エギングに挑戦したい初心者の方でも、イカをしっかりと取り込むためにはランディングネットが欠かせません。この記事では、予算1万円以内で買えるアイテムや選び方のポイントをわかりやすく解説し、安全かつ快適なエギングをサポートします。
エギングランディングネットの選び方

フレームの形状とサイズ

- フレームは丸型が主流
- サイズは40cm以上
- 大型イカ対策に余裕
フレームの形状は潮流やポイントにもよりますが、網枠が大きく丸いタイプがスタンダードです。サイズはイカの胴長を考慮しながら40cm程度以上を選ぶと安心感が増します。より大型のイカを狙う場合は、余裕をもったフレーム寸法を確保しておくと取り込み時のトラブルを減らせます。
エギングでは丸型が主流ですが、四角いフレームでも大きさに余裕があれば使用できます。円形の方がイカをスムーズに取り込みやすい点は覚えておきましょう。
ネット(網)の深さと素材
網は浅いとイカが暴れて抜け落ちるリスクが高まるため、ある程度の深さがあるものを選びたいところです。素材には軽量性や引っかかりにくさを重視したものが多く、特にPVCコーティングやラバーコーティングタイプはイカ墨などの汚れが落ちやすいのでお手入れも簡単です。
直接釣果に大きく影響するわけではありませんが、素材が扱いやすいとランディング時のトラブルが減ります。結果的に取り込み成功率が上がることもあるでしょう。
シャフト(柄)の長さと伸縮機能
- 取り回しやすい短め設計
- 遠くまで届く伸縮機能
- 堤防・磯での対応力
エギングは足場が高い場所や海面までの距離があるポイントで行うこともあるので、必要に応じて十分な長さが確保できる伸縮タイプのシャフトがおすすめです。仕舞寸法がコンパクトなものなら、持ち運びやすさと取り回しの良さを両立できます。なお、長すぎると扱いづらいので、狙う釣り場に合わせて最適な長さを選ぶと快適です。
足場の高い場所では届かない場合がありますが、足場の低い漁港などでは十分活躍します。ポイントに合わせて選ぶことが大切です。
フレーム・シャフトの素材と剛性
フレームやシャフトの素材にはカーボンやアルミなどが多く採用され、軽量かつ剛性を確保することが求められます。カーボン製は軽さと強さで人気がありますが、無理な負荷をかけたり硬い地面に強くぶつけたりすると破損リスクが高まるため、扱いには配慮が必要です。
アルミ製はカーボンよりやや重量は増しますが、比較的価格を抑えられます。負荷に強くコスパ重視で選ぶ方にはおすすめです。
ジョイント部の耐久性・ロック機構
ジョイント部はシャフトの繋ぎ目やフレームの取り付け部分など可動が多い構造のため、負荷がかかりやすい箇所です。しっかりとしたロック機構を備えているかどうか、素材が摩耗しにくいか、スムーズに分解・組立ができるかなどをチェックしておくと故障を予防しやすくなります。
塩ガミや砂の詰まりを防ぐため、使用後は洗浄や注油をすると長持ちしやすいです。特に海水や砂利が残りやすい部分は注意しましょう。
持ち運びと操作性(ベルトホルダーやコンパクト収納)
エギングではランガンスタイルも多いため、ランディングネットの持ち運びやすさは重視したいポイントです。折りたたみ機能やベルトホルダーがあるタイプは常に手に持たずに移動できるので、安全面でもメリットがあります。できる限り小さくコンパクトに収納できるものを選ぶと、タックル全体の携行性が上がるでしょう。
ランディングネット用のホルスターは市販されており、後付けも可能です。サイズが合うか確認してから購入すると安心です。
【1万円で買える】エギングランディングネット10選
メジャークラフト ファーストキャスト

リーズナブルな価格帯ながら、初心者から経験者まで幅広く使用されている定番モデル。長さや仕舞寸法のバランスもよく扱いやすいです。
KOMCLUB ランディングネット タモ網
カーボン製で軽量かつ剛性を確保。伸縮性と操作性を両立し、海・淡水どちらでも扱いやすい設計です。
おり釣具 小継ぎ ランディングネット & タモジョイント

小継タイプのシャフトで仕舞寸法が短く、移動時にかさばりにくい設計。タモジョイントも付属し、準備がスムーズにできます。
ドレス(DRESS) NEW ランディングネット
エギング以外の幅広い釣りにも対応可能。コンパクトな仕舞寸法とカーボン素材による軽量性で長時間の使用も快適です。
サンライク(SANLIKE) タモ網
カーボン素材を多用した軽量設計。折りたたみフレームを採用しているため、持ち運びやすく扱いやすいのが魅力です。
ツリノ (Tsulino) ランディングネットコンプリートリブート300

仕舞寸法が42cmと短いので、電車移動や徒歩でのランガンにも活用可能。エギング初心者にも扱いやすいセットです。
サンライク(SANLIKE)玉網
多段階伸縮タイプで、磯や防波堤など様々なポイントに合わせて長さを調整可能。使用後の収納性も高く便利です。
KOMCLUB 玉網 ランディングネット タモジョイント
タモジョイントを採用し、フレームの角度調整が可能。仕舞寸法がコンパクトで持ち運びもしやすいセットです。
JINKING 玉網 タモ網 ランディングネット伸縮
折りたたみ可能なフレームと小継シャフトで、収納力と機動性を重視。カーボン製で軽量さを確保しつつ耐久性にも配慮しています。
カーボン ランディングシャフト & ネットセット
軽量なカーボンシャフトとオーバールフレームのネットがセットになったモデル。取り回しのしやすさと強度のバランスが特徴です。
【使用時の注意点】

足場や周囲の安全を確認してから取り込み

エギングでは防波堤や磯など、足場が悪い場所で釣りをすることも多いです。ランディングネットを使用する際は、まず自分の立ち位置を安定させ、周囲に障害物や他の釣り人がいないかを確認しましょう。焦ってイカを取り込もうとすると、ネットが岩に引っかかったり、バランスを崩して落水する危険もあります。安全第一で慎重な動作を心がけてください。
最低でも自分の足元と両隣の釣り人、後ろを横切る人がいないかはチェックしましょう。周囲の安全が確保できてから取り込みに移ると安心です。
ネットやフレームへのダメージに注意
ランディングネットは、イカを取り込むときに岩や堤防の壁面に強く当たると破損するリスクがあります。特にカーボン製やアルミ製などの軽量素材は衝撃に弱い場合があるため、乱暴に扱わないようにしましょう。また、イカの墨や塩分が残った状態で放置すると素材の劣化につながります。使い終わったら素早くすすぎ洗いし、しっかりと乾燥させて保管することが大切です。
軽度の歪みなら修正できる場合もありますが、無理に直すと破損リスクが高まります。メーカーや専門店に相談するのがおすすめです。
使用後の塩分・墨汚れ除去
イカ釣りでの墨汚れはネットやフレームに付着しやすく、そのままにしておくと素材が劣化したり臭いの原因にもなります。塩分も同様で、金属パーツの腐食を進めることがあるため注意が必要です。そこで、釣行後は早めに真水で洗い流し、柔らかい布やスポンジを使って汚れを丁寧に拭き取るようにしましょう。きちんと乾燥させてから保管すると長持ちします。
早めに水で洗い流し、ネットやフレームの隙間もしっかりすすぐと比較的落としやすいです。放置して乾くと固着してしまうので注意しましょう。
まとめ

- ランディングネットはイカを確実に取り込むための必須アイテム
- フレーム形状やサイズは釣り場・対象サイズで選ぶ
- ネット素材は軽量かつ汚れが落ちやすいものを重視
- 伸縮シャフトは足場の高い場所でも活躍
- 剛性が高い素材なら大型イカにも対応可能
- ジョイント部の耐久性・ロック機構も要チェック
- コンパクトに収納できるモデルは持ち運びしやすい
- 使用後の汚れ除去とメンテナンスで長持ちさせる
エギングランディングネットはサイズや素材、機能性など多くのポイントを考慮して選ぶことが大切です。今回紹介した選び方のコツを参考にすれば、自分に合ったアイテムを見つけやすくなるでしょう。ぜひ快適なエギングライフを楽しんでください。