海上釣堀で青物やマダイを狙うとき、強度と感度に優れたPEラインが重要な役割を果たします。この記事では、海上釣堀でのPEライン選びのポイントと、おすすめ商品、そして実際に使うときの注意点をわかりやすく解説していきます。
海上釣堀peラインの選び方

号数(ポンド数)とターゲットのサイズを考慮する

- 最適号数の見極め
- ターゲットサイズ
- 扱いやすい太さ
海上釣堀では、狙う魚種や大きさによってラインの号数を選ぶことが大切です。太すぎると扱いにくく、細すぎると強度不足でバラしが増えます。マダイなら4号前後、青物狙いなら3〜4号以上が一般的な目安です。
扱いやすさと強度を両立するために、まずは3号か4号を選んでおくと安心です。
釣行回数や狙う魚にあわせて微調整してください。
編み数による特性(4本撚り/8本撚りなど)の違いを把握する

4本撚りは繊維が太く硬めで、擦れに強い点がメリットです。一方、8本撚りは表面が滑らかになり飛距離や操作性が向上します。海上釣堀で繊細にアタリをとるなら8本撚り、少し荒っぽい青物狙いなら4本撚りを検討しましょう。
混雑する釣堀や、青物メインなら耐久性重視の4本撚り。
繊細なアタリを逃したくない場合は8本撚りがおすすめです。
耐摩耗性やコーティングの有無をチェック

- ライン表面加工度
- コーティング確認
- ライントラブル激減
海上釣堀では、イケスのロープや魚とのファイト中にラインが擦れる場面が多くなります。コーティングがしっかり施されているPEラインは耐摩耗性が高く、トラブルも減少します。さらに、表面加工が優れた商品ほど糸ヨレの解消やキャスト性能の向上に役立ちます。
表面のコーティングが剥がれると擦れに弱くなります。
定期的に状態を確認し、傷みが進む前に交換しましょう。
視認性とラインカラーの選択
棚取りを重視する脈釣りでは、ラインの色が見やすいかどうかが釣果に直結します。10mごとに色が変わるマルチカラーや、単色でも発色が良いものは便利です。海上釣堀の透明度や天候に応じて選ぶことで、細かなバイトも見逃さずにフッキングできます。
光量の少ない環境では白や蛍光系が見やすい傾向です。
実際の釣り場で確認しながら選ぶと失敗が少ないでしょう。
結節強度を意識したノット選択

PEラインは摩擦に弱い特徴があるため、適切なノットを組まないと結び目から切れてしまうことも。FGノットなら細いPEでも安定した強度が出やすく、動きの激しい青物にも対応可能です。ノットの巻き込み部分は慎重に作業してください。
結束部を湿らせながら締め込むと、摩擦熱でラインが傷みにくくなります。
ゆっくり確実に締めることが大切です。
定期的なメンテナンスと交換
海上釣堀で何度も大型魚とファイトを繰り返していると、ライン全体にダメージが蓄積します。擦れや色落ちが顕著になったら巻き替えのサインです。こまめにラインをチェックして、異常があればすぐに補修か交換を行いましょう。
釣行後に真水で軽く洗い、乾かしてから巻いておくとコーティングの劣化を防ぎやすいです。
定期的に点検しながら使ってください。
おすすめの海上釣堀peライン8選
サンライン 海上釣堀 II HG

視認性の高いカラーリングが特徴で、適度なしなやかさがあり扱いやすいPEラインです。
ダイワ 棚センサー海上釣堀

1mごとにカラーが変わるため、正確な棚の把握が可能なPEラインです。
東レ 海上釣堀スーパーPE

10mごとにカラーが変化し、強度も高いため大型魚にも対応できるPEラインです。
LINE SYSTEM 海上釣堀PEX8 マーク1

白ベースに黒のマーキングが特徴で、視認性が高く、8本撚りで滑らかなラインです。
X-Braid 海上釣堀 ヴェラガス

結束強度が数値化されており、仕掛けのバランスを組み立てやすいPEラインです。
ゴーセン PE 海上釣堀

1mごとにカラーリングされており、棚の正確な把握が可能で、コストパフォーマンスにも優れています。
シマノ ピットブル 8+

シリコンコーティングが施され、耐摩耗性と感度に優れた8本撚りのPEラインです。
ダイワ UVF PEデュラセンサー×8+Si2

原糸が真円になるよう設計され、耐摩耗性と飛距離の向上が図られたPEラインです。
使用時の注意点

ドラグ調整をしっかり行う
海上釣堀では大物が突然ヒットすることも多いため、PEラインの強度を活かしつつドラグを適切に調整しておくことが重要です。ドラグが硬すぎるとラインブレイクのリスクが高まり、緩すぎるとファイト時間が長くなり周囲の迷惑にもなります。釣行前にドラグテンションを確かめ、釣りの途中でも違和感があれば都度微調整しましょう。
慌てずドラグを効かせて、ラインテンションをキープしましょう。
周りに迷惑をかけない範囲で走らせるのがコツです。
周囲と仕掛けが絡まないよう配慮する
海上釣堀は限られたスペースで多くのアングラーが釣りを楽しむ場です。糸フケの放置や、明らかに無理なキャストはトラブルを招きます。PEラインは感度が高い反面、軽くて風の影響も受けやすいため、常にラインテンションを意識して仕掛けをコントロールしてください。周囲への気配りが、釣果にも直結します。
まずは冷静にコミュニケーションを取りましょう。
ラインを切らずにほどける場合もあるので、慌てないことが大切です。
ロッドやリールとの相性をチェックする
PEラインは伸びが少ない分、ロッドやリールの特性と合わないとキャスティングやファイト中に扱いづらいことがあります。硬めのロッドならPEラインの高感度を活かせますが、柔らかいロッドだと糸絡みが増える場合も。ご自身のタックルバランスを踏まえたうえでラインを選び、適切な組み合わせを見極めるようにしましょう。
スピニングなら3000〜4000番が扱いやすいです。
PEラインに合わせて下巻きを調整し、巻き量を最適にしておきましょう。
記事のまとめ

- 適正号数でパワーを確保
- 撚り数で耐久性や操作性が変化
- コーティングは摩耗防止に有効
- 見やすい色でタナ管理を楽に
- しっかりしたノットで結節強度UP
- 定期メンテで性能をキープ
- ドラグや周囲への配慮を忘れない
- タックル全体との相性を重視
海上釣堀でのPEラインは、ターゲットのサイズや釣り方に合わせた選択とこまめなメンテナンスが大切です。ぜひライン選びを見直して、快適に釣果を伸ばしてください。