カワハギを狙って堤防に足を運んだものの、気が付けばベラや他の外道ばかり…
そんな釣りの経験はありませんか…?
この記事では、カワハギを効率よく釣るためのエサの選び方と、その効果を最大限に引き出す使い方をご紹介します。
また、潮の動きや天候といった自然条件を活かした釣り方も解説。
これを読めば、カワハギの釣果がぐっと高まるはずです!
堤防でカワハギを釣るコツ
堤防でカワハギを釣るには、釣り場の選び方から仕掛け・ロッドの選択が重要です。専用の仕掛けを使うことでバラしを防ぎ、適切なロッドを選ぶことで微細なアタリも逃さずキャッチできます。
堤防の釣り場選びとポイントの見極め方
堤防でのカワハギ釣りでは、潮通しの良い堤防の先端や角が好ポイントです。また、テトラポッド周辺や藻場もカワハギの餌場となるため、これらの場所を狙うと効果的です。
カワハギが生息している水深は?
堤防でのカワハギ釣りでは、水深5〜20メートル付近が狙い目です。カワハギは浅場にも現れますが、特に堤防の先端や潮通しの良い場所の深めのポイントに多く生息します。
底近くで活動するため、仕掛けがしっかり底まで届くように調整することが重要です。
障害物があるポイントにも生息しますか?
カワハギは障害物があるポイントにも生息します。特に、砂地と岩礁帯の境目やテトラポッド周辺など、障害物と砂地が混在するエリアを好む傾向があります。
潮の動きと釣果
カワハギは潮の動きに敏感で、潮が動いているときに活発に餌を探します。そのため、潮の流れがある時間帯や場所を選ぶことで、釣果を上げることができます。
おすすめの時間は?
カワハギ釣りに適した時間帯は、朝日が昇った後から夕方の薄暗くなる前までです。カワハギは暗くなると活動が鈍くなるため、日中の明るい時間帯に釣行することをおすすめします。
おすすめの季節は?
カワハギに効果的なエサとその付け方
- アサリの剥き身:カワハギ釣りの定番エサです。水管、ベロ、ワタの順に針に刺し、コンパクトにまとめると効果的です。
- 青イソメ(青虫):動きと臭いでアピールします。頭側から針に通し、たらし部分は1cm以下にすると良いでしょう。
- オキアミ:低活性時に有効です。尻尾を切り、尻尾側から針に通し刺しします。
カワハギ釣りでは、エサの種類と付け方が釣果に大きく影響します。状況に応じてエサを使い分け、適切な付け方を実践することで、釣果の向上が期待できます。
カワハギのみを狙いたい時のエサは?
カワハギを集中的に狙う際には、アサリの剥き身が最適です。アサリはカワハギの好物であり、他の魚種よりもカワハギが好んで食べる傾向があります。
また、アサリの剥き身はエサ持ちが良く、カワハギの繊細なアタリを捉えやすい特徴があります。
エサはカットしたほうがいい?
特にアサリの剥き身を使用する際、エサが大きすぎるとカワハギが食べにくく、針掛かりも悪くなる可能性があります…
そのため、アサリの剥き身は適度なサイズにカットし、針にしっかりと装着することが重要です。
アタリの感じ方と合わせるタイミング
カワハギは餌をついばむように食べるため、アタリが非常に微細です。竿先のわずかな動きや手元に伝わる小さな振動を見逃さず、感じたら即座に合わせることが釣果向上の鍵となります。
アタリがわかりやすいロッドのスペックは?
カワハギ釣りで微細なアタリを捉えるためには、以下のロッドスペックが効果的です。
- 調子:8:2や9:1の先調子ロッドは、感度が高く、微細なアタリを捉えやすいです。
- 穂先素材:カーボンソリッドやメタルトップは、手元への感度が高く、繊細なアタリを感じ取りやすいです。
- 長さ:1.6mから1.8m程度の短めのロッドは操作性が高く、感度も良好です。
これらの特徴を持つロッドを選ぶことで、カワハギの微細なアタリを捉えやすくなり、釣果の向上が期待できます。
アタリがわかりやすいロッドの持ち方は?
カワハギ釣りで微細なアタリを捉えるためには、ロッドの持ち方が重要です。以下のポイントを参考にしてください。
- リールシートの上に人差し指を置く:リールシートの上部に人差し指を軽く添えることで、手元への振動が伝わりやすくなります。
- 軽く握る:ロッドを強く握りすぎると感度が低下します。軽く握ることで、微細なアタリも感じ取りやすくなります。
- 肘を固定する:肘を体に密着させて固定することで、手元のブレを防ぎ、アタリを明確に感じることができます。
バラしを軽減する方法・おすすめ仕掛け
バラしを少なくするためには、針掛かりを意識し、アタリが来た際には早めに合わせることがポイントです。
カワハギの微細なアタリに集中し、竿先に細かな動きが伝わった瞬間に合わせることで、しっかりと針掛かりしやすくなります。
外道・エサ取り対策
エサ取り対策として、エサの付け方や種類を工夫し、誘い方を変化させることが効果的です。
カワハギのエサで釣れる外道
中でもアサリは比較的カワハギのみ効率的に狙うことができます。
エサの種類 | 釣れる可能性のある他の魚種 |
---|---|
アサリの剥き身 | メバル、アイナメ、ベラ |
青イソメ(青虫) | キス、カサゴ、チヌ(黒鯛) |
オキアミ | アジ、サバ、グレ(メジナ) |
シラサエビ | チヌ(黒鯛)、スズキ、ハゼ |
イカの切り身 | タコ、ヒラメ、マゴチ |
外道を避ける具体的な対策
外道を避けるための具体的な対策として、以下の方法があります。
- エサをカワハギ専用に絞る:アサリの剥き身でカワハギを効率よく狙う。
- エサを小さめにカット:小さいエサはカワハギだけが食べやすく、外道を避けやすい。
- 誘い方を工夫する:仕掛けを動かしてカワハギのみにアピールし、外道を回避する。
記事のまとめ
- 堤防でカワハギを狙う際は、潮通しの良い堤防の先端やテトラポッド周辺が好ポイント。
- カワハギは水深5〜20メートルの場所に生息し、底にいるため仕掛けがしっかり届くように調整が必要。
- カワハギのみを効率よく狙うには、アサリの剥き身を使用し、サイズも適切にカットすると効果的。
- 天候や潮の動きも釣果に影響するため、晴れで風が穏やかな日を選ぶと良い。
- カワハギは敏感なアタリを見せるため、ロッドの持ち方や感度を工夫し、エサ取り対策も重要。