ヘチ釣りでは、タイコ(ベイト)リールを使うことで仕掛けを自然に落とし込み、チヌの強烈な引きをダイレクトに味わえます。本記事ではリール選びのポイントやおすすめ商品をわかりやすく解説。初心者から中級者まで、快適なヘチ釣りを楽しむためのヒントをぜひチェックしてみてください。
- ヘチ釣り タイコ(ベイト)リールの選び方
- 【初心者向け】おすすめのヘチ釣り タイコ(ベイト)リール8選
- 【PROMARINE/プロマリン】BKS90NR バトルフィールド 黒鯛SG GS3号100M糸
- 【使いやすい】 タイコリール チヌ 筏 ベアリング かかりつり 落とし込み ドラグ付き カセ釣り 磯釣り
- ダイワ(DAIWA) フライリール ロッホモアA 100/200/300
- 【PROMARINE/プロマリン】BKS80NR バトルフィールド 黒鯛SG RD3号100M糸なし (611020) 両軸リール
- プロマリン(PRO MARINE) リール バトルフィールド黒鯛 BK80DR BK80DR
- RESUNTEK Lizard チヌリール 釣り 筏リール 落とし込み 黒鯛 右ハンドル 氷釣り 6+1BB 最大ドラグ力5kg ギア比2.6:1
- 【中級者向け】おすすめのヘチ釣り タイコ(ベイト)リール
- 【使用時の注意点】
ヘチ釣り タイコ(ベイト)リールの選び方

スプール径とラインキャパシティ

- 大径スプールで巻き取り効率向上
- 糸巻量は目安の深さを想定
- ガン玉B~3Bに合ったバランス
スプール径は巻き取り量に直結し、大きいほどエサの回収が早くなります。ヘチ釣りでは壁際を頻繁にチェックするので、やや大きめのスプール径が便利です。ラインキャパシティも重要で、狙うポイントの水深や魚の引きに合わせた糸巻量を確保すると安心できます。
浅場が中心なら小径スプールでも十分ですが、大型チヌ対策には糸巻量にゆとりをもたせたほうが安心です。
フレーム素材と剛性
ヘチ釣りでは岩場や足場の悪い環境を歩き回ることが多いので、リールフレームの剛性は大切です。アルミダイキャスト製やマシンカット加工されたボディは、衝撃にも強く歪みにくい利点があります。軽量かつ硬さを重視する場合はチタン素材を選ぶと快適です。
樹脂製でも軽さに優れ、初心者なら扱いやすいです。ただ耐久面で金属素材に劣る場合があるので使用環境によって選びましょう。
ドラグシステム・クリック機能の有無
- ドラグなしはスプールフリー重視
- ドラグ付きは初心者に安心
- クリック音で仕掛け調整に便利
チヌをダイレクトにやり取りしたいならドラグがないタイプが人気です。しかし、フリー時の糸送りが苦手な方や、ラインブレイクを予防したい初心者にはドラグ付きもおすすめ。クリック音があるとスプールの回転が分かりやすく、仕掛けを落とし込む速度を調整しやすい特徴があります。
スプールが常にフリーなので、指でこまめに抑えながら落とし込む必要があります。慣れると釣り味が増し楽しいです。
ハンドルやスプール操作のしやすさ
ヘチ釣りでは片手でロッドを持ちながらリールを操作します。ハンドルが適度な長さだと巻きやすく、またスプールエッジにラインが触れにくい構造も便利です。グリップ部分の形状や素材も滑りにくさに関わるため、手との相性を確認しておきましょう。
利き手でロッドを操作したい方は反対巻きがおすすめです。自分が操作しやすい方向で選ぶのがベストです。
防錆・防水性とメンテナンス性
タイコ(ベイト)リールは構造がシンプルですが、塩分や汚れが残ると回転性能が落ちる原因になります。アルミ素材で防錆加工が施されているモデルや、防水シーリングを採用しているリールだとメンテが楽です。使用後は濡れタオルで拭き、定期的な分解洗浄を心掛けましょう。
タイコリールは構造が単純なので比較的容易です。分解が不安な場合はメーカーや釣具店でメンテを依頼するのも手です。
実際の使用感(総合バランス)

性能が高くても自重が重いと長時間の釣りで疲れやすく、軽くても巻きが安定しないリールはアタリを逃しがちです。スプールの回転力や剛性、ドラグやハンドル形状など、総合バランスを考慮して選ぶと、あらゆるシーンで快適なヘチ釣りを楽しめます。
ヘチ釣り専用設計のリールは他の釣りでは扱いづらいこともあります。特化した一台を用意するのがおすすめです。
【初心者向け】おすすめのヘチ釣り タイコ(ベイト)リール8選
【PROMARINE/プロマリン】BKS90NR バトルフィールド 黒鯛SG GS3号100M糸

深場でのチヌ狙いにも対応できるスプール径が特長のタイコリールです。軽快なハンドリングとリーズナブルな価格で、初めてのヘチ釣りでも手軽に扱えます。ラインが付属していないので、好きな糸を巻ける点も魅力です。
【使いやすい】 タイコリール チヌ 筏 ベアリング かかりつり 落とし込み ドラグ付き カセ釣り 磯釣り

ドラグ搭載なので、強い引きを伴う大型チヌにも安心のモデル。筏釣りや落とし込みにも流用できる汎用性の高さがポイントです。剛性のあるフレーム構造で海水に対してもしっかり耐久性が確保されています。
ダイワ(DAIWA) フライリール ロッホモアA 100/200/300

フライリールとして設計されていますが、落とし込みやヘチ釣りにも代用可能な片軸タイプです。外巻きスタイルで巻きやすく、チヌ釣りにも十分対応します。シンプルな構造でメンテナンスも容易です。
【PROMARINE/プロマリン】BKS80NR バトルフィールド 黒鯛SG RD3号100M糸なし (611020) 両軸リール

軽量ボディかつ価格設定が抑えられており、エントリーモデルとして人気のタイコリールです。スプール径が80mmで、落とし込む際のコントロールもスムーズ。自分好みのラインを巻きたい方におすすめです。
プロマリン(PRO MARINE) リール バトルフィールド黒鯛 BK80DR BK80DR

ドラグシステム搭載で扱いやすさに定評がある一台。魚の強烈な引きを受け止めながら、スプールを自在に操作できるため、チヌ初心者でも安心して使えます。大径スプールによる効率的な巻き取りも魅力的です。
RESUNTEK Lizard チヌリール 釣り 筏リール 落とし込み 黒鯛 右ハンドル 氷釣り 6+1BB 最大ドラグ力5kg ギア比2.6:1

ドラグ力5kgと、高い負荷にも耐えられるスペックを持つコストパフォーマンス重視の筏リール。内部ベアリングが多く滑らかな回転を実現しており、落とし込みやかかり釣りにも対応可能です。氷釣りにも使える点が特徴です。
【中級者向け】おすすめのヘチ釣り タイコ(ベイト)リール
宇崎日新 インヴィクタ クロダイ MB-STP 85

エントリーモデルよりも剛性に優れた造りで、大物を狙いたい方に人気です。マシンカットによる美しいスプール形状で回転性能が良く、チヌの反応をダイレクトに伝えてくれます。
【PRO MARINE/プロマリン】海将黒鯛 糸無し KA87 283807(KA87G) 283791

黒を基調とした重厚なデザインが目を引くモデル。スプールが広く、ガタつきを抑えた設計で安定感抜群です。付属糸がないので好みのラインを巻ける自由度の高さも魅力となっています。
宇崎日新 インヴィクタ クロダイ RG-ST 85

剛性と軽量性のバランスを重視した設計で、ハンドル操作がしやすい中級者向けモデル。繊細なアタリを高い感度でキャッチできるため、多彩なポイントを探りやすいです。
オーランド(Oland) リール 落し駒 80

木製ボディが独特の雰囲気を醸し出す高級感あるリール。操作性にも優れ、ベアリング2基が滑らかなスプール回転をサポート。クラシカルなテイストがお好きな方におすすめです。
黒鯛工房(Kurodaikoubou) BLACKY THEアスリート 落し込み 80-SB シルバー/ブルー

高精度マシンカットを施した堅牢なボディに加え、手にしっくりとなじむハンドルノブが特徴。落とし込み釣法にこだわるアングラーから高い支持を得ています。上級者にも満足度の高い一品です。
黒鯛工房 THE イカダスペシャル65 大チヌ S(左) 鏡面シルバー

鏡面仕上げの美しいボディが印象的な筏釣り専用モデル。軽量化されたパーツ構成で手返しが良く、大チヌの引きにも耐える剛性を持ち合わせています。左ハンドル仕様です。
黒鯛工房 センカン落し込み 80-GB

高い防錆性とスムーズな回転を兼ね備えた落とし込み向けリール。カーボンドラグワッシャーにより軽い力で糸を送り出せるため、ライン放出をコントロールしやすいのが魅力です。
ティムコ(TIEMCO) オービス 2ZAY ハイドロス III シルバーリール

元はフライフィッシング向けの設計ですが、落とし込みやヘチ釣りで使用しているユーザーも多いモデル。コンパクトながら巻取りがスムーズで、チヌの強引な引きにも安定感があります。
【使用時の注意点】

メンテナンス頻度を増やす
海水が付着したままだとスプールや内部ベアリングが塩噛みを起こし回転が悪くなるため、使用後は早めに洗浄して塩分を落とすことが大切です。加えて、定期的に分解して汚れを拭き取り、グリスアップやオイル注入を行うとリール寿命が延び、常に高い回転性能を維持できます。
毎週分解までは不要ですが、回転や音に違和感が出たら早めに点検すると長持ちしやすいです。
狭い場所での使用には注意
堤防やテトラの隙間など、足場が極端に狭い場所でのヘチ釣りは、ロッド操作やリールの角度が制限されがちです。スプールの角度が変わるとライン放出に影響が出るため、周囲に十分なスペースがあるポイントを選ぶなど、転倒防止も含めて安全な立ち位置を確保してください。
短いロッドや軽いリールを使って、足場に合わせたスタイルを工夫すると釣りやすくなります。
風の強い日の操作
向かい風や横風が強い時は、軽いガン玉やエサの沈下速度が乱れやすくなります。ラインが煽られてスプールが勝手に回転し、バックラッシュする恐れも出てきます。そんな時は落とすスピードを少し早めるか指ドラグで糸を押さえるなど、風の影響を抑える操作を意識しましょう。
完全に無理な時もありますが、風上に立つ、重めの仕掛けを使うなど対策をすれば十分に楽しめます。
まとめ
- 回転性能が命
- 剛性の高さで選ぶ
- ドラグやクリック音
- ハンドルの操作性
- 防錆と洗浄が重要
- 釣行後の乾拭きも必須
- 風対策を考慮する
- 総合バランスで選ぶ
ヘチ釣り用のタイコ(ベイト)リールは、エサの落とし込みやファイトのしやすさを左右する重要なアイテムです。使用環境に合ったモデルを選び、適切なメンテナンスを心がければ、より快適に大物チヌを狙うことができます。