今年も夏の最高気温が40℃近い昨今、炎天下の釣りでは熱中症リスクが急上昇し集中力も確実に奪われます。
そこで頼れるのが、首元を素早く冷やせる冷感タオル。
手軽で電源不要のこのギアをしっかり選ぶために、本記事では素材・サイズ・機能のチェックポイントと初心者でも扱いやすいおすすめ16製品、長持ちさせる使い方まで詳しく解説します。
【暑さ対策】夏の釣りに最適な冷感タオルの選び方

瞬間冷却素材(ポリエチレン冷感糸・キシリトール加工)
- 瞬間冷却繊維技術
- キシリトール加工冷感
- 速乾ポリエチレン糸
- 水分気化冷却効果
芯まで水を含ませ、軽く振るだけで約2℃〜3℃体感温度を下げられるのが特徴です。吸水繊維にキシリトールを配合すると、汗と反応して追加冷却が起こります。気化スピードが速いポリエチレン糸なら首元が常にドライで快適です。
海水でも冷えますが、塩分の結晶で繊維が硬くなります。真水で軽くすすげば吸水力と冷却力を保てます。
超吸水&速乾メッシュ構造
メッシュ構造は表面積を拡大して蒸発速度を高め、風が当たるとクール感が復帰します。厚手過ぎる生地は重くなるので、軽量メッシュが釣り向きです。
60g前後なら首負担が少なく、キャスト時の邪魔にもなりにくいです。
UVカット率90%以上・UPF30+
- UV90%以上遮断
- UPF30+認証
- 日焼け防止機能
- 首裏炎症対策
タオル生地でも紫外線カット性能が明示されたものを選べば、首裏の日焼け痛を防げます。UPF30+は日差しの97%を遮蔽しますので、日焼け止めの塗り直し回数を減らせます。
10回洗濯後でも90%以上を保つ製品が多いですが、柔軟剤は避けてください。繊維コートが剥がれにくくなります。
抗菌防臭加工(銀イオン・ポリジンなど)
汗や海水で雑菌が増えると臭いの原因になります。銀イオンやポリジン加工タオルなら、24h以上抗菌効果が続き、車内保管でも不快臭を防げます。
国際基準で安全性が確認済み。金属アレルギーの方は事前にパッチテストを推奨します。
サイズは100×30cm前後のロングタイプ
100×30cmのロングタイプは首~耳~後頭部まで覆え、日差しや照り返しから広範囲を守れます。収納時は三つ折りでポーチに収まり、持ち運び性も良好です。
軽量生地なら風圧も少なく、タオル端をライフジャケットに挟むとバタつきを防げます。
カラビナ付き収納ポーチ付属
通気孔付きポーチは使用後も蒸れにくく、カラビナでDリングへ吊るせば水滴が外に落ちます。手を空けたい岸壁移動中にも便利です。
ジップロックに小さな穴を数か所開ければ簡易通気ポーチになります。
【暑さ対策】夏の釣りに最適な冷感タオル16選
Fun Standard ふりふり冷感タオル君
ひも状グリップで5回振ると即冷却。190gと軽量なので首負担が少なく、抗菌加工済み。
イーナ -5℃冷感タオル
特殊高分子繊維で体感-5℃の冷却を再現。UPF30+で日焼け対策も◎。
withBambi 冷感タオル
水を吸うと模様が浮き出る視覚ギミック付き。100×31cmで女性にも扱いやすい。
小林製薬 熱中対策 冷やしタオル
メントール入りの瞬間冷却剤を内蔵。封を切るだけで15分冷却が続く使い切りタイプ。
花王 ビオレ 冷タオル
汗ふきシートと同素材。首に巻ける長さで、メントールで爽快感を強化。
大創産業 クールタオル
100均価格ながらポリエステル×ナイロン混紡で速乾。予備用におすすめ。
ELYYT Nuyoo 冷却クールタオル
銀イオン抗菌+UV90%カット。カラビナポーチ付属でアウトドア全般に◎。
白元アース 冷んやりタオル
高吸水ポリマー層で最大2hの冷却を維持。車内待機中にも重宝します。
シン・ネットワーク coolbit クールマフラータオル HCT-SP3

後頭部ホルダー付きでキャスト時もズレにくいプロ仕様。UPF50+。
白元アース アイスノン 極冷えタオル
冷凍庫で30分冷やすと-10℃級の冷感。短時間集中でクールダウン可能。
ファイントゥデイ SEA BREEZE クーラータオル

SEA BREEZE定番の爽快ミントをマイクロカプセル配合。振る度に香りが復活します。
iiもの本舗 クールタオル

重さ約60gで首負担最小クラス。無地カラーでタウンユースもOK。
西川 PEANUTS ひんやりマフラータオル

スヌーピー柄でお子さま向け。洗濯50回後もUPF30+を保持。
タオル研究所 冷却タオル

第三者機関テストで冷却持続120分を実証。吸水量120mlで水替え回数が少ない。
成願 ECO de クール パイルクールマフラー

再生パイル糸を40%使用した環境配慮モデル。ふわりとした肌触り。
Coolcore 冷感メカニズム スポーツタオル

特許「Coolcore®」素材が水分を温度ムラなく拡散し、結露感を抑えて冷却します。
使用時の注意点
海水で濡らしたあと真水で軽くすすぐ
- 塩分結晶防止
- 吸水力維持
- 繊維硬化対策
- 臭い軽減効果
海水のみだと繊維表面に塩が残り吸水性と柔軟性が低下します。釣り場の簡易水道やペットボトルの真水で5秒すすぎ、塩分を落としてから振ると冷却性能が復活します。
海水を絞ったあとタオルを日陰で扇ぎ、塩が浮いたら手で軽く払うだけでも効果があります。
振りすぎず「軽く3回」がおすすめ
強く振り続けると水分が飛び、生地が乾き過ぎてしまいます。軽く3回振って気化を促すと、最長30分クール感が持続します。
5回までならOKですが、重くならないよう途中で水分を絞って調整してください。
肌が冷えすぎたら一度外して風通し
長時間同じ部位を冷やし続けると血行が悪くなり、むくみや低温やけどの恐れがあります。休憩時にタオルを外し、日陰で風を通して体表温度を整えましょう。
脇・額などもOKですが、感覚が鈍い部位は冷え過ぎ注意。2〜3分毎に位置を変えて下さい。
釣行後は中性洗剤で手洗い→陰干し完全乾燥
柔軟剤や高温乾燥は吸水層を劣化させます。中性洗剤で軽くもみ洗いし、タオルを日陰で48h干して完全乾燥させると防臭効果が長持ちします。
ネットに入れ弱水流なら可。ただし脱水は1分以内に留め、陰干しで自然乾燥してください。
まとめ
- 瞬間冷却素材で即座に体温を下げる
- 超吸水メッシュは30分で再チャージ
- UVカットで首裏の日焼け防止
- 銀イオン抗菌で生乾き臭を撃退
- 100×30cmロングで覆う範囲を拡大
- ポーチ+カラビナで携行と隔離が簡単
- 海水後は真水すすぎで性能維持
- 軽く3回振って最長30分冷感持続
冷感タオルは選び方・使い方・保管方法の3要素を押さえれば、真夏の釣りでも集中力と体力をキープできます。熱中症を防ぎつつ快適に釣りを楽しみましょう。