遠投を必要としない穴釣りは、足元のテトラポッドや岩の隙間を攻めて根魚を狙う釣法です。その鍵となるのが穴釣りベイトリール。本記事では、リール選びのポイントや使い方、おすすめ製品を簡潔に解説し、効率よく大物を引き上げるコツをご紹介します。
- 穴釣りベイトリールの選び方
- 穴釣りベイトリールの使い方
- 穴釣りにおすすめのベイトリール12選
- ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21PR100
- シマノ(SHIMANO) ベイトリール 18 バスライズ
- アブガルシア (Abu Garcia) BLACKMAX (ブラックマックス) ベイトリール
- シマノ(SHIMANO) ベイトリール 17 バスワン XT 150/151
- ダイワ(DAIWA) ベイトリール 24バス X 100H/100HL
- アブガルシア (Abu Garcia) PROMAX (プロマックス) ベイトリール
- ダイワ(DAIWA) 両軸リール 16 プリード (2016モデル)
- アブガルシア (Abu Garcia) BLUE MAX船 船両軸リール
- シマノ(SHIMANO) リール 20 ゲンプウ XT 150(右)
- ダイワ(DAIWA) ベイトリール 19 バス X (右/左ハンドル)
- ダイワ(DAIWA) 両軸リール フネ X (右/左ハンドル)
- bubulu ベイトリール ハンドル 右 左
- 使用時の注意点
穴釣りベイトリールの選び方

リール選択の重要性

- 軽量な本体
- 高い感度性能
- ハイギア仕様
穴釣りはテトラや岩の隙間を丁寧に探るので、扱いやすいリールが大切です。軽量さは長時間の移動でも疲れにくく、感度の高いタイプなら魚がついばむ動きもキャッチしやすくなります。さらに巻き取りの速いハイギア仕様なら、根に潜られにくく手返しも向上します。
最初は軽量リールを選び、短いロッドと組み合わせるのがおすすめです。操作しやすく根掛かりも減らせるので、慣れるまでスムーズに釣りを楽しめます。
ギア比とパワー
穴釣りでは巻き上げ時のパワーが重要です。ギア比が高いハイギアタイプは効率よくラインを回収でき、突っ込む魚を制御しやすくなります。大物が掛かったときに素早く根から引きはがすことで、バラシを防ぎやすくなるのも魅力です。
太めのラインを使うか、ドラグ力が高いリールに切り替えるのが有効です。高い巻き上げ力と耐久性を意識して選ぶと安心です。
重量と操作性
- 長時間の移動
- 集中力を維持
- 疲労を軽減
穴釣りはポイントを次々に回りやすいので、軽量リールを使用すると手首の負担を大幅に軽減できます。操作性が高いモデルなら、仕掛けの落とし込みもスムーズで快適です。狭い穴を何度も探る際、ストレスなく取り回せるのが大きなメリットです。
有名メーカーの軽量機種なら、軽さと剛性を両立したモデルも多いです。定期的なメンテナンスをすれば長く使えます。
ラインキャパ
穴釣りは遠投しないため、あまり大容量のスプールは必要ありません。ラインキャパは必要以上に多くても重量が増えるだけです。適度な量を確保しておけば、大型が掛かった場合でも余裕をもってやり取りできます。
余計に重たくなる場合があるので注意が必要です。必要な分だけ巻くなどバランスを考えて選ぶと失敗しにくいです。
糸噛み防止機能
ベイトリールで気をつけたいのが、糸がスプール横に入り込むトラブルです。防止機能があるリールならライントラブルも大幅に減らせます。穴釣りのように短時間で仕掛けを上げ下げする際は、こうした機能が役立ちます。
強引に回さず、ラインをゆっくり引き出してスプールの歪みを防ぐことが大事です。なるべく早めに取り除きましょう。
穴釣りベイトリールの使い方

落とし込み時の注意
- テンションを保つ
- 急激な落下防止
- バックラッシュ対策
仕掛けを落とす際は、ラインに適度なテンションをかけて落下速度をコントロールします。急激に落とすとバックラッシュが起こりやすいだけでなく、根掛かりリスクも高まります。ゆっくりと穴の中に投入することで、魚へのプレッシャーを減らせるメリットもあります。
まずはオモリの重さを適切に調整し、クラッチを切ったら親指でスプールを軽く押さえましょう。慣れればスムーズに落とせます。
クラッチ操作のコツ
ベイトリールはクラッチを使ったラインのオンオフが大切で、落とし込み時はスプールをフリーにして仕掛けを沈めます。魚のアタリや着底を感じたらすぐにクラッチを戻して巻き上げ開始。繰り返し行うとテンポよくポイントを探れます。
まずは短い距離で反復練習し、仕掛けを上げ下げしてクラッチ感覚を体で覚えるとスムーズに扱えるようになります。
根掛かり回避法

- 仕掛けの動き
- 底を感じ取る
- ライン管理徹底
穴釣りでは根掛かりとの戦いも避けられません。仕掛けの動きを常に把握し、底や障害物を感じ取ることが大切です。ラインを張りすぎず緩めすぎずを意識しながら探ると、魚のアタリだけでなく根掛かり直前の違和感も捉えやすくなります。
強引に引っぱると糸が切れる場合があります。一旦軽く緩めてから別方向に引いてみると外れることが多いです。
フッキングのタイミング

穴釣りの場合、着底直後にアタリが出るケースも多いので集中が欠かせません。微かなアタリでも違和感を察知したら早めに合せるのがポイントです。魚にエサを持ち込まれる前に掛けられると、根に潜られるリスクを減らせます。
一気に巻き上げて魚が根に戻る時間を与えないのがコツです。ドラグ設定もやや強めにしておくと安心です。
ライン管理
穴釣りでは風や潮流の影響を受けやすく、ラインが弛むとアタリが伝わりにくくなります。常に軽く糸を張り、仕掛けを落とした後もラインを監視しておくと効果的です。魚がエサをくわえた瞬間のわずかな動きも見逃さずに済みます。
竿先で底を感じながら少し張りをキープする意識が大事です。ライン角度を確認すると調整しやすいですよ。
穴釣りにおすすめのベイトリール12選
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 21PR100

狭いポイントを攻めやすい軽量設計。初心者も扱いやすく根魚狙いに人気。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 18 バスライズ

コンパクトボディで操作性良好。巻き心地がスムーズで穴釣りにも好評。
アブガルシア (Abu Garcia) BLACKMAX (ブラックマックス) ベイトリール

パワフルなドラグ性能と軽量性を両立。安定したキャスト力が魅力。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 17 バスワン XT 150/151

耐久性と軽さを兼備し、初心者から上級者まで幅広く支持される定番機。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 24バス X 100H/100HL

ブレーキ調整が簡単で根掛かりが少なく、穴釣りでの扱いやすさが評判。
アブガルシア (Abu Garcia) PROMAX (プロマックス) ベイトリール

ハイギア搭載で手返し良好。小型リグの操作もしやすい多用途リール。
ダイワ(DAIWA) 両軸リール 16 プリード (2016モデル)

剛性と軽量化を両立した設計。防波堤やテトラ帯の穴釣りにも対応可能。
アブガルシア (Abu Garcia) BLUE MAX船 船両軸リール

船釣り対応の強靭ボディ。穴釣りや胴突き仕掛けでも活躍する汎用モデル。
シマノ(SHIMANO) リール 20 ゲンプウ XT 150(右)

小型軽量ながら高耐久。ピンポイント攻略に適した操作性が好評。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 19 バス X (右/左ハンドル)

コストパフォーマンスが高く、初めての穴釣りベイトリールにおすすめ。
ダイワ(DAIWA) 両軸リール フネ X (右/左ハンドル)

船や堤防からの根魚狙いに便利。安定した巻き取りでやり取りが快適。
bubulu ベイトリール ハンドル 右 左

淡水から海水まで対応可能。コンパクト構造でテトラ穴釣りにも最適。
使用時の注意点

ラインメンテナンス
穴釣りではテトラや岩にラインが擦れやすいため、使用後は傷がないか確認し早めの交換を心がけましょう。摩耗したラインをそのまま使うと、大物がヒットした際に突然切れるトラブルも増えます。こまめなメンテナンスが安心安全の釣りへとつながります。
まずはスプール周辺とリーダー付近を中心にチェックしましょう。色むらや毛羽立ちがある場合は早めに交換が望ましいです。
ドラグ調整
根魚が掛かった際に一気に潜ろうとする力を抑えるには、ドラグの設定がカギになります。強すぎると糸切れ、弱すぎると根に潜られる原因になりがちです。シチュエーションやライン強度に合わせたドラグ値を試行錯誤すると、バラシを減らすことにつながります。
PE2号なら2kg前後、PE3号なら3kg前後が目安です。実際は釣行の場面に合わせて微調整が必要になります。
リールの洗浄方法
海水が付着したリールは放置すると錆びや塩ガミの原因になります。使用後はドラグを緩めた状態で水かぬるま湯をかけ、表面の塩分を流しましょう。その後は軽く拭き取り、陰干ししてからオイルやグリスを注してメンテナンスすると、リールの寿命が延びます。
精密部品のあるベイトリールは、過度な水圧は禁物です。優しく全体をすすいでから素早く水気を拭き取りましょう。
記事のまとめ

- 落とし込みには軽量リールが有利
- ハイギア仕様で巻き上げ力を確保
- 糸噛み防止機能でトラブル減少
- ドラグ調整は根魚対策の要
- ラインは適切な号数とキャパを選ぶ
- 根掛かり回避に操作性を意識
- 定期的なメンテナンスが長持ちの秘訣
- 初心者は扱いやすい機種から始める
穴釣りで活躍する小型ベイトリールは、軽量設計や高い巻き上げ力がポイントです。適切なギア比や糸噛み対策を意識しながら使えば、根魚の引きを存分に楽しめるでしょう。定期的なメンテナンスも忘れずに、充実した穴釣りライフを過ごしてください。