釣り中に悩まされる蚊やブヨをはじめとする虫対策は、快適な釣行に欠かせません。この記事では、虫除け成分や使い方のポイント、そして「最強」と呼ばれる虫除けアイテムを厳選して紹介します。ぜひ参考にして、刺されない快適な釣りライフを手に入れてください。
釣り虫除け用品の選び方

使用環境と虫の種類に合わせた成分の確認

・ディートやイカリジンなどの主成分
・ブヨやアブ対策に効果的な製品か
・蚊以外の虫に効くかどうか
釣りの虫除けでは、どんな虫が発生しやすい環境かを考慮して成分をチェックします。ブヨやアブなど皮膚を噛む虫にはディート濃度が高い製品やイカリジン配合が有効です。海ではヌカカやハエ類にも対応できるかを確認しておくと安心。成分の濃度が高いほど効果時間は長くなる一方、肌への刺激が増える場合もあるので注意しましょう。
海外では種類が多い蚊にも対応できる高濃度ディートやイカリジンの製品が有効です。
ただし、渡航先の規制にあわせて持ち込めるか事前にチェックしておくと安心です。
肌への刺激と使用対象者の安全性
虫除けスプレーやローションは、大人でも刺激を感じる場合があります。とくにディートが30%配合されたアイテムは効果が強い反面、12歳未満への使用が制限される場合もあるので事前に確認しましょう。敏感肌の人や小さなお子さんにはイカリジンや天然由来成分のものが適しています。
12歳未満の子供には濃度30%のディートは推奨されません。
イカリジン配合や低濃度製品を選び、パッケージの注意書きを守って使用しましょう。
持続時間と再塗布の必要性
・汗で流れやすいか
・5~8時間などの表記を確認
・塗り直しのタイミングを把握
ディート濃度やイカリジン配合などにより、持続時間は製品によって異なります。中には5時間から8時間効果が期待できるものや、さらに長時間保護をうたう製品も存在します。ただし釣りでは腕まくりや水辺の作業で濡れてしまい、虫除け成分が落ちやすいものです。時間を目安にこまめに塗り直すことで最適な効果を維持しましょう。
目安は4~5時間に1回ですが、濡れたり汗をかいた時は早めに再塗布が必要です。
蚊やアブが気になりはじめたら、その都度追加するのがおすすめです。
におい・付着したときの感触
虫除けの匂いは、柑橘やミント系の香りから無臭タイプまでさまざまです。また、ジェルやクリームタイプは塗り広げやすい反面、ベタつきがやや気になるケースがあります。エアゾール式は全身へスピーディに広げられますが、噴きつけ時に周囲への拡散が大きいのも特徴。使用場所や個人の好みに合わせて選ぶと快適です。
無香料や爽快なハッカ油配合タイプがおすすめです。
匂い残りを防ぐにはタオルなどで拭き取り、早めにシャワーなどで洗い流すと良いです。
スプレー or ローション / ジェル / ウェットティッシュ型
釣りでの虫除けは、素早く散布しやすいスプレータイプが人気です。荷物が多くなるなら、コンパクトなローションやジェルも便利。さらにサッと拭き取って使えるウェットティッシュ型は、手軽さが魅力。どれも一長一短があるので、自分のスタイルに合った形状を選ぶとストレスが減ります。とくに塗りにくい場所にも塗りやすい形状かがポイントです。
雨や濡れが多いなら、ローションやジェルが落ちにくいです。
スプレーだと塗り直しがしやすい反面、水分で流れやすいので注意しましょう。
耐水性・汗への強さ
最近は汗に強いと表記されたアイテムも増えていますが、完全防水ではないため汗や雨で流れる可能性が高いです。とくに夏場の釣りでは水しぶきも多いので、時間ごとにチェックして再度塗り直しましょう。耐水性が高い場合でも、魚を触った手を洗ったりすると部分的に効果が落ちる場合があるため注意してください。
製品によりますが、汗をかけば約4時間程が目安です。
気になったら早めに追加することで虫除け効果をしっかり保てます。
【最強釣り虫除け】スプレー(エアゾール/ミスト)タイプ おすすめ5選
フマキラー スキンベープミスト プレミアム 200 mL

ディートに代わる成分として注目されるイカリジン15%を配合し、6~8時間の虫除け効果を発揮します。パウダーインでべたつきにくく、赤ちゃんから使える処方が魅力です。無香料タイプなので、釣り中も快適に使用できます。
アース製薬 サラテクト ミスト 虫よけスプレー しっとり 200 mL

ヒアルロン酸Naやセラミドなど保湿成分を配合したしっとり感が特徴。ディート10%で蚊やブヨ、マダニなど幅広く対応でき、汗で流れやすい季節にも比較的残留力があります。肌が乾燥しやすい方にもおすすめです。
KINCHO プレシャワー DF 無香料 200 mL

ディートを含まずイカリジン配合のため、服やアクセサリーへのダメージが少ないのが利点。衣類の上からも使用できるので、ルアー釣りなど頻繁に移動するときに重宝します。香りが苦手な人にも嬉しい無香料タイプです。
ヒバウッド クール 天然成分虫よけスプレー 250 mL
ヒノキ由来のヒノキチオールに加え、ハッカ油の清涼感をプラスした天然成分の虫除け。持続時間はやや短めですが、自然な香りが好きな人や肌が敏感な方に人気です。ベタつきの少ないクールな使用感も特徴。
Sawyer Premium Insect Repellent 20 % Picaridin スプレー 3 oz

北米のアウトドアシーンで高評価を得るピカリジン20%配合のロングラスティングスプレー。無香料なので釣りの際も匂いを気にせず使えます。12時間の保護が期待できますが、濡れた環境での使用はこまめな塗り直しがおすすめです。
【最強釣り虫除け】ローション/ジェル(肌に塗る)タイプ おすすめ5選
アース製薬 サラテクト & moist 虫よけローション 150 mL

しっとりとしたローションタイプで、乾燥が気になる釣り人にぴったり。ディート10%配合でブユやアブなどにも効果的です。塗り広げやすく、汗で流れても追加塗布しやすいメリットがあります。
フマキラー 天使のスキンベープ ジェル プレミアム 50 g

アルコールフリー処方で、小さなお子さんや敏感肌の方でも安心して使いやすいジェルタイプ。イカリジン配合で強力ながら、肌にもやさしい設計。塗布後のベタベタ感が少ないのがポイントです。
Sawyer Premium Insect Repellent 20 % Picaridin ローション 4 oz

ピカリジン20%配合の長時間持続型ローション。最長14時間の防虫効果が期待できますが、釣りでは濡れや擦れにより短くなるため早めの再塗布が大切。無香料なので匂いが苦手な方にもおすすめです。
イグザス 「蚊・刺せない」ローションタイプ 50 mL

植物由来のエキスをベースに作られた低刺激処方。蚊やブヨはもちろん、マダニやアブにもある程度対応が可能です。刺激の強い虫除けを避けたい人や、軽い渓流釣りなどに向いています。
池田模範堂 ムヒの虫よけ ムシペールα30 60 mL

ディート30%と高濃度で、蚊はもちろんブヨやアブもしっかりガード。医薬品扱いのため12歳未満は使用できない点には注意が必要です。渓流や藪こぎが多いタフな釣行で頼れる製品です。
【最強釣り虫除け】リストバンド/ブレスレットタイプ おすすめ5選
アース製薬 虫よけブレスα ミッキー&ミニー 30個入

さりげなく手首や足首に装着するだけで、虫除け効果が得られるリストバンド。かわいいディズニーデザインで子供も嫌がらずにつけやすく、レジャーシーンを盛り上げてくれます。
アース製薬 虫よけブレスα プーさん 30個入

レモンユーカリの香りが特徴で、約12時間の虫除け効果をうたっています。手軽に装着でき、子供から大人まで使いやすいキャラクター入り。ディート成分などを使わないので肌に直接塗りたくない方にも◎。
PARA’KITO スポーツバンド ブラック

アウトドア派に人気のPARA’KITOシリーズ。交換式ペレットをセットするだけで約15日間連続使用可能。スポーツバンドはストレッチ素材を採用し、防水性も高く海や渓流釣りに適しています。
PARA’KITO グラフィックバンド トロピカル

南国感のあるデザインで、ペレットの交換が終わっても替えペレットを入手すれば何度でも使えます。蚊が多いキャンプ場や管理釣り場でも役立つ手首や足首用のデバイスです。
PARA’KITO カラーバンド スカイブルー

面ファスナー式でサイズ調整が簡単。付属のペレット2個を使い切れば追加購入で繰り返し利用可能。色違いで家族と分けて使うのも便利。無理なくフィットし、手軽に虫対策ができます。
【使用時の注意点】

目や口、傷口周りには使わない
虫除け成分は強力なものが多く、目や口など粘膜部分につくと刺激を起こすことがあります。傷口にも塗らないようにしましょう。顔面周辺に噴射する場合は、一度手のひらに取ってから少量ずつ塗り広げるのがベストです。釣り中に慌てて使わず、場所を移動してから落ち着いて塗布すると失敗が少なくなります。
すぐに大量の水で洗い流してから、症状が続く場合は医療機関へご相談ください。
くれぐれもこすらないように注意しましょう。
釣り具やラインへの付着に注意
ディートなどの虫除け成分は、ラインやルアーの塗装を劣化させる場合があります。特にナイロン素材の釣り糸は影響を受けやすいので注意が必要です。噴射時には周囲を確認し、釣り具を離れた場所に置いてから使用すると安心です。うっかりタックルへ付着させないように意識しておきましょう。
直ちに水で洗い流し、状態が変わっていないか確認してください。
不安な場合はラインを交換するほうが安心です。
こまめな再塗布と塩分・汗の拭き取り
虫除け効果が高いアイテムでも、汗や水に触れると効果はどんどん落ちていきます。そこでこまめに再塗布を習慣にしましょう。特に海釣りで潮風を浴びたり、渓流で水に手を入れることが多い場合は、塩分や汗を拭き取った上で塗り直すと効き目が長続きします。釣り専用のハンドタオルを一枚用意しておくと便利です。
最低でも4時間ごと、汗をかいた時や水に濡れたときは適宜塗り直してください。
快適に釣りを続けるためにも、こまめなメンテナンスが大切です。
記事のまとめ

- 成分を確認し環境に合わせる
- 肌への刺激や対象年齢を意識
- 持続時間を把握して塗り直す
- においやベタつきを考慮
- タイプ別のメリットを活用
- 耐水性はあっても定期塗布必須
- 目や口など粘膜は避ける
- 釣り具への付着に注意
以上が、釣り中に最強の虫除け効果を発揮するための基本的なチェックポイントです。効果を最大限に活かすには、適切な成分を選びこまめに塗り直すことが欠かせません。安全かつ快適に釣りを楽しむためにも、しっかり対策しましょう。