イサキ釣りのロッドを選ぶときは、オモリ負荷や竿の長さなどを押さえると、効率よくイサキを狙えます。この記事では、イサキ釣りのロッドを選ぶポイントやおすすめ商品を分かりやすくまとめました。
イサキ釣り竿の選び方

オモリ負荷をチェック

- 対応オモリ号数を確認
- 竿の柔軟性と張りを見極め
- 使用エリアの水深を想定
イサキを船から狙う際は、船宿やエリアに応じたオモリ負荷が重要です。例えば関西方面では60~120号ほどを使うことが多く、これに対応できる竿を選ぶとスムーズにコマセを振れます。柔軟さがあるモデルを選ぶとバラシを減らせます。
釣り場によって異なるので、事前に船宿の指定をチェックするのがおすすめです。60号と80号が主流なら、最大100号以上に耐えられる余裕を持つ竿だと安心です。
調子の選択

イサキ釣りにおいては、仕掛けを操作しやすい7:3調子の竿が人気です。バットパワーを残しつつ穂先がしなやかに曲がるので、ヒット後の口切れを抑制できます。胴調子竿も悪くはありませんが、コマセ操作に慣れが必要です。
誘いやすさとバラシの軽減を両立できる点です。喰い込みを確保しながら手持ち操作にも対応しやすいので、イサキ釣りに向いています。
最適なロッドの長さ
- 約1.8~2.3mが主流
- コマセ操作をしやすくする
- 取り込み時の扱いやすさを重視
船のイサキ釣りでは、取り回しの良さとコマセの振りやすさを両立するため、2m前後の長さがおすすめです。1.8mくらいだと初心者でも扱いやすく、多点掛けでハリ掛かりした際の取り込みもスムーズに行えます。
3m近いロッドはコマセの安定感は増しますが、振りにくい面があります。狙うエリアの波や仕掛け次第で、2m前後にするか検討すると良いでしょう。
素材による違い
グラスソリッドは柔軟性に優れ、口切れを防ぎやすいのが大きな魅力です。カーボンロッドは軽量で操作性が良く、感度面で優れていますが、やや硬めになる傾向があります。釣りスタイルや好みに合わせて選ぶとスムーズに対応できます。
初心者ならバラシ軽減を重視したグラスソリッドも良いでしょう。しなやかさがある分、イサキの引きに対応しやすい利点があります。
予算と汎用性
イサキ専用モデルは少なく、ほとんどの釣り人は汎用船竿やライトゲーム竿を利用しています。60~120号程度に対応できるパワーがあれば問題ないので、タチウオやアジなど他のターゲットにも転用可能なロッドを選ぶのも手段です。
多魚種に流用できるため、コスパが高い点です。船釣り全般に使いやすく、最初の1本として選ぶ方も多いです。
口切れを防ぐ調整
イサキの口周りは柔らかいので、強引に浮かせると口切れが起こりやすいです。やや胴調子寄りのロッドや適切なドラグ設定を組み合わせれば、スムーズにやりとりができ、釣果アップにもつながります。
ドラグを少し緩めに設定しておくことです。イサキの突っ込みに合わせて竿を曲げ、ラインテンションを一定に保つようにしましょう。
1万円で買えるおすすめイサキ釣り竿8選

OGK GS万能船ST

グラス素材のオールラウンド船竿。リーズナブルで初心者にも安心。
シマノ ホリデーマリン

汎用モデルで多ターゲット対応。しなやかさと耐久性を両立し手軽に扱える。
プロマリン バトルスティック船180H

パワフル設計で大物狙いも可能。お手頃価格ながら堅牢性に優れ初心者にも最適。
プロマリン アーティロッサマルイカ150

マルイカ釣りに最適な軽量設計。高感度ソリッドティップで繊細なアタリを捉えやすい。
ソルフィエスタ 近海ZONE

カーボン並継で操作性良好。近海のライトゲームを手軽に楽しめる万能ロッド。
おり釣具 フライデー船タチウオ180M

太刀魚専用設計でアタリを捉えやすい。程良い張りがあり引きの楽しさを味わえる。
Abu Garcia クロスフィールド

陸海問わず幅広く活躍。初心者でも扱いやすい汎用ロッドでコスパも評判も高い。
プロマリン インサイダーセリフォス船30-210

幅広い仕掛けに対応する万能船竿。柔軟性があり大型から中型まで狙いやすい設計。
中級者向けおすすめイサキ釣り竿8選

ダイワ ライトゲームX 64・73・82

軽さと高感度が魅力 多魚種対応でイサキ釣りにも最適なライトゲームロッド
アルファタックル イサキ FT 220MH

イサキ専用設計で取り回し抜群 胴調子が魚の引きをいなし扱いやすさも優秀
ダイワ シーパワー73

汎用性の高い設計でイサキやアジを幅広くカバー 剛性と操作性のバランスが良い
シマノ ライトゲーム BB

軽快な操作性で手持ち釣りに好適 初心者からベテランまで楽しめるコスパモデル
アルファタックル ミッドアーム

ソフトな調子でイサキの食い込み重視 操作性と強度を両立し釣果アップに貢献
ダイワ ネライX

並継設計で多魚種を狙える汎用船竿 高感度を活かしてイサキの繊細な当たりも捉える
シマノ 海明 18

胴調子で粘りがありイサキからマダイまで対応 扱いやすい調子で初心者にもおすすめ
ダイワ ILシーパワー73

振出しインターライン構造で糸絡み減少 快適にイサキを狙える人気定番シリーズ
使用時の注意点

ドラグ調整の重要性
イサキの口周辺は柔らかいので、ドラグをしっかり管理しないとバラシが増える傾向があります。硬めの竿を使う場合は、ドラグをやや緩めに設定すると口切れのリスクを抑えられます。逆に竿が柔らかいなら口切れしにくくなりますが、引き込みに対する操作も忘れずに行いましょう。
波の高さやイサキのサイズにもよりますが、1kg程度で糸が出るくらいが目安です。場面に応じて微調整するのがコツです。
仕掛け絡みに注意
イサキ釣りでは長い天秤仕掛けを扱うことが多く、タナや風によっては仕掛けが絡みやすくなります。コマセを振るときに竿を急激に上下させたり、糸を速巻きしすぎたりするとトラブルの原因です。回収時はゆっくり一定速度で巻き上げ、仕掛けの乱れを減らしましょう。
複数本の針で狙うと絡みリスクは高まります。こまめに仕掛けを確認し、異常があれば巻き上げて直すのが最良の対策です。
コマセの振り方を工夫
コマセを適度に拡散させてイサキを寄せるのが基本です。ただし、何度も激しく振ると仕掛けが大きく動き、食い渋りにつながる場合があります。アタリが少ないときほど、コマセを小刻みに振ってから少し待つと効果的です。魚の活性を見ながら量とタイミングを調節しましょう。
詰めすぎると海中で一気に拡散してしまい、魚が散ってしまう場合があります。適量を複数回に分ける方が狙いやすいです。
記事のまとめ

- バラシ軽減には柔軟な竿が有効
- 2m前後で操作性を確保
- オモリ負荷は60~120号が標準
- 7:3調子でコマセ操作が楽
- グラスは口切れを防ぎやすい
- カーボンは軽くてシャープ
- 汎用船竿でも問題なく対応可能
- ドラグ設定と仕掛け管理が必須
使用するイサキ釣り竿は、釣り場やスタイルに合わせて選びましょう。コマセや仕掛けに合わせた調整やドラグ管理ができれば、より安定した釣果を期待できます。