メッキ釣りはライトソルトゲームの中でも特に人気の高いターゲットです。パワフルな引きと繊細なルアー操作が楽しめるのが魅力。本記事ではメッキ釣りに最適なロッドの選び方とおすすめ16選、さらに使用時の注意点をまとめて解説します。
メッキ釣りロッドの選び方を解説

ロッドの硬さ・長さ

- 扱いやすい長さ
- 適度なティップの張り
- L~MLパワー
メッキ釣りでは6.6~7ftほどの長さが取り回ししやすく、バット部分にある程度パワーがあるモデルが重宝します。硬さはL~MLあたりを目安に選ぶと、小型ルアーをキビキビ動かせるうえにメッキ特有の力強い引きも味わいやすいです。
扱うルアーの重さや魚のサイズで決めると良いです。3~10g中心ならML寄り、小型プラグメインならLでも十分対応できます。
ロッドアクションの確認
メッキはプラグを激しくアクションさせる機会が多いため、先調子のロッドが相性良好です。ファーストアクションでトゥイッチを繰り返すと、活性の高いメッキを引き寄せやすくなります。無理なくティップを振れるモデルを選びましょう。
軽量ジグヘッドを多用するなら便利ですが、プラグメインならチューブラーのほうがシャープな操作感が得られます。
グリップデザインや素材
- 持ちやすいリールシート
- EVAやコルク素材
- 軽量化が大切
メッキ釣りはキャストやトゥイッチなどを繰り返すため、ロッドの軽さやグリップデザインが重要になります。EVAやコルクといった軽くて握りやすい素材を採用しているロッドなら長時間の釣行でも疲れにくく、操作に集中しやすいでしょう。
短めのグリップだとアクション時に扱いやすくなります。逆に長めなら脇に挟みやすいなど好みで選んでも問題ありません。
自重とバランス
操作性を重視するなら100~120g程度のロッドが扱いやすいです。ただ軽量すぎても強度が不安になる場合もあるので、適度にしっかりしたバットパワーを持ち合わせているかをチェックしましょう。ロッドとリールの重量バランスも確かめるのがおすすめです。
ドラグ設定とやり取りを丁寧にすれば問題ない場合が多いです。根掛かりには注意し、無理な力をかけないようにしましょう。
ガイドの素材と配置
メッキゲームで多く使われるPEラインは摩擦が強く、ガイドに負担をかけることがあります。Sicガイドなど耐久性の高い素材なら摩耗を抑えやすいです。また、ガイドの数が多いと糸絡みなども増える可能性があるため、配置や口径にも注目して選びましょう。
リーダー結束部がスムーズに抜けやすい点です。特に太めのリーダーを使う場合は大口径ガイドが快適です。
価格帯とコスパ
エントリーモデルでも近年は高性能なものが多く、1万円前後のロッドでも十分メッキのスピード感ある釣りを楽しめます。まずは予算に応じて操作性や感度を重視したいポイントを絞っておくと、自分に合ったモデルを見つけやすいでしょう。
必ずしもそうではありません。価格が上がるほど軽量素材や先進技術が使われますが、必要な性能に合うかが大切です。
【1万円で買える】おすすめのメッキ釣りロッド8選

アブガルシア SALTYFIELD 702L

軽量かつ張りがあり、小型ルアーの操作性に優れたエントリーモデル。
ダイワ AJI・MEBARU X 7ftクラス

グリップ形状と感度が秀逸。初級~中級アングラーのライトゲーム入門に最適。
シマノ 20 ルアーマチック MB 7ft台

携帯性抜群のマルチピース。コスパと安定感を両立しアジ・メバル攻略に便利。
オーシャン Rock Master TWIN 7’0

操作しやすい長さと柔軟性で繊細なアタリを捉える。アジング・メバリング兼用OK。
オルルド釣具 トラルド 7ftモデル

軽くて取り回し良好。初心者~中級者が楽しめるオールラウンドなULクラスロッド。
プロマリン レジスタメバル 70L

グラス混紡による程良い柔軟性。小型プラグやジグヘッドの扱いにぴったり。
OGK ソルトルアースティック 7ft前後

リーズナブルながら信頼性◎。防波堤や漁港でのライトルアーゲームに好適。
マリルド東京 2.1m (約7ft) ML 4ピース

軽量コンパクトなパックロッド。チニングやライトソルトに幅広く使える設計。
【中級者向け】おすすめのメッキ釣りロッド8選

Tsulino KAHUNA LIGHT GAME

中弾性ブランクが操作性と高感度を両立したスピニングモデル。小型ジグヘッドから軽量プラグまで幅広いライトゲームに対応。
Jackson(ジャクソン) オーシャンゲート ライトゲームミックス

繊細なティップと適度なバットパワーを持ち、アジ・メバルなどライトソルト全般に活躍。コスパに優れた一本。
メジャークラフト ロックライバー1G ライトゲームモデル

ブランクスの軽量化と感度強化を実現。メバリングやライトロックでバイトを捉えやすく、初心者から上級者まで評価が高い。
シマノ(SHIMANO) 19 ライトゲーム CI4+

軽量CI4+素材で、長時間の手持ち釣行も快適。多彩な魚種に対応できるオールラウンダー的な特性が魅力。
シマノ(SHIMANO) 19 ライトゲーム SS

エントリーモデルを卒業したい人向けのステップアップ機。感度・操作性が向上しており、手持ちスタイルを重視する釣りに最適。
ダイワ(DAIWA) アナリスターライトゲーム (2024モデル)

胴からベリーにかけて粘りを持たせ、掛けてからのやり取りがスムーズ。穂先のブレ軽減で微細なアタリを逃さない設計。
JACKALL(ジャッカル) BRS

ライトゲーム全般をカバーしつつ、バットパワーも兼備したバランス重視設計。手頃な価格でありながら性能面で評価が高い。
Abu Garcia Sstyle ソルティースタイル メバル

チューブラー設計の高感度ティップで、繊細なバイトを的確にキャッチ。軽量かつ張りがあり、操作性に優れる定番ロッド。
【使用時の注意点】

ドラグ設定
メッキの力強い走りに対処するには、ドラグを適切に合わせることが重要です。キツすぎると急な引きでラインブレイクしやすく、緩すぎるとフッキングが弱くなる場合があります。3~6lbのナイロンやPE0.4~0.6号を使う場合は、引っ張ったときに少し滑り出す程度に調整し、突発的なダッシュにも対応できるようにしましょう。
一度ドラグを締め直してから少しずつ緩め、理想的な抵抗に微調整してください。トラブルが減り、フッキングも安定します。
ラインやリーダーの保護
PEラインをメインで使う際は根ズレ対策として6~8lbほどのフロロリーダーを結ぶのがおすすめです。障害物や堤防への接触でラインが擦れると高切れのリスクが高まります。結束部はガイドをスムーズに通るか確認し、必要に応じて大きめのガイドを備えたロッドを選ぶなど工夫しましょう。
無理に引っ張らず、手で保護しながらゆっくりテンションをかけて切ると安全です。竿を折らないよう注意してください。
ロッドの保管とメンテナンス
メッキ釣りは海水環境での釣行が多いため、ロッドやガイドに塩分や砂が付着しがちです。釣行後は真水できれいに洗い、乾いた布で拭いてから陰干ししてください。塩が残るとガイド部やリールシート周りの金属部品が劣化しやすくなるため、定期的にメンテナンスすることでロッドの寿命を延ばせます。
洗浄後に濡れ布でサッと拭き取り、エアダスターで水気を飛ばす方法が有効です。念入りに乾燥すればサビや塩残りを防げます。
記事のまとめ
- 6.6~7ft程度の長さがメッキ釣りに最適
- L~MLパワーで小型プラグを快適に操作
- 先調子のロッドでトゥイッチがしやすい
- グリップ素材はEVAやコルクが疲れにくい
- ドラグを適切に調整して急な走りをカバー
- PE+フロロリーダーで根ズレや摩耗を軽減
- 使用後は真水洗浄し、乾燥まで徹底する
- 予算と必要機能を照らし合わせて選ぼう
タックルを正しく選び、注意点を押さえておけばメッキのスピード感ある引きが楽しめます。最適なロッドを準備して、ぜひ迫力あるメッキゲームに挑戦してみてください。ライトゲームならではの機動力を活かして、思う存分釣りを満喫しましょう。