ロックフィッシュゲームでベイトリールを使う際は、パワーや糸巻き量など重要なポイントがいくつもあります。ここでは、エントリーモデルからコスパ抜群の中級者向けリールまで幅広く紹介します。
失敗しないロックフィッシュベイトリールの選び方

ギア比・パワーをチェック

- 高い剛性
- 巻取り速度
- 根から脱出
ロックフィッシュは根に潜る性質があり、素早い巻き上げが求められます。強度の高いギアとしっかりしたボディ構造を備えたベイトリールなら、パワーファイト時も安心です。特にハイギアやエクストラハイギアモデルは一気に根から引きはがすのに適しています。
目安として7.0以上のハイギアがおすすめです。根に潜ろうとする魚を短時間で引き剥がすためにも巻き取りスピードは重要となります。
適切なラインキャパとは
ロックフィッシュではPE1.5号~2号をメインとすることが多いため、最低でも約100m巻ける容量があるベイトリールを選ぶとよいでしょう。磯場やゴロタ浜などラインに負担のかかる場所では、さらに太い号数を使うため、やや大きめのスプールも検討してみてください。
多少は落ちますが、魚を根から引きずり出すためのパワーや安全性を優先すると考えるほうが失敗しにくいです。
ドラグ性能を確認
- 強度確保
- 滑らかな動作
- 瞬時の調整
ロックフィッシュは突っ込みが激しいので、ドラグ性能が不十分だとラインブレイクやフックアウトのリスクが高まります。しっかりと耐えられる最大ドラグ力と、引きに応じてスムーズに作動するドラグシステムを備えたベイトリールを選びましょう。
根に潜られないようにフルロックするケースはありますが、滑らないとラインブレイクのリスクも高いので操作には注意が必要です。
ハンドルの長さ
ハンドルアームの長さは巻き上げ時のトルクに大きく関わります。特に根掛かりが多いフィールドや大型のハタ類を相手にするなら、長めのハンドルを採用したベイトリールのほうがパワーをかけやすく操作性にも優れています。
滑りにくいEVAやラバー系ノブがおすすめです。しっかりグリップできるのでパワーを伝達しやすく、疲れにくさにもつながります。
ブレーキシステムの性能
ベイトリールには、主に遠心ブレーキ・マグブレーキ・DCブレーキなどが存在します。ロックフィッシュではPEラインを使うケースが多く、比較的扱いやすいマグブレーキやDCブレーキを検討する方が失敗しにくいです。好みやフィールド条件に合わせて選びましょう。
ラインに余裕を持つ・サミングを意識する・ブレーキ設定を強めにするなど基本を抑えればリスクを減らせます。
剛性の高いボディ素材を選ぶ
根回りでのファイトでは、リール自体に大きな負荷がかかります。ボディの歪みを防ぐには、アルミや特殊樹脂などの高剛性素材が有効です。長期的に使うことを考えるなら、しっかりしたボディ構造を備えたベイトリールを選ぶと安心できます。
近年のモデルは素材の進化で軽量かつ剛性を兼ね備えたものが増えています。価格と性能のバランスを見て選びましょう。
【1万以内】おすすめロックフィッシュベイトリール5選

シマノ バスライズ

初心者向けのエントリーモデルで、軽量かつ操作性に優れています。ロックフィッシュゲームにも適しています。
ダイワ PR100

コストパフォーマンスに優れたモデルで、軽量かつ耐久性があります。ロックフィッシュ釣りに最適です。
アブガルシア ブラックマックス

軽量で操作性が高く、初心者から中級者まで幅広く対応します。ロックフィッシュゲームにもおすすめです。
シマノ カシータス

軽量で高性能なベイトリールで、ロックフィッシュ釣りに適したモデルです。
アブガルシア プロマックス

軽量で操作性が高く、ロックフィッシュ釣りに適したモデルです。
【3万以以下】おすすめロックフィッシュベイトリール7選
シマノ SLX DC

デジタルコントロールブレーキを搭載し、バックラッシュを抑制。初心者から上級者まで扱いやすいモデルです。
ダイワ タトゥーラ SV TW

SVスプールとTWS(Tウイングシステム)を採用し、軽量ルアーから重めのルアーまで幅広く対応。ロックフィッシュゲームにも最適です。
アブガルシア レボ ALX THETA

軽量かつ高剛性なボディで、長時間の釣行でも疲れにくい設計。ロックフィッシュ釣りに適しています。
シマノ スコーピオン MGL

MGLスプールを搭載し、遠投性能と軽量ルアーのキャスト性能に優れています。ロックフィッシュゲームにおすすめです。
アブガルシア レボ ビースト

大型ハンドルと高耐久性ギアを備え、パワフルな巻き上げが可能。大型のロックフィッシュにも対応します。
シマノ クラド DC

デジタルコントロールブレーキを搭載し、安定したキャスト性能を発揮。ロックフィッシュゲームに適したモデルです。
ダイワ アルファス SV TW

コンパクトなボディとSVスプールを採用し、軽量ルアーのキャスト性能に優れています。ロックフィッシュ釣りにおすすめです。
使用時の注意点

使用前の点検を入念に行う
塩ガミや砂・ゴミなどがリール内部に入ると、巻き心地が悪くなったりドラグ性能が低下しやすくなります。使用前にスプール周りやガイドローラー周辺を確認し、異物を取り除いておきましょう。日頃の点検とメンテナンスがトラブルを減らし、安心してロックフィッシュゲームを楽しむための土台を作ります。
ベアリング付近やスプール周辺の汚れがないかを確認しましょう。気になる場合は軽く拭き取り、必要に応じてオイルやグリスを使用してください。
ラインセッティングとブレーキ調整
PEラインをメインに使用する場合、ブレーキやドラグ設定がシビアになりがちです。実際の重量よりも少し重めのルアーを想定してブレーキをセットすると、バックラッシュが軽減されます。また、ラインの巻き過ぎはトラブルの原因になりやすいので、スプールの縁より少し下げて巻いておくと安心です。
少し余裕を持たせて巻くとバックラッシュや高切れを防ぎやすくなります。慣れるまでは8~9分目程度にとどめるのがおすすめです。
ドラグの締めすぎに注意
ハードなロックフィッシュゲームでは強めのドラグ設定が一般的ですが、締めすぎると魚の急な突っ込みでラインブレイクが起きやすくなります。根に潜られるリスクが高いときでも、適度にドラグを滑らせることでラインの負荷を分散可能です。魚のサイズやポイントの地形に合わせてドラグを調整することが大切です。
はい。事前にルアーやリーダーを結んで軽く引き、ドラグがどのタイミングで作動するのかを確かめるとより安全です。
まとめ

- 事前の点検でトラブル回避
- ラインは太めをしっかり確保
- ドラグを適度に調整
- ハイギアは巻き上げ力大
- 剛性高いボディが安心
- ハンドル長でトルク変化
- ブレーキ設定をこまめに
- 定期的なメンテナンス必須
メンテナンスを怠らず、フィールドに合わせたラインやドラグ設定を心掛ければ、ロックフィッシュベイトリールは長く活躍してくれます。上記のポイントを意識して、快適なロックフィッシュゲームを楽しんでください。