エクセルのウェーダーは蒸れる?|3000円台で買える70Dの限界と使いどころ
Amazonで「ウェーダー」と検索すると、必ず上位に出てくるのがX’SELL(エクセル)の70Dチェストハイウェーダーです。3000〜4000円台という圧倒的な安さで、「とりあえずウェーダーを試してみたい」という初心者が真っ先に手を出します。
ただ、レビューを読み込むと「蒸れて中がビチョビチョ」「1回目から水漏れ」「サイズが合わない」という声がかなり多く見つかります。結論を先に言うと、エクセル70Dは春・秋の短時間釣行に限定して使うならアリです。夏は地獄、冬は寒い、1年で膝が破れる消耗品と割り切れるかどうかがすべてです。
この記事では、エクセル70Dウェーダーの限界と使いどころを、価格と季節の両面からまとめました。
Amazonレビューで多い不満パターン
エクセル70Dウェーダーの低評価レビューを全部読んだ。不満は大きく4パターンに分かれる。
不満①:中がびしょ濡れになる
一番多い不満がこれ。「水漏れだ!」と思ってレビューに星1を付ける人が多いが、実際は自分の汗であることがほとんど。
70Dナイロンには透湿性がないので、体から出た水蒸気が内側で結露して溜まる。特に歩き回ると顕著。
不満②:サイズ表通りに買ったのにキツい
エクセルのサイズ表は足のサイズ(靴のサイズ)しか書いてない。ふくらはぎが太い人、太もも周りが大きい人が「足のサイズだけ」で選ぶとパンパンになる。
特にチェストハイはお腹周りから足先まで全部つながっているので、体型全体で考える必要がある。
不満③:初回で穴が開いていた
個体差の問題。3000円台の製品なので品質管理にバラつきがある。
届いたらまずお風呂場で水を入れて漏れチェックしてから使うのが鉄則。初回釣行で発覚すると萎える。
不満④:夏は暑すぎて使えない
70Dは一番薄い生地だが、ナイロンPVCなので通気性ゼロ。真夏に着ると体感温度が5℃以上上がる。
サウナスーツ状態になるので、夏に使おうとしている人は覚悟が必要。
「水漏れ」の正体は自分の汗
シマノの公式サイトにも書いてあるが、透湿性のないウェーダーでは汗による内部結露が起きる。これを水漏れと勘違いする人が非常に多い。
- 本当の水漏れ:特定の1箇所だけ集中的に濡れる。穴の位置がわかる
- 汗・結露:全体的にしっとり濡れる。特に膝裏・太もも内側が顕著
見分け方は簡単。ウェーダーを裏返して水を入れてみる。穴があれば水が漏れる。漏れなければ汗。
対策としては速乾インナーを下に着ること。綿のスウェットを履くと最悪で、汗を吸って重くなる。
サイズ選びの落とし穴
エクセルのサイズ表は「足のサイズ(cm)」しか書いてない。でも実際に重要なのはこっち:
- ふくらはぎの太さ:最重要。太い人はワンサイズ上げないとパンパン
- 太もも周り:チェストハイは脚全体を覆うので太もも太い人も注意
- 身長:背が高い人は股下が足りなくなる
迷ったらワンサイズ上を買うのが鉄則。ウェーダーは大きい分にはベルトで調整できるが、小さいとどうしようもない。
足のサイズが26cmでもふくらはぎが太い人は3Lや4Lが必要なケースがある。
70Dナイロンの寿命はどれくらいか
70Dの「D」はデニール(糸の太さ)。エクセルの70Dは最薄モデルで、岩場や牡蠣殻で簡単に穴が開く。
同社の420Dモデルは6倍の厚さがあって耐久性が段違いだが、その分重くて蒸れる。
| 使い方 | 70Dの寿命目安 | 壊れる箇所 |
|---|---|---|
| 砂地・泥底のみ | 1〜2年 | ソールの剥がれ |
| 岩場・テトラ帯 | 半年〜1年 | 膝・すね部分の穴 |
| 牡蠣殻の多い干潟 | 3〜6ヶ月 | 足首〜膝に無数の傷 |
補修キットが付属しているので小さい穴はパッチで直せるが、膝まわりが広範囲に薄くなると補修不能。
「年1回買い替える消耗品」と考えれば3000円は安いが、1万円の透湿モデルを2〜3年使う方がトータルで安いケースもある。
使えるシーズンと使えないシーズン
| 季節 | 快適度 | コメント |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | ◎ | ベストシーズン。気温15〜25℃なら蒸れも寒さも少ない |
| 夏(6〜8月) | ✕ | サウナ状態。熱中症リスクあり。朝マズメの1〜2時間が限界 |
| 秋(9〜11月) | ◎ | 春と同様に快適。シーバス・ハゼのシーズンに合う |
| 冬(12〜2月) | △ | 保温性なし。厚手インナーを着込めばギリギリ使える |
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予算別おすすめ
① エクセル チェストハイウェーダー 70D——とりあえず試したい人向け
3000〜4000円で買える最安ウェーダー。「ウェーディング自体が自分に合うかどうか試す」目的なら最適。
春秋の短時間釣行限定で、消耗品と割り切って使う。壊れたら次のステップに進む判断材料になる。
② プロックス テフロンポリエステルウェーダー——1万円で長持ちする定番
テフロン撥水加工+しっかりしたポリエステル生地で耐久性がエクセル70Dの3倍以上。サイズ展開もSSから5L/6Lまで豊富。
「最低でも2年は使いたい」「岩場やテトラで使う」なら最初からこっちを買った方がトータルで安い。
③ プロックス ブリザテックポリカウェーダー——透湿防水で蒸れない
「蒸れるのが絶対に嫌」という人はこれ。透湿防水素材(ブリザテック)で汗の水蒸気を外に逃がす。
1万円台後半〜2万円だが、エクセルを毎年買い替えるよりコスパがいい。夏以外のオールシーズン快適に使える。
よくある質問
使えなくはないが、保温性はゼロ。中に厚手のフリースパンツやネオプレンインナーを履けば12月くらいまではいける。1〜2月の冷え込みには正直厳しい。
岩場やテトラで使うなら420D。砂浜・干潟のみなら70Dでもいい。420Dは重くて蒸れるが耐久性が段違い。70Dは軽くて動きやすいが消耗が早い。
小さい穴(5mm以下)ならパッチで直せる。ただし膝まわりが広範囲に薄くなった場合は補修不能。パッチを3枚以上貼る状態になったら買い替え時。
まとめ
エクセル70Dウェーダーは「安さで試す」ための道具。長く使うものではない。
- 春・秋の短時間釣行 → エクセル70Dでアリ(消耗品と割り切る)
- 夏 → 何を着ても地獄。朝マズメ限定
- 岩場・テトラメイン → 最初からプロックスのテフロンモデルが正解
- 蒸れが絶対イヤ → ブリザテック透湿モデルを選ぶ
- サイズは迷ったらワンサイズ上。ふくらはぎの太さが最重要
※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。