは強すぎるとラインブレイクのリスクが高まり、弱すぎるとファイト時間が長引きバレやすくなります。鱈ジギングでは深場から一気に引き上げる場面も多いため、ドラグを設定する際は少し余力を残しておくことが肝心。こまめに微調整しながら最適な引き出し加減を探りましょう。
バネばかりや専用のドラグチェッカーで確認します。実釣前に測定し、状況に応じて微調整するのが安全です。
定期的なラインチェック
真鱈が潜む根が荒いエリアを狙う場合、PEラインが岩や海底障害物で擦れることが多くなります。ひび割れや毛羽立ちがある部分を放置していると、大物が掛かった瞬間にラインが切れてしまうかもしれません。釣行中でもこまめに点検・交換してトラブルを回避しましょう。
負荷が掛かれば切れやすいです。小さな毛羽でも大物を逃す原因になるので、早めに切り詰めたり交換を検討してください。
使用後のメンテナンス
海水や魚の血などが付着したまま放置すると、腐食や塩ガミの原因となりリール性能が低下します。釣行後は真水でしっかり洗い流し、水分を拭き取りオイルを差しておくと長持ちします。ドラグ周りやハンドルノブなど稼働部分を重点的にメンテナンスするのがおすすめです。
短期的には問題ありませんが、塩分が残りやすい隙間を重点的に洗浄するとより安心です。洗浄後は十分に乾かしましょう。
記事のまとめ

- ギア比は釣法や体力に合わせる
- ドラグは数値とスムーズさが大切
- 糸巻き量は水深以上に余裕を
- 剛性あるボディ素材を選ぶ
- ハンドル形状で快適性UP
- 軽量化と強度のバランス重要
- ドラグは適度に微調整
- 定期的なメンテで長寿命化
鱈ジギングで使うベイトリールは、高負荷や深場での負担を考慮しつつ、快適にシャクり続けられるものを選ぶと釣果アップにつながります。選び方のポイントを押さえて、大型タラ攻略にチャレンジしてみてください。