オフショアジギングで欠かせないタックルボックスは、道具の整理や船上での取り回しを左右する重要アイテムです。本記事では、釣果ではなく「使いやすさ」「便利さ」に焦点を当て、オフショアジギングタックルボックスの選び方やおすすめ商品を分かりやすく解説します。
オフショアジギングタックルボックスの選び方

サイズ選定のポイント
・大きめルアーもしっかり収納
・適度なスペースで整理自在
・移動が楽になる重さ
オフショアジギングではメタルジグやプラグなど、多数のルアーを船に持ち込みます。容量の小さいボックスだとすぐにあふれてしまうため、大きめサイズを選ぶのが無難です。ただし過度に大きすぎると移動時に邪魔になりがちなので、整理しやすく、持ち運びも苦にならないサイズが理想です。
狭い船内での機動性を優先するなら小型も有効ですが、積載量を考慮するとやや不便です。
重量と持ち運びのしやすさ
オフショアのポイントは港から離れていることが多く、乗船前に距離を歩く場合もあります。金属製パーツが多いハードタイプや仕切りが多いボックスは重量が増しやすいので、持ち運びしやすい形状かどうかもチェックしましょう。
船室やポイントにもよりますが、両手で持ちやすい5~7kg前後が現実的です。
素材と耐久性
・ハードタイプは頑丈
・ソフトタイプは軽量
・海水に強い素材を選ぶ
船上では衝撃を受ける機会も多く、海水がかかって金属部分が錆びやすくなります。ハードタイプは堅牢さが強みで、ソフトタイプ(バッカン)は軽さと水洗いのしやすさが魅力。ご自身の釣りスタイルに合った素材選びが重要です。
座れる頑丈さ重視ならハード、軽さや手軽さ重視ならソフトが向いています。
オプションパーツの拡張性
船上では収納スペースが限られているため、タックルボックスにロッドホルダーやドリンクホルダーなどを付けられると大変便利です。特にハードタイプは拡張性が高く、追加パーツも豊富に市販されています。
対応モデルならドリル不要でパーツを装着できるケースも多いので安心です。
滑り止めなどの安全面
オフショアジギングでは船の揺れが予想以上に大きくなることがあります。滑り止め加工や固定ベルトがあるかどうかは重要なチェックポイント。万が一の時に備えて、安全機能はしっかり確認しましょう。
滑り止めのほか、ロープで固定するなどの対策をとるとさらに安心です。
コストパフォーマンス
ハイスペックなモデルはそれだけ値段も高くなります。まずは収納力、丈夫さ、防水性などの基本的な部分を満たしたボックスを選び、必要に応じてパーツを買い足す方法がおすすめです。無理のない予算内で探すのが失敗しにくいポイントです。
3,000円台から上は選択肢が増えます。使い心地を重視しつつ予算と相談しましょう。
おすすめオフショアジギングタックルボックス10選
ここではオフショアジギングタックルボックスを厳選して10種類ご紹介します。ハードタイプからソフトタイプまで幅広く揃っていますので、ぜひ参考にしてください。
メイホウ バケットマウス BM-7000
頑丈なハードタイプのタックルボックスで、ロッドホルダーなどのオプションパーツを取り付け可能。座ることもできるため、船上での休憩時にも便利です。

リングスター ドカット D-4700
耐久性に優れたハードタイプのボックスで、大容量の収納スペースを備えています。シンプルなデザインで使いやすく、多くのアングラーに愛用されています。

ダイワ TB-7000
堅牢な作りで、ロッドスタンドや小物入れなどのオプションパーツを装着可能。船上での使用に適した設計となっています。

マズメ バッカンⅢ
防水性に優れたソフトタイプのバッカンで、軽量かつ持ち運びが容易。収納力も高く、オフショアジギングに最適です。

ドレス バッカンプラス
耐久性のある素材を使用したソフトタイプのバッカンで、収納力が高く、持ち運びも便利。デザイン性にも優れています。

シマノ ロッドレストタックルバッグ
ロッドレスト機能を備えたソフトタイプのバッグで、釣り場でのロッドの置き場に困りません。収納力も高く、使い勝手が良いです。

第一精工 タックルキャリアーMS
多機能なソフトタイプのキャリアーで、収納力が高く、持ち運びも便利。オフショアジギングに必要な道具を効率的に収納できます。

メイホウ VS-7070
持ち運びやすいサイズ感で、計算しつくされた収納スペースを備えています。ショアジギングシーンをカバーできる設計です。

ダイワ TB-9000
大容量で堅牢な作りのタックルボックスで、ロッドスタンドや小物入れなどのオプションパーツを装着可能。船上での使用に適しています。

メイホウ バーサスランガンシステムBOX
頑丈で細部にまで使い勝手を追求した設計が魅力。専用パーツも豊富で、カスタマイズ性が高いです。

おすすめオフショアジギングタックルルアーケース10選
ルアーの収納やメンテナンスのしやすさを重視するなら、専用のオフショアジギングタックルルアーケースがあると便利です。ここでは10選を紹介します。
メイホウ リバーシブル 160
両面収納が可能なリバーシブルタイプで、最大160mmのルアーを収納できます。コンパクトながら収納力が高く、持ち運びに便利です。

karim ルアー ワーム ケース
ロングジグも収納可能なメッシュ素材のバッグで、通気性が良く丸洗いも可能。ジグの整理整頓に最適です。

パズデザイン ウォッシャブルメッシュケース
メッシュ素材で通気性が良く、丸洗い可能なケース。サイズ展開が豊富で、タックルボックス内の整理に役立ちます。

ダイワ(DAIWA) リバーシブルケース

メイホウ バケットマウス BM-9000
ロッドホルダーを後付けできるハードタイプのタックルボックス。大容量で、オフショアジギングに必要なアイテムを一括収納できます。

メイホウ(MEIHO) VS-3010NDDM

メイホウ(MEIHO) インナーストッカーBM-L

AbuGarcia (アブガルシア) ルアーケース リバーシブル 100

明邦(Meiho) スクイッドストッカーBM-S ブラック

ダイワ(DAIWA) タックルボックス マルチケース 122NJ 904933

使用時の注意点

保管場所とメンテナンス
タックルボックスは海水や波しぶきをかぶりやすいため、使用後には必ず洗って乾燥させましょう。特に金属パーツは錆びやすいので、水洗い後の拭き取りが重要です。湿気が残らない場所で保管し、長持ちさせたいところです。
流水でしっかり洗い、タオルで拭き取って乾かします。錆びは放置すると広がるので要注意です。
船の上での転倒防止
オフショアジギングでは、大きな波や船の揺れでタックルボックスが倒れやすくなります。滑り止め付きモデルを選ぶか、ロープなどで簡単に固定できるように工夫しましょう。周囲の人に怪我をさせないためにも安全管理は最優先です。
取っ手やベルト部分をロープで船に縛り付けると安定します。動いても範囲が限定されます。
航行時の位置取り
船が高速移動を始めると、意外なほど強い振動や衝撃が伝わります。ボックスを座席近くに置いておくと安全ですが、人が通る通路を塞がないようにしましょう。配慮が行き届いた位置に設置すればトラブルを避けられます。
エンジン付近は振動が大きい場合があります。座席下や壁際など、できるだけ安定感のある場所がおすすめです。
まとめポイント

- 海水洗浄で塩を早めに落とす
- ロープ固定で転倒リスク減
- 座席近くに置いて安全確保
- 金属パーツは特に錆び注意
- 底面滑り止めの有無を確認
- 周囲の通行を妨げない配置
- フタのロックを念入りにチェック
- こまめな乾燥で長持ちさせる
これらのポイントをしっかり意識すれば、タックルボックスを長く快適に使うことができます。釣行前後の管理を徹底して、より安全なオフショアジギングを楽しんでください。