イナッコパターンは、夏から秋にかけて活発化するボラの幼魚(イナッコ)をシーバスが捕食する代表的パターンです。
本記事では、イナッコの習性やポイント選び、効果的なルアーを詳しく解説します。
イナッコパターンの攻略法とおすすめルアー
イナッコパターン攻略の基本ポイント
- イナッコの群れを探す
- 夜間や常夜灯周りを狙う
- 下げ潮時に釣行する
- 表層から中層を重点的に攻める
- ルアーはイナッコに近いサイズ・カラーを選ぶ
- スローリトリーブで自然な動きを再現する
イナッコは主に夜間に活動的になるため、夜間や常夜灯周りでの釣行が効果的です。
また、下げ潮時にはイナッコが流れに乗って移動しやすく、シーバスの活性も高まります。
ハクパターンとの違い
イナッコパターンとハクパターンは、シーバス釣りにおける代表的なベイトパターンであり、それぞれ異なる特徴と攻略法があります。
項目 | イナッコパターン | ハクパターン |
---|---|---|
ベイトの種類とサイズ | ボラの幼魚、約5~18cm | ボラの稚魚、約3~5cm |
発生時期 | 夏から秋 | 春先(3月~5月) |
攻略のポイント | イナッコの群れを探し、適切なサイズ・カラーのルアーでスローリトリーブやドリフトを行う。 | 小型ルアーを使用し、超スローリトリーブやドリフトでハクの動きを模倣。下げ潮時が効果的。 |
これらの違いを理解し、シーズンやフィールドの状況に合わせて適切な戦略を立てることで、シーバス釣りの釣果を高めることができます。
シーバス釣りにおける代表的なベイトパターンについては、詳しくはこちらの『シーバス9大パターン』をご覧ください。
イナッコパターンに効果的なポイント選び
イナッコパターンでシーバスを狙う際、効果的なポイント選びのコツを以下にまとめました。
- イナッコの群れを探す
- 常夜灯周りを狙う
- 河川の合流点や流れ込み
- 干潟や浅瀬のシャローエリア
- 橋脚周り
- 潮目を狙う
- 下げ潮時を狙う
- 水門や堰周辺
イナッコの習性を理解し、適切なポイントを選ぶことで、シーバスの釣果が向上します。
イナッコパターンのルアー選び方
イナッコパターンでのシーバス釣りには、ルアーの種類、サイズ、カラー選びが重要です。
種類 | サイズ(cm) | カラー | 使用シーン |
---|---|---|---|
フローティングミノー | 7~12 | ナチュラルカラー、イナッコカラー | 表層を意識したシーバスに有効。特に夜間や早朝の浅場で効果を発揮。 |
シンキングミノー | 7~12 | シルバー、ブルー | 中層を狙う際に適しており、風が強い日や流れの速い場所での使用が効果的。 |
シンキングペンシル | 7~12 | クリア、チャートリュース | 遠投性能が高く、広範囲を探る際に有効。ナチュラルなアクションでプレッシャーの高いシーバスにも効果的。 |
ジグヘッド+ワーム | 7~12 | ホワイト、グロー | 喰わせ力が高く、活性が低いシーバスにも有効。ナチュラルな動きでシーバスの捕食スイッチを刺激。 |
適切なルアー選びを行うことで、イナッコパターンのシーバス釣りでの釣果を向上させましょう。
イナッコパターンにおすすめのルアー10選
「その他のパターンに適したルアーや攻略法については、『シーバス9大パターン』で詳しく解説しています。」
マングローブスタジオ サルディナ 127F
127mmのフローティングミノーで、安定した飛距離と操作性が特徴。
ダイワ モアザン モンスターウエイク ブル120F
ファットボディで強烈な引き波を立てるフローティングミノー。
シマノ エクスセンス シャローアサシン 99F フラッシュブースト
水面直下を探れるフローティングミノーで、遠投性能が高い。
シマノ エクスセンス サイレントアサシン 80S
80mmのシンキングミノーで、小型ながら飛距離が出る。
シマノ エクスセンス トライデント 90S
90mmのシンキングペンシルで、遠投性能に優れる。
ロンジン レビンミニ
75mmで12gの小型シンキングペンシル。飛距離と操作性が高い。
ピックアップ トラップシャッド
ソフト素材のシャッド系ワームで、リアルなアクションが特徴。
マルジン UKシャッドワーム 3.5
ベイトに似た形状のシャッド系ワームで、専用ジグヘッドと併用可能。
ジャクソン アスリート 55S
小型ながら遠投性能に優れたシンキングミノー。
ラッキークラフト ワンダー60
小型ベイトにマッチするシンキングペンシルで、操作性が高い。
マングローブスタジオ サルディナ
— チャンチー吉永 (@0rj35618726594) November 28, 2019
高校生のころ使ってて割とシーバス掛けてたミノー。ココ最近の釣行は結果だけで見るとサルディナで釣り負けたって言っていいほどに横でボコボコに釣られてるルアー。(本当は腕の差なんだけれども)悔しすぎてロストしたあと買ってなかったけれども速攻で買った。 pic.twitter.com/gxYR0X16A6
表層から中層を狙う最強ルアー
イナッコパターンで表層から中層を効果的に攻められるルアーとして、シマノの「エクスセンス サイレントアサシン 80S」をおすすめします。
このシンキングミノーは、80mmのコンパクトなボディながら優れた飛距離を実現し、広範囲の攻略が可能です。
タイトなウォブロールアクションで、バイブレーションのような動きを演出し、シーバスの捕食スイッチを刺激します。
久々のボートシーバスは
— 矢田貝優弥 (@seabassstyle15) June 12, 2023
サイレントアサシン80Sが好反応🧐#shimano #シマノ #エクスセンス#サイレントアサシン80s #ボートシーバス #シーバス pic.twitter.com/CpySUc7sw6
イナッコパターン飛距離最強ルアー
イナッコパターンで飛距離性能に優れたルアーとして、シマノの「エクスセンス トライデント 90S」をおすすめします。
このシンキングペンシルは、90mmのコンパクトなボディながら、圧倒的な飛距離を実現し、広範囲の攻略が可能です。
浅めのレンジを探ることができ、遠浅のポイントや激浅エリアでも効果的に使用できます。
長かった…
— けーすけサン (@keesukesan69) December 22, 2018
ボウズ続きで心折れそうな期間を経て、久しぶりのシーバス😆
UKシャッドワームからのトライデント、Cooのローテで40〜70ちょいを8バイト7キャッチ🤣#シーバス#エクスセンス pic.twitter.com/AknelXzAlm
イナッコパターン入手困難ルアー
イナッコパターンで入手困難なルアーとして、以下の3つが挙げられます。
マングローブスタジオ サルディナ 127F
127mmのフローティングミノーで、安定した飛距離と操作性が特徴です。初心者でも扱いやすく、イナッコパターンで高い実績を持っています。
ダイワ モアザン モンスターウエイク ブル120F
ファットボディで強烈な引き波を立てるフローティングミノーです。イナッコの引き波に近いアクションで、シーバスへのアピール力が高いです。
シマノ エクスセンス シャローアサシン 99F フラッシュブースト
水面直下を探れるフローティングミノーで、遠投性能に優れています。フラッシュブースト搭載で、ゆっくりとした動きでも強くアピールできます。
これらのルアーは、イナッコパターンで高い実績を持つため、多くのアングラーから支持されています。しかし、その人気ゆえに市場での入手が難しくなっています。
記事のまとめ
- イナッコパターンは夏から秋に活性化し、夜間や下げ潮時が狙い目。
- ハクパターンと異なり、5~18cmのボラ幼魚をターゲットにする。
- 常夜灯周りや河川の合流点、潮目などが効果的なポイント。
- フローティングミノーやシンキングペンシルが有効で、カラーはナチュラル系がおすすめ。
- おすすめルアーにはシマノやダイワなど高性能モデルが含まれる。
- 表層から中層を狙うには「エクスセンス サイレントアサシン 80S」が最適。
- 飛距離最強ルアーには「エクスセンス トライデント 90S」が挙げられる。
- 入手困難ルアーは性能が高く、多くのアングラーに支持されている。