キス釣りでPEラインを使う最大のメリットは、飛距離と感度の向上です。伸びが少ないので遠くの微かなアタリも逃さず、広範囲を手早く探ることができます。ラインが細くても十分な強度を保てるため、遠投性能と取り回しの良さを両立しながらキスを狙える点が特徴です。
キス釣りPEラインの選び方

PEライン選びの重要なポイント

・細めなら飛距離増
・根ズレ回避は太め
・カラーで着水点把握
ラインは0.4号~1.2号の範囲で選ぶケースが多く、飛距離と耐久性のバランスが重要です。より遠くを狙うなら0.4号~0.6号、根があるエリアは0.8号~1号程度で対応しやすいです。
0.8号前後が扱いやすく、様々な水深やポイントに対応できます。飛距離と耐久性のバランスが良いので初心者にもおすすめです。
カラーと太さ
カラーラインは25mごとなど色分けがあると、飛距離とヒットしたポイントを瞬時に把握しやすくなります。細号数ほど空気抵抗は減るため飛距離は伸びますが、障害物の多い場所では太めも検討しましょう。
狙ったポイントを把握するために役立ちます。アタリが出た距離を色で目安にできるので、再現性の高い釣りが可能です。
比重と素材
・比重が大きいラインもあり
・テーパーラインは結び目減少
・4本撚りで軽快に遠投
比重が重いPEも存在し、糸ふけを抑えられます。結び目の少ないテーパータイプは飛距離アップに貢献し、4本撚りラインはコシが強く遠投向きです。狙う距離や海底の状態に合わせて選んでみてください。
使えます。接続の手間がなく飛距離も出しやすいので、最初の1本にも選びやすいでしょう。
負荷と感度
PEラインは伸びが少なく、小さなアタリも伝えやすいのが特徴です。キャスト時の負荷を軽減するため、力糸や天秤の種類を工夫することで、ライントラブルを減らしながら快適にキスを狙えます。
竿のオモリ負荷や反発力との兼ね合いが大切です。しなやかに振り抜ける組み合わせを選ぶと飛距離と感度が高まります。
メインラインと力糸
強度を確保する力糸があると、フルキャスト時のラインブレイクを防げます。結束強度を保つにはメインラインとの結び方も大切です。慣れないうちはテーパー力糸も便利です。
製品によりますが、0.8号から5号などのテーパータイプが一般的です。使用するPEラインの号数と合わせて選ぶとスムーズです。
結束やトラブル対策

投げキス釣りでは強風下や飛距離重視で力んだキャストをしがちです。ラインに余計な負荷がかかるとトラブルが増えるため、キャストフォームの安定やラインのコーティング剤などで対策すると良いでしょう。
竿先から仕掛けまで50cm〜1mほど垂らす方が安定しやすいです。慣れるまで短めにし、コントロールを重視しましょう。
おすすめのキス釣りPEライン12選

クレハ シーガー PE X8

8本撚りのPEラインで、高強度と高感度を兼ね備えています。0.4号から6号まで幅広いラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後がおすすめです。
バリバス アバニ ライトゲーム スーパープレミアムPE

スーパーフッ素コーティング加工により、飛距離と感度が向上しています。0.2号から0.4号までの細号柄が揃っており、繊細なキス釣りに適しています。
デュエル アーマードF+ プロ エギング

エギング用に開発されたラインですが、ハリがあり感度が高いため、キス釣りにも適しています。0.6号と0.8号があり、状況に応じて選択できます。
シマノ ピットブル 12

12本撚りの高強度PEラインで、耐久性と飛距離に優れています。1.5号から12号までのラインナップがあり、キス釣りには1.5号前後がおすすめです。
バリバス アバニ キャスティングPE SMP

耐摩耗性能と耐久性に優れた高品質PEラインです。3号から12号までのラインナップがあり、キス釣りには3号前後が適しています。
ダイワ UVF エメラルダス センサー 8ブレイド+Si

8本撚りでシリコンコーティングが施され、滑りが良く飛距離が出ます。0.5号から1.5号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後がおすすめです。
サンライン ソルティメイト PEエギ ULT HS8

高感度と高強度を兼ね備えた8本撚りのPEラインです。0.5号から1.5号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後が適しています。
YGKよつあみ G-soul X8 アップグレード

8本撚りで滑らかな表面加工が施され、飛距離と感度が向上しています。0.6号から2号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後がおすすめです。
シマノ キススペシャル EX4 PE テーパー

キス釣り専用に開発されたテーパーラインで、飛距離と感度に優れています。0.6号から1.5号までのラインナップがあり、状況に応じて選択できます。
ダイワ サーフセンサー+Si

サーフキャスティング用に開発されたPEラインで、飛距離と感度が高いです。0.6号から1.5号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後がおすすめです。
サンライン スーパーキャストPE

遠投性能に優れたPEラインで、滑らかな表面加工が施されています。0.6号から2号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後が適しています。
YGKよつあみ ウルトラキャストマン WX8

8本撚りで高強度・高感度を実現したPEラインです。0.6号から2号までのラインナップがあり、キス釣りには0.6号前後がおすすめです。
使用時の注意点

ラインの保管とメンテナンス
PEラインは紫外線による劣化や、塩分の付着で表面の性能が落ちやすいです。使用後は真水で洗い流して乾燥させ、直射日光を避けた場所で保管しましょう。これにより寿命を延ばせます。
1シーズン通して使い続けた場合や、表面の毛羽立ちが目立ちはじめたら交換を検討しましょう。安全かつ快適に釣りを続けられます。
強風時や潮流への対策
横風や向かい風が強いとラインが大きく流されます。糸ふけを抑えるために先糸を重めの比重タイプに変えたり、投げる角度を調整して対処しましょう。潮流がある場合も同様に考慮が必要です。
あまりに細いと風で煽られやすいです。0.8号や1号へ変更するのも手ですが、キャスト角度やロッドワークも合わせて工夫すると効果的です。
海底障害物との付き合い方
岩やテトラ周りは根掛かりリスクが高まります。太めのPEラインを選んだり、仕掛けや天秤の種類を変えて回避しましょう。投げるコースをずらすなど、回避策も大切です。
無理に引っ張るとラインが切れる可能性があります。ゆっくり緩めてから角度を変えて回収し、それでも取れなければ仕掛けを諦めるのが安全です。
記事のまとめ

- PEラインは伸びが少なく高感度
- 0.4~0.6号は飛距離重視
- 0.8~1号は汎用性抜群
- マルチカラーで距離を把握
- 力糸の利用でキャストを安定
- バックラッシュ対策にコーティング剤
- 使用後は水洗いでメンテナンス
- 根が多い釣り場は太めラインを検討
キス釣りでのPEライン選びは飛距離や感度を左右する大切な要素です。釣り場の環境や目指す飛距離に合わせて最適な号数をチョイスし、存分にキスゲームを楽しんでください。