ウナギ釣りは大型の魚を狙える「ぶっこみ釣り」の代表格です。中でもロッド選びは釣果を左右する大切なポイントとなります。この記事では、ウナギ釣りに最適なぶっこみロッドの選び方やおすすめ製品を詳しく解説していきます。
- ウナギ釣りに最適なぶっこみロッドの選び方
- 【初心者向け】ウナギ釣りに最適なぶっこみロッド8選
- 【中級者向け】ウナギ釣りに最適なぶっこみロッド8選
- ダイワ(DAIWA) バトルゲーム ブッコミゲーム(BG BKG) T MH480
- トルネードタマン烈風 PREMIUMEDITION 450/500 8号/10号
- ダイワ(DAIWA) 投竿/振出 PRIMESURF T(プライムサーフ) 25号~33号 各種
- ダイワ(DAIWA) 振出し投げ竿 LONGBEAM(ロングビーム) T 23号~33号 各種 (2023年モデル
- オルルド釣具 超高反発投竿 スーパーゴリルドBLUE 425 65号
- ダイワ(DAIWA) ショアジギングロッド エントリーモデル ショアジギング X
- UlTiMa アルテマ 徹底的喰い込み重視の投竿 BASIC SURF
- プロマリン(PRO MARINE)CB フィックスブレイド磯遠投 5-420
- 【使用時の注意点】
ウナギ釣りに最適なぶっこみロッドの選び方

ロッド長と投げやすさのバランス

- 遠投と携行性の両立
- 狭い場所での振り抜き
- 足場の高さを考慮
ロッドの長さは3m前後が扱いやすく、遠投性能と取り回しをバランス良く両立できます。広い川で遠くを狙う場面ではある程度の長さが必要ですが、足場の高い堤防や狭い水路などでは取り回しが悪くならないよう注意しましょう。狙うエリアと移動手段に合わせて適切な長さを選ぶと快適です。
移動時のスペースに余裕があれば長めのモデルでも問題ありません。長ければ広範囲を探りやすい反面、狭い場所だと扱いづらくなる点は考慮しましょう。
適合オモリ負荷・仕掛けウェイトの確認

ぶっこみ釣りでは、底をしっかりキープするためにある程度重いオモリが必要です。適合オモリ負荷をオーバーしないように注意しつつ、流れの強い場所なら少し重めを使って流されないようにします。仕掛けやエサの大きさも含めて、オモリ負荷の範囲を守ることでトラブルを防ぎやすくなります。
流されて根掛かりするリスクを下げるため、やや重めを選ぶことが多いです。ただし過度に重すぎると合わせが遅れやすくなるのでバランスが大事です。
バットパワーと粘り
- 障害物をかわす強度
- 食い込みへの対応
- 瞬発的なパワー伝達
ヒットしたウナギは障害物や岩などへ潜り込む性質があるため、ロッドのバット部に十分な強度が必要です。一方で、穂先部分はある程度の柔軟性が求められ、食い込みや前アタリを取りやすくしてくれます。根周りでやり取りする際は、胴に粘りがあるかどうかも大きなポイントとなります。
パワーと粘りは両立可能です。胴調子でも強度を持たせているロッドなら、大型ウナギが走っても安心して対応できるでしょう。
振り出しか並継か
振り出しロッドは仕舞寸法が短く、持ち運びやすいのが最大のメリットです。並継ロッドは継ぎ目が少ない分、パワーのロスが少なく強度面でも安心感があります。車移動が中心なら並継、電車移動が多いなら振り出しを選ぶなど、移動手段や釣行スタイルに合わせると釣りが快適になるでしょう。
傾向としては強度を高くしやすいです。大物や荒い流れを狙うことが多いなら、並継タイプも検討してみてください。
ガイドの強度とPEライン対応
PEラインを使うと、負荷がかかった際にガイドとラインがこすれることで大きなダメージが発生しやすくなります。そのため、摩擦に強いガイドやリング素材を採用しているロッドならラインブレイクやガイドの損傷を減らせます。特に大物狙いではガイドの強度は要確認です。
長期的に使うならコスパは高いです。頻繁に釣りへ行くなら、丈夫で軽量な素材を選ぶほど快適に使えます。
価格帯と長期使用のコストパフォーマンス
エントリーモデルは手頃な価格で複数本そろえられる利点がありますが、長く使うには耐久性がやや劣る場合があります。中級以上のモデルは品質が良く、トラブルが少ない傾向にあるため、結果的に出費を抑えられるケースもあります。ご自身の釣行スタイルに合わせて選ぶのがコツです。
複数のポイントを同時に攻めたい時やエサ違いを試したい時に便利です。一度にたくさんのアタリを待てるため釣果アップが期待できます。
【初心者向け】ウナギ釣りに最適なぶっこみロッド8選
ダイワ(DAIWA) 投げ竿 21 リバティクラブ ショートスイング 10号~30号

振り出し式で持ち運びやすく、初心者にやさしい投げ竿。適合オモリの幅も広く、いろいろなポイントを攻めたい方におすすめです。
Tsulino CHILLAX SURF スーパーロング 【投げ釣り・ぶっこみ釣り専用竿/5.3m振出竿】

5.3mという長さで遠投性能を重視したモデル。河川や大きな港でウナギを狙いたい方に向いています。
(FKS)タマンネクスト8-480 打ちこみ釣りの定番ロッド

大型根魚やタマンを想定したパワフルモデル。ウナギも障害物周りを逃げ回るため、強めの竿を探す方にぴったりです。
シマノ(SHIMANO) スピニング/ベイト兼用 ロッド 17 ホリデーパック

スピニング・ベイトどちらにも対応できる汎用性が特徴。手軽に持ち運べるパックロッドで、海や川でのウナギ釣りに最適です。
ダイワ(DAIWA) 磯/防波堤 LBT C(リバティクラブ) 磯風 3~5号遠投

遠投力とパワーを兼ね備えた磯竿タイプ。波止や堤防からの長距離ブッコミ釣りにも対応し、ウナギ以外のターゲットも狙えます。
Tsulino SEAWALL VERSATILE【堤防・防波堤で使える万能竿/

堤防や防波堤での多彩な釣りに対応するバーサタイルロッド。ウナギだけでなく様々な魚種を狙いたい人におすすめです。
Goture 磯竿 振出式ロッド 釣り竿

携行性とコスパの高さが魅力の振出しロッド。軽量設計なので、長時間の釣りでも疲れにくいのがポイントです。
磯竿 釣り竿 遠投 軽量 カーボン 3.7m 4.4m 5.1m
長さバリエーションが豊富で、遠投や近距離アプローチなど多彩なスタイルに対応。シーンを問わず使える汎用性が嬉しいロッドです。
【中級者向け】ウナギ釣りに最適なぶっこみロッド8選
ダイワ(DAIWA) バトルゲーム ブッコミゲーム(BG BKG) T MH480

ブッコミ釣り専用に設計されたパワフルモデル。MHクラスの硬さで、強烈な引きを制御しやすく、大型ウナギも狙いやすい1本です。
トルネードタマン烈風 PREMIUMEDITION 450/500 8号/10号

タマン専用ロッドの名の通り、モンスター級の引きにも対応できるバットパワーが魅力。超大物を狙いたい方におすすめです。
ダイワ(DAIWA) 投竿/振出 PRIMESURF T(プライムサーフ) 25号~33号 各種

投げ釣り向けとして人気のプライムサーフ。強度と軽さのバランスが良く、扱いやすさを重視する中級者にぴったりです。
ダイワ(DAIWA) 振出し投げ竿 LONGBEAM(ロングビーム) T 23号~33号 各種 (2023年モデル

遠投重視のロングビームシリーズ。ブッコミ釣りでも広範囲を探りやすく、大型魚の急な引きにも対応できる設計が魅力です。
オルルド釣具 超高反発投竿 スーパーゴリルドBLUE 425 65号
高反発設計で遠投性能とパワーを両立。ロングキャストを多用する方や、大型ウナギを狙いたい方に適しています。
ダイワ(DAIWA) ショアジギングロッド エントリーモデル ショアジギング X

ショアジギング用に設計されたエントリーモデルですが、重めの仕掛けも扱えるパワーを持ち合わせています。多目的に使いたい方へ。
UlTiMa アルテマ 徹底的喰い込み重視の投竿 BASIC SURF

穂先にやや柔軟性を持たせ、喰い込み性能を最優先したモデル。アタリを弾きにくく、大型ウナギの吸い込みにも対応しやすい設計です。
プロマリン(PRO MARINE)CB フィックスブレイド磯遠投 5-420

磯遠投モデルとして大物をしっかり受け止めるパワーを発揮。比較的安価ながら、堅実な作りで中級アングラーにも人気があります。
【使用時の注意点】

仕掛けの着底と流れを考慮し、根掛かりを回避

ブッコミ釣りは障害物周りを狙うことが多く、根掛かりが頻発しやすい釣り方でもあります。着底直後は糸ふけを少なくし、仕掛けが余計に動かないように工夫することが大切です。流れが強い場所ではオモリを重くするなど、流されにくい対策をとると根掛かりリスクを抑えられます。
投入地点を少しずつずらし、根の少ないエリアを探るのが有効です。障害物を事前に観察しておくのも大切ですね。
アタリを察知して、合わせは待ちすぎない

ウナギは居食いをすることが多く、前アタリが出ても本格的に動き出すまでに時間がかかる場合があります。しかし、あまりに待ちすぎると根に潜られたり、餌を飲まれすぎたりする可能性も出てきます。適度なタイミングで合わせを入れ、スッポ抜けを防ぎつつ根に入られる前に主導権を握りましょう。
前アタリ後にラインが動き始めたら、3~5秒程度で合わせる方が多いです。臨機応変に対応してみてください。
使用後のメンテナンスと泥・臭いの除去
ウナギ釣りでは泥や臭いが竿に付着しやすいので、釣行後はできるだけ早く水洗いしましょう。特にガイド周りや継ぎ目は念入りに泥を落とし、しっかり乾燥させてから収納します。また、中性洗剤を薄めた液で拭き取ると臭い対策にも効果的です。定期的に手入れをすることで道具が長持ちします。
もちろんです。ラインローラーやドラグ部分に泥や塩分が残ると故障の原因になります。ロッドと同時に清掃すると良いですね。
記事のまとめ

- ロッド長は3m前後で遠投と取り回しを両立
- 適合オモリ負荷で仕掛けをしっかり固定
- バットパワーが大物とのやり取りを支える
- 振り出しか並継かは携行性と強度で選ぶ
- ガイドはPE対応の耐摩耗性が重要
- 価格帯は耐久性と釣行頻度で決める
- 根掛かりを意識した着底管理が必要
- 使用後のメンテナンスで寿命アップ
ぶっこみロッドの選択で、ウナギ釣りの快適性と釣果は大きく変わります。ポイントを見極め、適したロッドを選ぶことで、大型ウナギとのエキサイティングなやり取りを楽しんでください。