4000番と5000番、シーバスとショアジギを3年両方使って出た答え
シーバスもショアジギングもやりたいとき、リールを1台で兼用しようとすると4000番か5000番かで必ず迷う。3年間、両方を実際に使い分けてみて出た答えは「何を基準に選ぶかで答えが変わる」というもの。飛距離でもなく、ドラグ力でもなく、「使うラインの号数と釣り場の状況」が分岐点だった。
4000番を3年使って気づいた限界
ショアジギで大型が来たときのドラグ不足
4000番を使ってショアジギをしていて、80cm超のブリが食ってきたとき、ドラグを締め込んでも止まらない場面があった。4000番のドラグは最大で10〜12kg程度のモデルが多い。青物の初速に追いつかず、ラインが一気に出てブレイクした。5000番なら同じ状況でドラグ2〜3kg分余裕が生まれる。
ラインキャパが届かないポイント
サーフのショアジギングで60〜80m先のブレイクを狙うとき、4000番ではPE1号が180m前後しか巻けず、根がかりでラインを失うと残りキャパが不安になる場面が出てきた。5000番ならPE1.5号でも200m確保できる。
5000番に替えて変わったこと・変わらなかったこと
| 項目 | 4000番 | 5000番 |
|---|---|---|
| 本体重量 | 250〜280g | 280〜310g |
| PE1号キャパ | 180m前後 | 200〜250m |
| ドラグ最大力 | 10〜12kg | 12〜15kg |
| シーバスでの感度 | ◎ | ◎(ほぼ差なし) |
| ショアジギの安心感 | △(大型時に不安) | ◎ |
どちらを選ぶかの判断基準
- シーバスメインで時々ショアジギ → 4000番で十分
- ショアジギがメインで時々シーバス → 5000番が快適
- PE1号以下しか使わない → 4000番で問題ない
- PE1.5号以上を使いたい → 5000番の方が安心
3年使って出た結論は「どちらも正解」だった。ただ、ショアジギで大型青物を意識するなら5000番の方が後悔が少ない。4000番でも釣れるが、ヤバい魚がかかったときの余裕が違う。
あなたの釣りスタイルで番手を診断
メインの釣りとラインの号数から、4000番・5000番どちらが合うかを診断します。
リール番手診断
Q1. メインの釣りものは?
Q2. 使うPEラインの号数は?
実際に使っているリール
4000番・5000番それぞれの予算帯から、実釣で使ったことがあるものを紹介する。
シマノ 22 ミラベル 4000——シーバス入門の4000番
実売1万円台前半で買えるエントリー4000番。HAGANEギアを搭載しており、この価格帯にしてはギアの耐久性が高い。シーバスをメインに始めるなら最初の1台として過不足ない。
ダイワ 23 レガリス LT4000-CXH——ダイワのエントリー4000番
LTコンセプトの軽量ボディで、実売1万円台と手が届きやすい。ギア比がCXH(エクストラハイ)のため、シーバスのドリフト後の回収が速い。初めての4000番としてシマノと迷ったらこちら。
シマノ 23 ストラディック 4000XG——中級4000番の定番
実売2万円前後で買えるコスパ最強クラス。マイクロモジュールギア搭載で巻き感が滑らかで、シーバスの繊細なルアー操作にも対応できる。4000番の中でもXGギア比が使いやすく、長く使い続けられる1台。
シマノ 24 ヴァンフォード 4000MHG——軽さで選ぶ4000番
CI4+ボディで4000番としては軽量クラス。長時間のキャストが続くシーバスナイトゲームで、リールの軽さが疲れにくさに直結する。MHGはストラディック4000XGより少しギア比が低く、シーバスのスローリトリーブがしやすい。
シマノ 24 ツインパワー 4000PG——長く使えるハイエンド4000番
金属ローターで耐久性が高く、過酷な釣り場でも安心して使える4000番。PGギア(パワーギア)は重いルアーを引き続けるシーバスのウェーディングや流れの強い場所に適している。長く使うことを考えると費用対効果が高い。
ダイワ 21 フリームス LT5000-CXH——ショアジギ入門の5000番
実売1万円台のエントリー5000番。LT5000はラインキャパが十分で、PE1.5号が200m以上巻ける。ショアジギを始めたばかりで5000番が必要になったときの最初の1台としてコスパが高い。
シマノ 23 ストラディック C5000XG——中級5000番の安定感
4000番と同じマイクロモジュールギアを搭載し、5000番サイズで巻き感が滑らかなのが強み。ショアジギでメタルジグをジャークし続けても巻き出しが重くならず、1日釣っても疲れが少ない。4000番と同価格帯で5000番の恩恵を受けられる。
ダイワ 24 セルテート LT5000D-CXH——長く使えるハイエンド5000番
ザイオンVローターで軽さと強度を両立した5000番のハイエンド。UTDドラグの滑り出しが非常に滑らかで、大型青物がかかったときのラインブレイクリスクを減らせる。シーバスにも5000番として重すぎず、ショアジギでの安心感は別次元。
まとめ
3年間の使い分けで出た答えは「シーバスメインなら4000番、ショアジギで大型を意識するなら5000番」。どちらが正解かではなく、何を基準に選ぶかが分岐点だった。
PE1号でシーバスをメインにやって時々ショアジギするなら4000番XGで十分。本格的にショアジギを始めてPE1.5号以上を使いたいなら5000番に替えた方が後悔が少ない。
リール番手の選び方全体については以下の記事にまとめています。