穴釣りラインの選び方やおすすめ商品、そして使用時の注意点をまとめました。根魚を確実に仕留めるためにも、ライン選びはとても重要です。ぜひ参考にしてみてください。
穴釣りラインの選び方

ライン素材の基本知識
- 根ズレ回避が必須
- 伸びを把握しよう
- 太さは三~五号推奨
穴釣りでは根ズレに強い素材が求められるため、ナイロンやフロロカーボンが定番です。ナイロンは価格が安く扱いやすいですが吸水で劣化しやすい特徴があり、フロロカーボンは耐摩耗性に優れる反面、やや硬めなのでリールとの相性もチェックしましょう。
PEラインは根ズレに極端に弱いため不向きです。もし使うならロングリーダーを取り、擦れに注意して扱う必要があります。
フロロかナイロンか
それぞれの素材は特性に差があります。例えばナイロンは伸びがあり、仕掛け操作がスムーズです。一方フロロカーボンは吸水しづらく、根擦れにも強く安心感が高いです。穴釣りの頻度やリールとの相性を見極め、用途に合わせた素材を選びましょう。
太めのフロロは巻きグセがつきやすいです。ベイトリールなら扱いやすく、スピニングなら3号程度までが比較的トラブルを減らせます。
号数と太さの目安
- 最低3号がおすすめ
- 予備ラインを準備
- 過剰な強度は不要
穴釣りでは3〜5号を選ぶ方が多く、太すぎると根掛かり時に仕掛けを回収しにくく、ロッドやリールへの負担が大きくなります。逆に細すぎると根ズレで切れやすいので注意が必要です。ラインは傷みにくい素材でも頻繁に傷や劣化が生じるため、予備を多めに確保しましょう。
少なくとも50m以上は巻いておき、頻繁にチェックして傷があれば切り捨てると安心です。根掛かりが多い場所なら尚更多めがいいですね。
ライン量
穴釣りで狙うポイントは足元のテトラや岩場が中心で、深さはそこまでありません。根掛かりでラインを切ることも多いので、大容量の糸を用意し、傷んだ部分をこまめに取り除けるようにしましょう。巻き替えが楽になるよう、どのリールでも少なくとも50m以上は確保しておくと安心です。
スプールエッジを超えるほど巻きすぎるとライントラブルが増えます。適正巻き量を守り、スムーズな放出を意識しましょう。
ラインの色
根魚は障害物に隠れているため、色を気にするよりも仕掛けの投入精度が大切です。視認性を重視したいなら蛍光イエローなどを選ぶのもアリでしょう。根掛かりしやすい釣りなので、サッと仕掛けを回収できる利点もあります。クリアラインでもまったく問題はありません。
実釣ではほとんど警戒されません。穴の中で食い気があれば、ラインの色よりもエサやワームへの反応が優先されます。
扱いやすさ
扱いやすさを求めるなら、柔軟性が高く結びやすいナイロンラインが無難です。頻度や予算に余裕があれば、根ズレに強いフロロカーボンへシフトしてみましょう。いずれも号数は3号程度を基準にし、リールにあった量を適切に巻いておくとストレスが少なく楽しめます。
釣行回数が多いなら定期的に替えるのが理想です。傷が増えた時点で巻き替えておくと不意の大物にも余裕を持てます。
【フロロカーボン】おすすめの穴釣りライン8選
クレハ シーガー フロロマイスター300

高コスパで耐摩耗性に優れ、初心者から上級者まで幅広く対応。穴釣りに最適なフロロライン。
サンライン ベーシックFC

バス釣り用に設計された強度と耐久性を持つフロロライン。穴釣りでも安心して使用可能。
クレハ シーガー R-18フロロリミテッド

高強度でしなやかさを兼ね備えたフロロライン。感度が高く、穴釣りでのアタリを逃さない。
サンライン シューター FC スナイパー

耐摩耗性と感度に優れたフロロライン。穴釣りでの根ズレにも強く、安心して使用できる。
バークレイ バニッシュレボリューション

強度と感度のバランスが良いフロロライン。穴釣りでの操作性に優れている。
ダイワ フィネス ブレイブ Z フィネス

専用設計のフロロライン。細い号数でも強度があり、穴釣りでの繊細な釣りに適している。
デュエル CN500 カーボナイロンライン

フロロとナイロンの特性を併せ持つライン。適度な伸びと耐久性で穴釣りに対応。
クレハ シーガー グランドマックスFX

高強度でしなやかなフロロライン。穴釣りでの根ズレに強く、安心して使用できる。
【ナイロン】おすすめの穴釣りライン8選
ダイワ ジャストロン

500mの大容量で、しなやかさと強度を兼ね備えたナイロンライン。コストパフォーマンスに優れ、穴釣りに最適。
サンヨー アプロード GT-R ピンクセレクション

耐摩耗性が高く、視認性の良いピンクカラーのナイロンライン。穴釣りでの根ズレに強く、安心して使用可能。
山豊テグス ファメルトラウト サイトエディション

ミストグリーンカラーで視認性が高く、しなやかで扱いやすいナイロンライン。穴釣り初心者にもおすすめ。
バリバス スーパートラウト アドバンス サイトエディション

伸びと柔らかさに優れ、クッション性が高いナイロンライン。穴釣りでのバラシを軽減し、釣果アップに貢献。
サンライン トラウティスト

ワイルド UVカット製法で耐久性が高く、視認性の良いスーパーマットグリーンカラーのナイロンライン。穴釣りでの長時間使用に適している。
ユニチカ シルバースレッド トラウトクリアー

透明度が高く、魚に警戒されにくいナイロンライン。しなやかさと強度を兼ね備え、穴釣りでの操作性が良い。
ダイワ プレッソライン TYPE-N

しなやかで扱いやすく、感度に優れたナイロンライン。穴釣りでの微妙なアタリも逃さず、釣果アップに貢献。
クレハ シーガー ナイロンライン

高強度でしなやかなナイロンライン。穴釣りでの根ズレに強く、安心して使用できる。
【使用時の注意点】

こまめに切って結び直す
穴釣りではラインが岩やテトラに擦れやすく、強度が落ちてしまいます。こまめに先端を切って結び直しておけば、大物がヒットしてもラインブレイクを防げます。とくにフッキング直後は根に潜られるため、ラインに傷があれば簡単に切られるので注意しましょう。
根に擦れたかもと感じた時点が目安です。釣行の最中に数回ラインをチェックし、怪しい部分は躊躇なく切ってください。
貝類へのライン接触に注意

テトラや岩にはカキ殻などの貝類が付着している場合が多く、ここにラインがこすれると切断リスクが高まります。強風や波でラインが流されやすい日は、貝類に当たらないようにラインメンディングを意識しましょう。仕掛けを落とす角度を工夫して、根掛かりを減らすことが大切です。
すぐには切れませんが、傷は深くなります。軽度の擦れでも大物が掛かれば一瞬で切られることがあるので用心が必要です。
糸噛みリールを避ける
小型両軸リールなどは糸噛みを起こしやすく、ラインを痛めてしまう原因となります。スピニングリールを使う場合は、巻きぐせが少ないラインを選ぶかこまめにドラグを緩めて糸フケを取るようにしましょう。ベイトリールなら糸噛みしづらい構造の機種を選び、ストレスなく穴釣りを楽しむと快適です。
糸噛みのリスクがあるため少し扱いが難しいです。経験者なら手返しの良さを活かせますが、初心者はスピニングでも十分です。
記事のまとめ

- ラインはナイロンかフロロが定番
- 太さは3〜5号が使いやすい
- 50m以上を常備するのがおすすめ
- 定期的に先端をカットして傷チェック
- 貝類や岩への接触を最小限に
- リールの糸噛み対策も重要
- 視認性より根ズレ対策が肝
- 号数と素材は状況次第で検討
穴釣りラインを正しく選び、こまめなメンテナンスを行うことで、大物根魚とのファイトを存分に楽しめます。ぜひ自分のスタイルに合ったラインを使い、安全に穴釣りを楽しんでください。