『ティップランエギング』と『ボートエギング』は、どちらも船からアオリイカを狙う人気の釣法です‼︎
しかし、それぞれの違いや必要なタックル、持ち物について詳しく知らないと、自分の技術で釣果を上げられるか不安に感じる方も多いでしょう…
本記事では、両者の特徴や必要な装備を解説し、どちらの釣り方でも安心して釣果を出せるようサポートします‼︎
ティップランとボートエギングの基本的な違い
ティップランエギングとボートエギングは、アプローチや使用する道具が異なる釣法です。それぞれの特徴を理解することで、効果的な釣りが楽しめます。
ティップランエギングの特徴
- 船から深場のアオリイカを狙う
- 専用の重いエギを使用し、素早く着底させる
- ロッドの先端(ティップ)の微細な動きでアタリを捉える
ティップランエギングは、船を潮や風で流しながら行うため、広範囲を効率的に探れます。また、深場のアオリイカを狙うことで、大型の個体を釣り上げるチャンスが高まります。
ただし、繊細なアタリを見逃さないための集中力と、専用タックルの準備が求められます。
ボートエギングの特徴
- 広範囲のポイントを狙える
- 潮の流れを活用して釣る
- シャローからディープまで対応可能
ボートエギングは、陸からでは届かないポイントにアプローチできるため、アオリイカの釣果を大きく伸ばすことが期待できます。
また、潮通しの良い場所を選ぶことで、活性の高いイカを狙うことが可能です。
ティップランとボートエギングが向いている人とは
ティップランエギングとボートエギングは、どちらも船からアオリイカを狙う釣法ですが、釣り人の経験や好みによって適したスタイルが異なります。以下に、各レベルに応じたおすすめをまとめました。
初心者の方におすすめ
ティップランエギングは、エギを遠投する必要がなく、船を流しながらアタリを待つため、初心者でも簡単に始めることができます。
中級者の方におすすめ
ボートエギングは、キャスティング技術やエギの操作方法を駆使して広範囲を探るため、ある程度の経験が求められます。
上級者の方におすすめ
ティップランエギングは、繊細なアタリを捉える技術や深場での大型アオリイカを狙う戦略が求められるため、上級者の方にとって挑戦しがいのある釣法です。
自身の技術レベルや釣りのスタイルに合わせて、最適な釣法を選ぶことが大切です。
ティップランとボートエギングの使用タックルの違い
ティップランエギングとボートエギングでは、釣法に応じて適したタックルが異なります。それぞれの特徴を把握し、最適な道具を選びましょう。
ロッドの選択と特性
ティップランエギングとボートエギングでは、使用するロッドの特性が異なります。
以下の表は、それぞれの釣法に適したロッドの選択と特性をまとめたものです。
釣法 | 推奨ロッド長さ | 硬さ | 感度 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ティップランエギング | 6.5~7フィート | ミディアムライト (ML) | 高感度 | 繊細なアタリを捉えるため、短くて高感度なロッドが必要 |
ボートエギング | 7.5~8.5フィート | ミディアム (M) | 中感度 | 広範囲を探れるやや長めで操作性の良いロッドが適している |
ティップランエギングでは、船から垂直にエギを落とし、繊細なアタリを捉えるため、短めで高感度なロッドが適しています。
一方、ボートエギングでは、広範囲をキャスティングで探るため、やや長めで操作性の良いロッドが求められます。
リールの選択と特性
ティップランエギングとボートエギングでは、使用するリールの選択と特性が異なります。以下の表は、それぞれの釣法に適したリールの特徴をまとめたものです。
釣法 | 推奨リールサイズ | ギア比 | ハンドルタイプ | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ティップランエギング | 2500~3000番 | ハイギア | ダブルハンドル | 高感度と軽量性が求められるため、繊細な操作が可能なモデルが推奨されます。 |
ボートエギング | 2500~4000番 | ハイギアまたはローギア | シングルまたはダブルハンドル | 広範囲を探るため、巻き取り速度とパワーのバランスが取れたモデルが適しています。 |
リール選びは釣果に直結する重要な要素です。各釣法の特性に合わせたリールを選ぶことで、より快適な釣りが楽しめます。
ラインとリーダーの選択
ティップランエギングとボートエギングでは、使用するラインとリーダーの選択が異なります。
以下の表は、それぞれの釣法に適したラインとリーダーの特徴をまとめたものです。
釣法 | メインライン | リーダー | 特徴 |
---|---|---|---|
ティップランエギング | PEライン 0.6~0.8号 | フロロカーボン 2~3号 | 高感度で風の影響を受けにくい細いラインを使用。深場での繊細なアタリに対応。 |
ボートエギング | PEライン 0.8~1.0号 | フロロカーボン 2.5~4号 | キャスティング時の操作性と強度を兼ね備えたラインが必要。広範囲のポイント探りに適する。 |
ラインとリーダーの選択は、釣法や狙うポイントにより最適な組み合わせが異なります。ティップランエギングでは、深場での繊細なアタリを捉えるために高感度な細めのラインが適しています。
エギの選択と使い分け
シンカーの使用と調整方法
シンカーは、エギの沈下速度や飛距離を調整するために使用します。
潮流が速い時や深場を狙う際に、エギのシンカー部分に専用のチューニングシンカーを被せて重量を増やします。
誘い方とアクションの違い
ティップランエギングとボートエギングでは、誘い方とアクションに明確な違いがあります。以下の表にそれぞれの特徴をまとめました。
項目 | ティップランエギング | ボートエギング |
---|---|---|
船の動き | アンカーを使わず潮や風で船を流す | アンカーで船を固定して釣る |
エギの操作 | 船直下にエギを落とし、ラインを張ったままフォール | エギをキャストして広範囲を探る |
シャクリ方 | 水平にロッドを動かし、穂先で動きを感じる | 岸からのエギングと同様にロッドを振る |
アタリの取り方 | ティップ(穂先)の微細な動きでアタリを捉える | ラインやロッドの振動でアタリを感じる |
ティップランエギングは、船を潮に流しながら足元にエギを落とし込み、繊細なアタリを穂先で捉える釣法です。
一方、ボートエギングは船を固定し、キャスティングで広範囲を探るため、ラインやロッドに伝わる感触でアタリを感じ取ります。
持っていくべき全てのアイテム
基本的な持ち物:
- ロッド(ティップラン専用またはエギングロッド)
- リール(スピニングリール 2500~3000番)
- メインライン(PEライン 0.6~1.0号)
- リーダー(フロロカーボン 2~3号)
- エギ(2.5~3.5号、20~40g)
- スナップ(スイベル付き推奨)
- シンカー(10~50g、状況に応じて)
- シンカー固定バンド
- タックルボックス
- クーラーボックス
- ライフジャケット(桜マーク付き)
- ランディングネット
- キャップ
- 偏光サングラス
- イカシメツール
- レインウェア
追加で持っていくと便利なアイテム:
- 予備のラインやリーダー
- プライヤー
- フィッシュグリップ
- タオル
- 飲み物や軽食
- 日焼け止め
- 救急セット
- 防寒具(季節に応じて)
これらの持ち物を準備して、快適で安全な釣行を楽しみましょう。
記事のまとめ
- ティップランエギングとボートエギングは、船からアオリイカを狙う2つの釣法。
- ティップランエギングは、深場での繊細なアタリを穂先で捉える釣法。
- ボートエギングは、キャスティングで広範囲を探る釣法。
- 各釣法には専用タックルが必要で、ロッドやリールの選択が異なる。
- 必要な持ち物を準備することで、安心して釣行が楽しめる。
- 自分の釣り技術に合わせて最適な釣法を選ぶことが重要。
- どちらの釣法でも、正しい知識と準備で釣果を上げられる。