カゴ釣りで使うカゴは、飛距離やマキエの放出具合を左右する重要アイテムです。本記事では「カゴ釣りおすすめカゴ」を選ぶためのポイントを解説し、実際におすすめのカゴ12選も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
カゴ釣りおすすめカゴの選び方

カゴのサイズと容量
- 遠投性能との直結
- コマセ量の基準点
- 操作性への大きな影響
カゴのサイズが大きければコマセが多く入りますが、重量が増して操作しにくい場合もあります。逆に小さいカゴは扱いやすいものの、コマセ量が少なくなるため効率が落ちる可能性があります。狙う魚のサイズやタックルとのバランスを考慮し、適度な容量を選ぶと快適です。
12号前後が扱いやすく、竿の負荷や遠投性能をバランス良く確保できます。まずは12号を基準に、狙いたい魚によって号数を増減させると安心です。
形状(飛行姿勢と飛距離)

カゴの形状は飛距離を左右する大きな要素です。流線型のロケットタイプは空気抵抗が少なく、より遠くまで投げ込めます。シャベル型や一発タイプなど、放出方式に合わせた形状を選ぶと扱いやすさも向上します。狙う距離や魚種に応じたデザインを意識することが大切です。
ロケット型は遠投性に優れますが、慣れていないとキャスト時のブレが起こることも。まずは安定感のある形状から使い、慣れてきたら遠投特化型に切り替えるとスムーズです。
オモリ負荷と互換性
- タックルとの整合性
- 対象魚への対応力
- キャスト時の負担軽減
カゴに付けるオモリの重さは、竿やリールの性能としっかり合うかがポイントです。号数が合わないと、キャスト時にラインブレイクのリスクが高まったり、遠投性が極端に落ちる可能性があります。狙う魚種や飛距離、タックルの適合号数を踏まえて選ぶことが大切です。
10〜12号程度のカゴやオモリを組み合わせるのがおすすめです。負荷オーバーを防ぎつつ、しっかり遠投できる範囲を選んでください。
マキエの放出スピード(穴の大きさ・数)

カゴの穴が大きいと一気にマキエが出て寄せ効果が高まる一方、魚の警戒心が強い場面ではパラパラと撒いたほうが有効なケースもあります。付け餌との同調を意識するなら、流れや対象魚の活性に合わせて穴の大きさや数が調整できるタイプを選ぶと便利です。
青物や回遊魚を狙うときは一発放出タイプ、食い渋り時は少量ずつ放出できるタイプなど、カゴを使い分けると釣果が向上しやすいです。
素材(プラスチック・ステンレスなど)
プラスチックは軽量で扱いやすく、初心者でもトラブルが少ないメリットがあります。ステンレス製は耐久性が高く、長期使用に向いている点が魅力です。ただし重量があるため、取り回しや遠投性能に若干の差が出る場合があります。自分の釣行頻度や環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
ステンレス製が強度面では優れています。しかしプラスチック製でも、定期的に塩分を洗い流せば十分長持ちするケースが多いです。
蓋の有無とメンテナンス性
蓋付きはアミエビなどをしっかりホールドできるため、飛散が少なくポイントを絞りたいときに重宝します。反面、洗いや詰め替えの際にひと手間かかるのがデメリットです。メンテナンス性を優先するなら蓋なしタイプも選択肢に入れ、用途や好みで決めましょう。
蓋無しの場合はキャスト時に多少こぼれることがありますが、上手に詰めれば大きなロスは防げます。こまめに餌を補充しつつ使うのがコツです。
おすすめのカゴ釣りおすすめカゴ12選
ピアレ 超遠投カゴ 12号

特徴:流線型の形状で空気抵抗を減らし、飛距離を向上。オキアミなどの撒き餌を効率的に放出できます。
サニー商事 アポロカゴ 12号 ブラック

特徴:側面の扉から撒き餌を詰めるタイプで、放出スピードの調整が可能。マダイや青物狙いに適しています。
ダイワ シャベルカゴ遠投

特徴:シャベル型の形状で、撒き餌の放出がスムーズ。遠投性能と安定性を兼ね備えています。
ヤマシタ 遠投シャトル テンビン付 M12

特徴:テンビン一体型で、仕掛けの絡みを軽減。遠投性能に優れ、初心者にも扱いやすい設計です。
DANGANG 一発カゴ ST

特徴:一定のタナまで沈めて、一気に撒き餌を放出。青物や回遊魚狙いに効果的です。
VIP 一発カゴ

特徴:高強度の素材を使用し、耐久性に優れています。一気に撒き餌を放出することで、魚の活性を高めます。
渚の遠投師 遠投カゴ

特徴:軽量で遠投性能に優れ、初心者から上級者まで幅広く使用されています。
ダイワ ジェットカゴ遠投SS

特徴:カゴの下部が開閉し、撒き餌の詰め替えが容易。飛行姿勢の安定性も高いです。
サニー商事 アポロカゴ 一発タイプ

特徴:一気に撒き餌を放出することで、魚の群れを引き寄せます。青物狙いに最適です。
ピアレ 超遠投カゴ LED付き

特徴:LEDライトを搭載し、夜釣りでも視認性が高い。遠投性能と機能性を兼ね備えています。
DANGANG 反転カゴ

特徴:カゴが反転して撒き餌を放出する構造で、浅場や表層狙いに効果的。アジやサバなどの小型魚に適しています。
使用時の注意点

キャスト前の点検

キャスト前には、ラインや結び目が傷んでいないかを確認し、カゴの蓋や扉部分の開閉がしっかり動作するか点検しましょう。特に高切れリスクがあるPEラインの場合は、ガイド周りやリールのローラー部分も入念にチェックすることが重要です。トラブルを防ぐための事前確認で快適に釣りを楽しめます。
高切れでカゴを紛失したり、せっかくのコマセが無駄になる可能性があります。必ずキャスト前に軽く点検し、問題があれば修正しておきましょう。
餌の詰めすぎ注意

カゴに撒き餌を詰めすぎると放出がスムーズに行えず、最悪の場合は一度も餌を出せないまま回収することがあります。適量を心掛ければ、カゴの遠投性能にもプラスになり、魚を寄せつつ操作性も維持できるでしょう。釣り場の潮流や目的のタナに応じて、こまめに補充しながら調整するのがおすすめです。
カゴの8〜9割を目安に留めるとスムーズに放出できます。飛距離と寄せ効果を両立したい場合は、この量が無難です。
周囲への配慮
堤防や磯でカゴ釣りを行う際は、遠投を繰り返すため周囲の釣り人や歩行者との距離を十分に確保しましょう。また、撒き餌の飛散で足元が汚れやすいので、使用後は簡単に周囲を洗い流すなどマナー面も意識してください。快適な釣り環境を維持するには、譲り合いと配慮が欠かせません。
ロングキャストが魅力の釣りですが、周囲の安全第一です。混雑時は距離を控えめにし、トラブル回避を最優先してください。
記事のまとめ

- サイズと容量のバランスを意識
- 形状は飛距離と安定性に影響
- オモリ負荷はタックルと要相談
- 穴の大きさは放出スピードに直結
- 素材で耐久性や重量が変わる
- 蓋付きはこぼれ防止に便利
- キャスト前の点検は必須
- 周囲への配慮を忘れない
カゴ釣りは遠方の回遊魚を効率よく狙える魅力的な釣りです。ポイントを押さえたカゴ選びと使い方で、さらに釣果アップを目指してみてください。