兵庫県には無料で潮干狩りを楽しめるスポットがいくつか点在しています。とはいえ、現地のルールや必要な道具を把握しておかないと、せっかくのレジャーが台無しに…本記事では必要な持ち物や採り方のコツまで詳しく解説しています。
兵庫県無料潮干狩りスポット5選
潮芦屋ビーチ
項目 | 詳細 |
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住所 | 兵庫県芦屋市陽光町1-1 |
開催期間 | 不定期 |
駐車場 | あり(有料) |
採れる貝 | アサリ |
潮芦屋ビーチは、人工的に整備された浜辺で、地元住民を中心にアサリなどの潮干狩りができる場所として知られています。ただし、採取が制限される場合があります。
高砂海浜公園
項目 | 詳細 |
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住所 | 兵庫県高砂市高砂町向島町1710 |
開催期間 | 4月上旬~6月下旬 |
駐車場 | あり(無料) |
採れる貝 | アサリ、マテ貝 |
高砂海浜公園は、整備の行き届いた園内で潮干狩りを楽しめるレジャースポットです。トイレや駐車場もそろっているため、家族連れでも気軽に訪れることができます。遊泳は禁止されているので、訪問時には事前にルールを確認しておくと安心です。
成ヶ島
項目 | 詳細 |
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住所 | 兵庫県洲本市由良町由良 成ヶ島 |
開催期間 | 3月~5月 |
駐車場 | 渡船乗り場付近にあり(有料) |
採れる貝 | アサリ、マテ貝 |
淡路島から渡し船を利用してアクセスできます。島内では無料で潮干狩りを楽しめますが、渡船の往復料金(大人1人300~500円)が必要です。
甲子園浜海浜公園
項目 | 詳細 |
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住所 | 兵庫県西宮市甲子園浜1丁目 |
開催期間 | 3月下旬~4月 |
駐車場 | あり(1時間100円、以降30分毎に100円、上限600円) |
採れる貝 | アサリ |
甲子園浜海浜公園では、自然に増えたアサリを無料で採取できます。ただし、4月から5月にかけては一部の区域が立ち入り禁止になる場合があるため、事前に公式サイトで最新の情報をチェックしておきましょう。
潮干狩りで必要なおすすめの道具

潮干狩りを快適に楽しむためには、道具の準備がとても重要です。
- 熊手
- バケツ
- 網袋(メッシュバッグ)
- クーラーボックス
- 保冷剤
- 長靴またはマリンシューズ
- 軍手またはゴム手袋
- 帽子
- 日焼け止め
- サングラス
- タオル
- 着替え
- レインウェア(天候による)
- 水分補給用の飲み物
- 軽食やお弁当
- ビニール袋(ゴミ袋)
- 小銭(駐車場や施設利用料)
- スコップまたはシャベル
- 目印用の旗やロープ(家族や友人と合流しやすくするため)
潮干狩りのコツ

潮干狩りはタイミングや場所選び、そして採取方法が大きく結果に影響を与えます。
アサリを採るコツ

- 潮が引くタイミングを狙う
- 呼吸穴が多い場所を優先
- 丁寧に砂を掘り大きめのアサリを狙う
砂の表面をよく観察すると、アサリが呼吸や排出をしてできた小さな穴が見つかります。穴の周辺を中心に、少しずつ熊手やスコップで砂を掘り進めることで効率よくアサリが集まります。
掘りすぎるとアサリを傷つけやすいため、程よい力加減を意識するときれいに採取できます。
小さすぎるアサリは成長のために元の場所へ戻すと環境保全に役立ちます。あとで大きく育った貝を楽しむためにも、適切なサイズのものを大事に扱いましょう。
ハマグリを採るコツ

- ハマグリの生息ラインを把握する
- 干潮前後の時間帯を狙う
- 貝殻の欠片が落ちている地点付近を掘る
ハマグリは砂の奥深くに潜んでいる場合が多いので、ある程度深めに砂を掘り下げる必要があります。潮位が下がったタイミングで、水際から少し内側のエリアを中心に探してみましょう。 貝殻の破片などが目立つ場所は、ハマグリが生息している可能性が高いです。
5cm以上の殻サイズが食べ応えもありおすすめです。小さめのものは再放流して環境を守りましょう。
マテ貝を採るコツ

- 砂泥のやわらかい部分を中心に探す
- 塩をかけマテ貝が出てきたら素早くつかむ
- 息をする穴を見逃さないように観察
マテ貝は塩をかけて刺激すると、穴からスポッと上に飛び出してきます。そのタイミングで手早く引き抜くのがポイントです。塩は適量を用意しておき、スムーズに作業できるようにすると効率的に採取できます。
1kg前後で足りる場合が多いですが、広い範囲を探すなら2kgほどが安心です。塩の量はこまめに調整しましょう。
バカ貝を採るコツ

- 潮通しの良い砂地で探す
- バカ貝独特の殻模様を確認
- 満潮前後の変化があるエリアを重点的に
- 熊手の力加減で殻を割らないように注意
- 小さな個体はリリースで資源保護
バカ貝は砂泥底に多く生息するため、干潮時の時間帯を中心に砂を深めに掘る必要があります。貝殻が薄い種類もあるので、道具を使う際は力任せにせず、砂を少しずつかき分けるように進めましょう。
砂質や場所によっては、バカ貝が数多く見つかるエリアも存在します。大きめの個体を狙いたいなら、水際付近だけでなく、少し奥に入った場所もチェックするとよいでしょう。
大きく割れた場合は口に入る破片が気になるので、食べるのは避けるのが無難です。軽微な傷なら調理法次第では問題なく食べられます。