ロングエギングロッド(9ft以上)は遠投性に優れ、足場の高い場所でも快適に操作できるメリットがあります。本記事では、その具体的な利点と選び方のポイント、さらにおすすめのモデルや使用時の注意点を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
ロングエギングロッド(9ft以上)のメリット

遠投性能の向上

- ロングキャスト性能
- エギの操作性アップ
- 遠方攻略の幅拡大
9ft以上のロングロッドは反発力と振り抜きやすさが高く、遠投精度を向上させてくれます。離岸しているイカを狙う際や、堤防やサーフなど広範囲を探るシチュエーションで頼りになるのが魅力です。
ロングロッドなら振り抜きがしやすく、ある程度のコツをつかめば初心者でも遠投しやすいです。無理のないフォームで練習するのがポイントです。
ラインメンテ(糸ふけ管理)がしやすい
ロングエギングロッドなら、風や波でラインが乱れてもすばやく糸ふけを回収できます。エギの動きをダイレクトに把握しやすいため、微妙なアタリに気づきやすくなるのがメリットです。
常にラインテンションを意識し、糸ふけをこまめに取りましょう。特にフォール時やアクションの合間に糸ふけを調整すると感度が高まります。
足場の高い場所での操作が快適

- ロッド角度の自由度
- ラインの取り回し向上
- エギコントロールが安定
堤防や磯など高所からエギを狙う際は、ロングロッドがあると角度をつけやすく、エギのアクションも自在に行えます。波打ち際から距離があるポイントでもしっかりとエギを操作できるので、イカがいる層をより丁寧に探れるのが特徴です。
ロッドを立てやすいので素早く合わせやすいです。イカが乗ったらしっかりテンションをかけ続けてバレを防ぎましょう。
フォール時のアタリ把握が向上
イカのアタリは非常に小さいことが多く、ロングエギングロッドだとラインへの接触や重みの変化を見逃しにくい利点があります。微妙な違和感を早めに感じ取れるので、結果的にヒット率を上げやすくなるでしょう。
浅場や深場などポイントに応じて調整しましょう。ロングロッドならイカのタナを探りながらフォール時間を管理しやすいです。
イカの急な突っ込みを吸収しやすい
イカが急激に走るときでも、ロングロッドならうまく力を吸収し、バラシの確率を低く抑えられます。ドラグ調整ややり取り次第では、大型イカでも安心してファイトできるのが強みです。
やや緩めに設定してイカの走りをいなしましょう。ロッドとドラグの相乗効果で負荷を吸収し、バレを防ぐのがポイントです。
汎用性の高さ(他の釣りにも流用可)
ロングエギングロッドは軽いルアー操作にも対応できる柔軟性と、ある程度のパワーを兼ね備えています。一本で複数のターゲットを狙えるため、コストを抑えて釣りの幅を広げたい方にぴったりです。
専用ロッドを何本も揃える必要がなくなるので経済的です。状況に応じてルアーを変えながら楽しめます。
おすすめのロングエギングロッド(9ft以上)3選
シマノ(SHIMANO) エギングロッド 23 セフィア SS S93ML

軽量化と操作性を追求したモデルで、長時間のエギングでも疲れにくい設計。ブランクスの張りとしなやかさを両立しており、遠投からイカの取り込みまでスムーズに行えます。
ヤマガブランクス カリスタ 90LML/S ストリーム
繊細なティップと全体の張りがバランスよく、軽いエギもスムーズに操作できる設計。アタリを逃さずしっかり掛けられるため、初心者から上級者まで扱いやすい一本です。
シマノ(SHIMANO) エギングロッド 20 セフィア エクスチューン S92ML+ スピニングモデル (SiCリングガイド)

軽さと強度のバランスに優れ、風の強い日でも安定したキャストが可能。SiCリングガイド採用でライン放出もスムーズになり、繊細なアタリを捉えやすいのが魅力です。
使用時の注意点

先重り感と腕の負担に注意
ロングエギングロッドは長さゆえに先重り感が出やすく、長時間の使用で手首や腕に負担がかかります。リールの軽量化やロッドバランスの見直しを行うことで疲労を軽減できます。適度な休憩を挟むことも大切です。エギングはシャクリ動作を繰り返すため、道具の重量バランスが快適さを左右します。負荷を分散し、イカとのやり取りを楽しみましょう。
リラックスして大振りし過ぎないキャストがポイントです。腕全体を使うことで負担を分散し、長時間の釣りでも疲労を抑えられます。
風の影響を受けやすい
ロングロッドは竿自体が長い分、風による抵抗やラインの流されやすさが増します。横風が強いとキャスト精度が落ちやすいので、できるだけ風向きや風裏を考慮した立ち位置を探すと効果的です。重めのエギを選択したり、キャスト後にラインを素早くさばくなどの工夫で、エギの動きを安定させましょう。風が強い日は無理をせず、安全面にも配慮して楽しむことが大切です。
ラインスラックをこまめに取り、エギが流されないよう心掛けます。あえて飛距離を抑えたアプローチも選択肢の一つです。
狭い釣り座での取り回し
混雑した堤防や障害物の多いポイントでは、ロングロッドをフルスイングできない場合があります。周囲に人がいるときは、キャストの方向や振り幅に注意して事故防止に努めましょう。ロッドを立てる角度を少し変えるだけでも飛距離と精度は確保できるケースがあります。無理に振りかぶらなくても、短い振り幅でエギをコントロールしやすいのがロングロッドの利点です。
後ろをしっかり確認し、障害物に当たらないよう角度を調整します。安全にキャストできる範囲で少しでも飛距離を確保しましょう。
まとめ

- 遠投性能の向上
- ラインメンテのしやすさ
- 足場の高い場所で操作性UP
- フォール中の微妙なアタリを捉えやすい
- イカの突っ込みをいなしやすい
- 多目的な釣りへの流用が可能
- 先重り感への対策が必要
- 風や狭い釣り座への配慮が大切
ロングエギングロッドは遠投性や操作性に優れ、足場や狙い方の幅を広げられる反面、風の影響や先重りなどの注意点も伴います。適切な工夫をしながら活用すれば、安定したエギングを楽しむ大きな助けとなるでしょう。