メッキは小さくても引きが強く、ルアーへの反応が非常に良いターゲットです。この記事では、メッキ釣りルアーの選び方や、実際の使い方のポイントを分かりやすく解説します。シーンや活性に合わせたルアーローテーションで、メッキの強烈なバイトを思う存分楽しみましょう。
メッキ釣りルアーの選び方

ルアーは小型サイズを選ぶ

・5cm前後
・2g〜12g
・シルバー系カラー
メッキは口がそこまで大きくないため、5cm前後のルアーを選ぶとアタリが多くなりやすいです。重さは2g〜12g程度にすることで飛距離を確保しながら操作性も維持できます。さらにシルバー系などフラッシング効果の高いカラーを使うと、メッキの好奇心を強く刺激してくれます。
大きいメッキが相手でも意外に口を使うことがあります。5cm前後のサイズでも十分に反応が得られますので、まずは小型中心で挑戦してみてください。
最適なウエイトの見極め
メッキは回遊しながら小魚を追うため、遠投ができるウエイトを使うと広範囲を素早く探れます。目安としては5g前後が取り回しやすく、状況次第では7gや10gなども試してみましょう。
水面近くを泳がせにくくなり、ルアーが沈みすぎる場合があります。表層付近を意識しているメッキにはウエイト過多は避けたほうが無難です。
複数色を持ち合わせる
・シルバー基調
・クリアカラー
・アカキン系
天候や水の色に応じて複数のカラーを準備するのがポイントです。日差しが強いときはシルバー基調の強いフラッシング、濁りがあるときはアカキンなどの派手な配色でアピール力を高めると効果的。スレ気味なときにはクリア系カラーがメッキに違和感を与えにくく、バイトにつながりやすくなります。
周りの釣り人が同色で釣れなくなったときや、同じカラーでチェイスだけ多い場合です。反応が薄いと感じたら別のカラーを試してみましょう。
トップ系・中層系を使い分け
活性が高いときはポッパーやペンシルベイトなど、トップウォーター系ルアーで水面の捕食シーンを楽しめるのが魅力です。しかし反応が薄いときは深いレンジを攻められるミノーやメタルジグを使い、中層からボトム付近で待機しているメッキにアプローチするのがよい方法です。
魚がしっかり水面を意識していないときはミスバイトが多くなります。反応が悪ければ素早くレンジを変えて試しましょう。
ワームで食い渋り対策

ルアーをトゥイッチしても追い切らない、またはチェイスがあるのに食わない場合はワームが効果的です。ソフトな素材が魚に違和感を与えにくく、わずかなアクションでも生命感を演出しやすいのが長所。食い渋り時の切り札として用意しておきましょう。
同じくシルバーやクリア、アピール力のあるチャートなどを持ち合わせると便利です。反応を見ながらローテーションしてみましょう。
メッキ釣りルアーの使い方

スピーディーな巻きが基本

・高速リトリーブ
・小刻みアクション
・浅いレンジ攻略
メッキはすばやい動きに対する反応が良好です。リールを高速で巻きながら小刻みなトゥイッチを加えると、捕食スイッチが入りやすくなります。特に水面下数十cmをテンポよく探ると、バイトが集中することが多いです。
一度速巻きで反応を見て、追ってくる様子があれば続けてください。反応がなければ少しスピードを落とし微調整しましょう。
メタルジグのリフト&フォール
メタルジグは遠投性に優れ、広範囲を探る際に便利です。投げて着底後、ロッドを上げる動作(リフト)と、テンションを抜いて沈める動作(フォール)を繰り返すことで、ヒラ打ちアクションを演出しやすくなります。
完全に糸をたるませすぎるとアタリを拾いにくくなります。ほんの少し張りを残すくらいのフォールがバイトを捉えやすいです。
トップウォーターの誘い方

・連続ポッピング
・ドッグウォーク
・細かいロッド操作
ポッパーやフローティングペンシルを使ったトップウォーターゲームでは、連続したポッピングやドッグウォークを駆使するのが定番です。特にドッグウォークは、不規則に左右へ移動して小魚が逃げ惑う姿を模倣できるので、アタックしやすい活性の高いメッキを狙うのに適しています。
大きなスプラッシュはアピールになりますが、警戒心を与える場合もあります。様子を見ながらアクションの強弱を調整してください。
中層狙いのミノー・バイブレーション
バイブレーションはメッキに対して強い振動で存在をアピールできます。表層に出きらないときには中層をただ巻きし、フォール中にバイトが出やすい点も活用してみましょう。濁った水域でも波動が伝わりやすく、メッキがルアーを見つけてくれる可能性が高まります。
着底直前にリールを止めてフォールをコントロールすれば、ボトムへの衝突を防ぎやすいです。意識して操作すると根掛かりリスクは減らせます。
ワームのただ巻きやスローリトリーブ
ワームの場合、ロッドアクションを強く入れなくてもボディが動いてアピールしてくれます。特に食い渋ったときには、ゆっくりとただ巻きするだけでもメッキが喰いつくことがあります。もし反応が悪い場合は、ジグヘッドを重くしてボトム付近も探ってみてください。
激しい動きも場合によっては有効ですが、控えめなアクションから試すとバイトが得やすい傾向にあります。
【メタルジグ】おすすめのメッキ釣りルアー6選

ジグパラマイクロ(メジャークラフト)

小型で軽量なメタルジグで、メッキ釣りに最適です。多彩なカラー展開で、状況に応じた選択が可能です。
テトラジグ

コンパクトなサイズで、テトラポッド周りなどの狭いポイントでも使いやすいジグです。
プリズナー(ダイワ)

タングステン素材を使用し、小型ながら飛距離が出るジグです。メッキの捕食対象にマッチしたサイズ感が特徴です。
メタルマル(ブリーデン)

独特の形状で、広範囲を探るのに適しています。リトリーブ時のアクションがメッキを誘います。
Fサーディンブレイド(ジーク)

シルバーメッキUVカラーで、フラッシング効果が高く、メッキの反応を引き出します。
グリード(ロンジン)

マイワシ(メッキ)カラーが特徴で、リアルなベイトフィッシュを模したデザインです。
【ミノー】おすすめのメッキ釣りルアー6選

カマスハンターミノー(ダイワ)

トラウト用のドクターミノー2をソルト用にチューンしたモデルで、リーズナブルな価格と豊富なカラーが魅力です。
スイケン(アイマ)

2023年発売の新モデルで、5g以上の重さがあり、飛距離が出ます。関東の河口などでの使用に適しています。
LGヘビーミノー(デュエル)

ヘビーシンキングタイプで、飛距離が抜群。任意のレンジまで素早く沈めることができます。
トトシャッド(デュオ)

シャッドタイプのルアーで、パニックアクションが特徴。トゥイッチングでの使用に適しています。
ティロミノー(タックルハウス)

小型で扱いやすく、メッキ釣りに適したミノーです。
奏(ジャクソン)

50mmサイズのミノーで、飛距離が出て扱いやすいモデルです。アカキンカラーが特におすすめです。
【スプーン】おすすめのメッキ釣りルアー6選
ベネター(ブラスビー)

小型で遠投性に優れ、スローリトリーブでもしっかり泳ぎます。軽量なモデルから重量モデルまでラインナップされ、場所に応じて使い分け可能です。
クルセイダー(ダイワ)

飛距離と泳ぎのバランスがよく、広いポイントを効率よく探れます。定番のアカキンカラーが人気です。
チヌーク(スミス)

トラウト用としても知られていますが、ソルトでも実績が高く、ただ巻きからトゥイッチングまで万能に使えるスプーンです。
ピュア(フォレスト)

軽量ながら飛距離が出るため、ライトタックルとの相性が抜群。ナチュラルなアクションでメッキを誘います。
シーライドミニ(ブルーブルー)

フォール時の独特のヒラ打ちアクションが特徴。フォール中にも積極的にメッキを誘えるため、食い渋り時に効果的です。
マーシャル(ティモン)

コンパクトでリアルな小魚を模したデザイン。扱いやすいウェイトと優れたフラッシング効果があり、初心者にもおすすめです。
使用時の注意点

周囲への配慮も欠かさない
メッキ釣りは身近な河口や漁港などで手軽に楽しめる反面、作業船やほかの釣り人との距離が近くなることも多いです。キャスト時には周囲をよく確認し、ロッド操作で周囲にルアーや糸が当たらないよう注意しましょう。マナーを守りながら快適に楽しむことが大切です。
すいている場所を探すか、十分なキャストスペースを確保してください。安全確保とトラブル防止のためにも譲り合いの意識が必要です。[/qa-box01>
タックルのメンテナンス
海水や潮風にさらされると、リールやガイドなどに塩分が付着してしまい、パーツの劣化を早めます。釣行後はしっかり真水で洗い流し、拭き取ってから保管しましょう。フックやリング類のサビにも注意し、交換が必要な場合は早めに対応すると長く快適に使えます。
ラインの結束とチェック
ルアーとの接続部、特にリーダーとPEラインの結束強度は釣果に直結します。キャスト前後にはノットのゆるみや糸の傷をこまめに確認しましょう。万一ラインに傷があれば早めにカットして結び直すことで、大切なメッキのバイトを逃さずに済みます。
慣れないうちはFGノットや簡易的なノットでも構いません。強度重視でゆっくり丁寧に結ぶことが重要です。
まとめ
- メッキ釣りは小型ルアーが基本
- ウエイトは5g前後を目安に調整
- カラーは複数用意しローテーション
- 表層から中層まで使い分けが鍵
- 高活性時はトップウォーターも有効
- 食い渋り時はワームが強い味方
- リフト&フォールで中層を誘うのも◎
- 安全面とマナーを守って釣行
手軽なタックルで挑戦しやすいメッキ釣りは、アタリの多さと引きの強さが魅力です。さまざまなルアーをローテーションしながら狙うと、予想以上に数釣りが楽しめるでしょう。釣り場のマナーを守りながら、ぜひメッキの力強い引きを堪能してみてください。