潮干狩りは春から初夏にかけてのレジャーの定番ですが、神奈川県内には無料で楽しめるスポットが意外と多いんです。そこで今回は、横浜市や川崎市にあるおすすめの潮干狩りスポットと道具、貝の採り方のコツをまとめてご紹介します。
神奈川県無料潮干狩りスポット3選
海の公園
項目 | 詳細 |
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住所 | 神奈川県横浜市金沢区海の公園10 |
開催期間 | 3月中旬~6月頃 |
駐車場 | あり(有料) |
採れる貝 | アサリ、シオフキ、カガミガイ、マテガイ |
横浜市内で唯一海水浴場を併設する海の公園には、全長約1キロメートルにも及ぶ人工の砂浜が広がっています。園内には自然繁殖したアサリなどの貝が生息しており、無料で潮干狩りを楽しむことが可能です。
ただし、幅15センチメートルを超える貝採取用具の使用や、2センチメートル以下の稚貝の採取は禁止されています。また、1人あたりが一度に採取できる貝の量は最大2キロまでと定められています。
野島公園
項目 | 詳細 |
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住所 | 神奈川県横浜市金沢区野島町24 |
開催期間 | 3月中旬~6月頃 |
駐車場 | あり(有料) |
採れる貝 | アサリ、マテガイ |
横浜市の最南部、平潟湾の入口に広がる自然豊かな野島公園では、隣接する砂浜で無料の潮干狩りを楽しめます。幅15センチ以内の熊手は使えますが、貝まきやじょれんなどの道具は使用禁止となっており、2センチ以下の稚貝を採ることも禁じられています。
また、公園内にはキャンプ場やバーベキュー場が整備されていて、家族でのおでかけにぴったりの人気スポットです。
東扇島東公園(かわさきの浜)
項目 | 詳細 |
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住所 | 神奈川県川崎市川崎区東扇島58-1 |
開催期間 | 通年 |
駐車場 | あり(有料) |
採れる貝 | アサリ |
東扇島東公園にある人工海浜「かわさきの浜」では、自然に育ったアサリを無料で潮干狩りできます。バーベキュー広場やドッグランなどの施設もそろっているため、家族やペット連れでも一日を通して楽しめるスポットです。
潮干狩りで必要なおすすめの道具

潮干狩りを快適に楽しむためには、道具の準備がとても重要です。
- 熊手
- バケツ
- 網袋(メッシュバッグ)
- クーラーボックス
- 保冷剤
- 長靴またはマリンシューズ
- 軍手またはゴム手袋
- 帽子
- 日焼け止め
- サングラス
- タオル
- 着替え
- レインウェア(天候による)
- 水分補給用の飲み物
- 軽食やお弁当
- ビニール袋(ゴミ袋)
- 小銭(駐車場や施設利用料)
- スコップまたはシャベル
- 目印用の旗やロープ(家族や友人と合流しやすくするため)
潮干狩りのコツ

潮干狩りはタイミングや場所選び、そして採取方法が大きく結果に影響を与えます。
アサリを採るコツ

- 潮が引くタイミングを狙う
- 呼吸穴が多い場所を優先
- 丁寧に砂を掘り大きめのアサリを狙う
砂の表面をよく観察すると、アサリが呼吸や排出をしてできた小さな穴が見つかります。穴の周辺を中心に、少しずつ熊手やスコップで砂を掘り進めることで効率よくアサリが集まります。
掘りすぎるとアサリを傷つけやすいため、程よい力加減を意識するときれいに採取できます。
小さすぎるアサリは成長のために元の場所へ戻すと環境保全に役立ちます。あとで大きく育った貝を楽しむためにも、適切なサイズのものを大事に扱いましょう。
ハマグリを採るコツ

- ハマグリの生息ラインを把握する
- 干潮前後の時間帯を狙う
- 貝殻の欠片が落ちている地点付近を掘る
ハマグリは砂の奥深くに潜んでいる場合が多いので、ある程度深めに砂を掘り下げる必要があります。潮位が下がったタイミングで、水際から少し内側のエリアを中心に探してみましょう。 貝殻の破片などが目立つ場所は、ハマグリが生息している可能性が高いです。
5cm以上の殻サイズが食べ応えもありおすすめです。小さめのものは再放流して環境を守りましょう。
マテ貝を採るコツ

- 砂泥のやわらかい部分を中心に探す
- 塩をかけマテ貝が出てきたら素早くつかむ
- 息をする穴を見逃さないように観察
マテ貝は塩をかけて刺激すると、穴からスポッと上に飛び出してきます。そのタイミングで手早く引き抜くのがポイントです。塩は適量を用意しておき、スムーズに作業できるようにすると効率的に採取できます。
1kg前後で足りる場合が多いですが、広い範囲を探すなら2kgほどが安心です。塩の量はこまめに調整しましょう。
バカ貝を採るコツ

- 潮通しの良い砂地で探す
- バカ貝独特の殻模様を確認
- 満潮前後の変化があるエリアを重点的に
- 熊手の力加減で殻を割らないように注意
- 小さな個体はリリースで資源保護
バカ貝は砂泥底に多く生息するため、干潮時の時間帯を中心に砂を深めに掘る必要があります。貝殻が薄い種類もあるので、道具を使う際は力任せにせず、砂を少しずつかき分けるように進めましょう。
砂質や場所によっては、バカ貝が数多く見つかるエリアも存在します。大きめの個体を狙いたいなら、水際付近だけでなく、少し奥に入った場所もチェックするとよいでしょう。
大きく割れた場合は口に入る破片が気になるので、食べるのは避けるのが無難です。軽微な傷なら調理法次第では問題なく食べられます。