エギ王は、安定したフォール姿勢と高い視認性が特徴のエギで低活性のイカにも対応でき、その名の通りエギの中でもトップレベルの人気を誇っています。
しかし…どれだけ優れたエギでも、使い方や条件を誤ると釣果は期待できません…
「エギ王を使っても釣れない」と悩む人も多いのが現実です。この記事では、よくある釣れない理由を解説し、その原因を理解することで釣果を上げるための具体的なアドバイスを提供します。
エギ王が釣れないよくある原因とは?
エギ王で釣果が伸びない場合、いくつかの共通した原因が考えられます。釣り場の状況やエギの使い方、アクションのタイミングなど、ちょっとしたポイントが釣果に大きく影響します。
ここでは、エギ王が釣れない際に見直すべきよくある原因について解説し、改善のヒントをお伝えします。釣りの成功率を上げるための参考にしてください。
エギのカラー選びが合っていない…

イカの視認性を高めるカラー選びが不適切だと、釣果が上がりにくくなります。
エギのサイズ選びが合っていない…
- 対象イカのサイズに合わないエギを選んでいる
- 水深や釣り場の状況に適していないエギサイズを使用
- エギの重量が適切でなく、フォールが不安定になる
エギサイズがイカや釣り場の条件に合わないと、アタック率が低下し釣果に影響します。
キャストの技術不足
キャストの技術不足は、エギを正確に狙ったポイントに届けられず、イカの反応を引き出せない原因となります。適切なキャスト技術がないと、エギの動きが不自然になり、イカに警戒され釣果が低下します。また、ラインの扱いが不適切で絡まりやすく、釣りの効率も悪化します。

フォール速度の誤設定
フォール速度が誤設定されるとエギの動きが不自然になり、イカにアピールできません。
釣り場の見直しが必要
釣り場の選定は釣果に大きく影響します。エギ王を効果的に使うためには、イカの生息環境や潮の流れ、水深、障害物の有無を再確認することが重要です。
イカが好むエリアを理解し、適切なポイントを選ぶことで、エギの動きを最大限に活かせます。また、定期的に釣り場を変えてイカの動きを観察することで、新たな釣果ポイントを見つけることが可能です。
時間帯の選択ミス
時間帯の選択ミスは釣果を下げる原因です。イカは特定の時間帯に活発になるため、早朝や夕方を選ばずに釣行すると釣れにくくなります。適切な時間帯を狙うことが重要です。
エギ王で釣れない時の改善策

エギ王で釣果が伸びない時でも、いくつかの改善策を試すことで状況を大きく変えることができます。エギのカラーやサイズの変更、シャクリ方の見直し、またはポイントや時間帯の再考などが効果的です。
ここでは、釣れない時にぜひ試してほしい具体的な改善策を紹介し、エギングの成功率を高めるためのヒントをお伝えします。
適切なカラーとサイズの選び方
カラー | 状況 | 使用時期 | サイズ |
---|---|---|---|
ムラムラチェリー | 活性が高いとき、晴天時 | 春・秋 | 3.0号、3.5号 |
軍艦グリーン | 夜間、曇天時 | オールシーズン | 2.5号~3.5号 |
カクテルオレンジ | ローライト時(朝マズメ・夕マズメ) | 春、晩秋 | 3.0号 |
ブルーポーション | 日中、澄み潮の時 | 夏・秋 | 3.5号 |
モエモエグリーン | 濁り潮、藻場付近 | 秋、冬 | 2.5号、3.0号 |
エギ王おすすめカラー
カラー | 特徴 | 適した状況 |
---|---|---|
ムラムラチェリー | ピンクと紫のコントラストが強く、ケイムラボディで高い視認性を誇る。 | 日中や朝マズメ、夕マズメの光量変化が大きい時間帯に有効。 |
軍艦グリーン | ナチュラルなグリーンと赤テープの組み合わせで、夜間に強い。 | 夜のエギングや光量が少ない状況で効果的。 |
カクテルオレンジ | 明るいオレンジと赤テープの組み合わせで、視認性が高い。 | ローライト時や曇りの日、夕方に適している。 |
ブルーポーション | ブルーとケイムラの組み合わせで、晴れた日や澄み潮で有効。 | 日中の晴れた日に最適。 |
モエモエグリーン | グリーンとケイムラの組み合わせで、視認性が高く澄み潮に強い。 | 澄んだ水質やイカの反応が鈍い時に効果的。 |
ネオンブライト クラクラウッディ | 赤・青・緑のネオンブライト発光で、視認性が高い。 | 朝マズメ、夕マズメの紫外線が強い時に有効。 |
キャスト技術の向上方法
- 正しいキャストフォームを学ぶ
- 練習を重ねる
- フィードバックを受ける
正しいフォームを習得し、繰り返し練習することでキャストの安定性と精度が向上します。また、経験豊富な釣り人やコーチからのフィードバックを活用することで、技術の改善点を具体的に把握し、効果的にキャスト技術を磨くことができます。
フォール速度の調整テクニックを学ぶ

フォール速度を適切に調整することで、エギの動きを最適化し釣果を向上させることができます。まず、エギの重さやシンカーのバランスを見直し、沈下速度を調整します。
例えば、風が強い日は重めのエギを使用し、穏やかな日は軽めにすることで安定したフォールが可能です。また、リールのドラグ設定を適切に行い、リトリーブ速度を変えることでエギの動きを細かくコントロールします。
さらに、異なるフォール速度を試しながら、イカの反応を観察し最適な設定を見つけることが重要です。これにより、イカにアピールしやすいエギの動きを実現し、釣果の向上が期待できます。
フォール調整テクニック | 具体的な方法 | 適した状況 |
---|---|---|
エギのサイズを変更する | 小さいエギはゆっくり、重いエギは速く沈む。状況に応じてエギのサイズを変える。 | 水深が浅い場合や深い場合に合わせて調整 |
シャロータイプのエギを使用する | シャロータイプのエギは、フォール速度が遅く、浅い水域で効果的。 | 浅い場所やゆっくりしたアピールが必要なとき |
ラインテンションを調整する | ラインの張りを変えてフォール速度を調整。テンションを緩めるとゆっくり沈む。 | フォール中に自然な動きを演出したいとき |
釣り場と時間帯の見極め方
- 潮汐表を確認して満潮・干潮の時間を把握する
- 天気予報をチェックし、風や天候に合わせた釣り場を選ぶ
- 水温を測定し、イカの活動に適した温度帯を狙う
- 日出・日没の時間を理解し、イカの活発な時間帯に釣行する
- 月の満ち欠けを考慮し、満月や新月時の釣果傾向を利用する
- 海流や潮流の流れを調べ、イカが集まりやすい場所を選定する
- 障害物や構造物の近くを探し、イカの隠れ場を狙う
- 過去の釣果データや地元の情報を参考にする
- イカの行動パターンを観察し、効果的な釣り時間を見極める
- 照明条件を考慮し、エギの視認性を高める環境を整える
釣り場と時間帯を適切に選ぶことで、イカの行動を最大限に活用し、釣果を向上させることが可能です。潮汐や天候、水温などの要素を総合的に判断し、最適な釣行計画を立てましょう。