ヘチ釣りでワームを選ぶ際は、形状やカラーによるアピール力はもちろん、柔らかさやサイズなど複数のポイントを押さえることが欠かせません。壁際を中心に探る独特の釣り方だからこそ、相性の良いワームを見極めれば、釣果アップと手軽さを両立できます。ここではヘチ釣りワームの選び方・おすすめ商品を解説します。
- ヘチ釣りワームの選び方
- おすすめヘチ釣りワーム8選
- マルキュー(MARUKYU) パワークラブ(L)青ガニ 0528
- エコギア(Ecogear) ワーム バグアンツ
- エコギア(Ecogear) ワーム チヌ職人 バグアンツ
- JACKALL(ジャッカル) ワーム ちびチヌ蟹 1インチ
- マルキュー(MARUKYU) エコギア(Ecogear) ルアー バグアンツ 3インチ #010 パールグロウ(夜光)
- FIVE STAR 脱皮したてのカニ 蟹ワーム クロダイ カサゴ キジハタ アイナメ チニング 落とし込み フリーリグ (蛍光オレンジ)
- JACKALL ちびチヌムシ 1.5inch CHIBI CHINUMUSHI
- JACKALL(ジャッカル) ワーム ちびチヌムシ 1.5インチ
- 使用時の注意点
ヘチ釣りワームの選び方

形状・シルエットの選択

- 甲殻類系シルエットを意識
- シンプル形状で食わせ重視
- 中層狙い用テール搭載も有効
形状やシルエットは、カニやエビなど甲殻類系を模したタイプが好相性です。落とし込み時の姿勢や水中でのアピール力を高めるため、尾部に動きがあるかも要確認しましょう。視覚に頼る魚にはシンプルな形状でも十分効果が期待できます。
甲殻類系ワームはシルエットがはっきりしやすいので、濁りが入った場所でもアピールになります。流れのあるポイントでも一度試してみましょう。
ボディ素材の硬さ・柔らかさ
ボディの硬さは食い込みと耐久性の両方に関わります。柔らかめなら自然な動きで食わせやすく、硬めなら貝や石に擦れてもワームが長持ちします。落とし込みはバイトの瞬間に合わせるため、両方の特性を程よく備えたタイプが安心です。
まずは柔らかめを試すとアタリを取りやすいです。アタリが多い場面で耐久性が気になるなら、硬めも用意しましょう。
カラーの選択と視認性
- 水質に合わせた色選び
- 光量に応じて濃淡を調整
- 白系やケイムラも人気
カラーは水質や光量に左右されます。澄んだエリアならナチュラル系、濁った場所ならはっきりした色がおすすめです。落とし込みでは魚が壁際を回遊しているため、視認しやすい色を使えば仕掛けの動きも把握しやすくなります。
真っ白やケイムラなどはプレッシャーが高まることもありますが、やる気のある魚には効果大です。周囲の反応を見てカラーを切り替えましょう。
アクション性能と水噛みの良さ

落とし込みの基本はフォール重視ですが、フォール中に動きが出るワームなら捕食スイッチを刺激しやすくなります。特に水噛みの良いテールが付いたタイプなら、ゆっくり沈みながらもしっかり波動を出してアピールしてくれます。
壁際でも水流に乗るとテールが動きやすいです。上下の誘いを入れるときにも動きが出るとバイト率が高まります。
サイズバリエーションの用意
ヘチ釣りでは様々なベイトサイズに対応できるよう、複数のサイズを常備しておくのがおすすめです。大物狙いなら大きめのワーム、小型のカサゴやアジが多いときは小さいサイズを活用すると効率的に攻略できます。
魚の反応が薄いときは小さめ、エササイズが大きいときは2インチを試すと良いです。釣り場で切り替えてみましょう。
耐久性とコスパのバランス
壁際を狙うヘチ釣りは根掛かりリスクが高く、ワームが削れたり切れたりすることもあります。安いワームで数をこなしつつ、余裕があるなら耐久性の高い製品を用意しておくと、トータルコストを抑えながらしっかり釣りを楽しめます。
多少重くなるものもありますが、そこまで大きな変化はありません。自分の釣り方に合ったバランスを探すのがベストです。
おすすめヘチ釣りワーム8選
マルキュー(MARUKYU) パワークラブ(L)青ガニ 0528

甲殻類のリアルな動きを狙えるワームで、青ガニのカラーが多くの場面で有効です。落とし込み釣り時に壁際でカニがフワッと漂うイメージを再現できます。
エコギア(Ecogear) ワーム バグアンツ

高いアピール力で落とし込みはもちろん、広い範囲を探る際にも活躍。パーツが多いので着底時に揺れる姿が魚の捕食本能を刺激します。
エコギア(Ecogear) ワーム チヌ職人 バグアンツ

クロダイを意識した設計で、バグアンツ特有の水押しによりフォール中のアタリを誘発。落とし込みでも甲殻類の動きを表現しやすい仕様です。
JACKALL(ジャッカル) ワーム ちびチヌ蟹 1インチ

小型ながらカニの形状を忠実に再現。壁際のコロニーを思わせる動きで、見切られづらいのが魅力です。サイズが小さいため、バイトも取りやすくなっています。
マルキュー(MARUKYU) エコギア(Ecogear) ルアー バグアンツ 3インチ #010 パールグロウ(夜光)

夜光カラーが魅力的で、ナイトゲーム時や濁りの強い海でもアピール力を確保。サイズに余裕があるので大物狙いにも対応しやすいでしょう。
FIVE STAR 脱皮したてのカニ 蟹ワーム クロダイ カサゴ キジハタ アイナメ チニング 落とし込み フリーリグ (蛍光オレンジ)

柔らかい質感と強い視認性が特徴で、濁りや夕マヅメ時でも活躍。根魚やアイナメなど、多魚種を狙う際にも有用なモデルです。
JACKALL ちびチヌムシ 1.5inch CHIBI CHINUMUSHI

やや細身のシルエットで、チヌが違和感なく口を使いやすいよう設計。落とし込みやリフト&フォールでも効果が期待できる形状です。
JACKALL(ジャッカル) ワーム ちびチヌムシ 1.5インチ

フナムシを意識したテイストが独特で、壁際を静かに落としていくと自然な存在感を出せます。タフな場面でもバイトチャンスを逃しにくいアイテムです。
使用時の注意点

フォールとリフト&フォールでアタリを見逃さない

壁際を落とすだけでも好反応が得られやすいヘチ釣りですが、フォールとリフト&フォールの組み合わせでさらに食い気を刺激できます。テンションを張らずに落として、違和感を感じたら即合わせしやすい体勢で構えるのが重要です。チヌのあたりはカツンと手元に伝わる場合も多く、仕掛けの動きに素早く対応できるように心掛けましょう。
まずは仕掛けを軽く弛ませ、動かしてみましょう。それでも外れなければ無理をせず、ラインテンションをかけたり緩めたり工夫して外すと良いです。
根掛かり回避とポイントの小分け探索
岸壁沿いは根掛かりのリスクが高いので、ガン玉の号数を調整したりタナを浅めに探るなど工夫しましょう。ヒットしなければ数歩移動して再び落とすのが基本です。ポイントをこまめに区切りながら探っていくと、思わぬ良型と出会えるチャンスが高まります。根掛かりを恐れずに積極的に落とし込むことが釣果アップの近道です。
はい、コスパ重視の耐久ワームを使うか、安価なワームで割り切る方法がおすすめです。何度か試して根掛かり回避を覚えましょう。
エサ付けや匂い系ワームの使い分け
落とし込み釣りでは生エサを使うことが多いですが、匂い付きワームを活用すれば準備や手間を省けます。食い渋り時は匂い系ワームの方が反応が出やすいケースもあるので、エサ感覚で使うのもおすすめです。硬めの素材なら耐久性が上がりますが、柔らかい方が魚が吸い込みやすい傾向にあります。
イガイやカニと同じように食べ物と認識しやすくなります。匂いの成分が水中で広がりやすいので、違和感なくバイトしてくれることが多いです。
まとめ
- 落とし込みはフォール重視
- 甲殻類系シルエットが有効
- 複数の硬さを用意する
- カラーは水質で切り替える
- テール形状で動きが変わる
- サイズ違いで狙い幅UP
- 根掛かり対策を念入りに
- 耐久性とコストを両立する
壁際を中心に手軽に狙えるヘチ釣りは、ワームを選び工夫するだけでも十分に魚とのファイトを楽しめます。状況に合わせてワームの形や色を使い分け、釣果アップを目指してください。