ロックフィッシュを狙ううえで、ジグヘッド選びは非常に重要です。今回はロックフィッシュジグヘッドについて、選び方や使い方、さらにおすすめ商品をまとめて解説します。ぜひ参考にしてみてください。
ロックフィッシュジグヘッドの選び方

フックサイズと耐久性
- 耐久性を重視する
- サイズ選択が肝心
- フック先端を確認
フックサイズはメバルやカサゴなど30cm前後を狙うなら#4~#1、ハタやアコウのような大型を狙うなら#1~#2/0を目安に選びます。根魚は引きが強い場合が多いため、フックの耐久性が高いことも重要です。フック先端が摩耗していれば交換し、根掛かりを回避しながらしっかり掛けることが釣果アップにつながります。
30cmクラスなら#4~#1、大型なら#1~#2/0がおすすめです。着目すべきはターゲットの口の大きさとパワーで、迷ったらまずは中間サイズを試しましょう。
重量とポイントの水深のバランスを考える

軽量ジグヘッドは操作性に優れ、根掛かりを減らせますが、深場や流れの強いエリアでは底取りしづらくなります。逆に重すぎると動きが単調になりがちです。ポイントによって重さを調整できるよう複数のウエイトを用意しておくと、狙うレンジや潮流に合わせやすくなります。
狙えますが、底取りが難しくなる場合があります。そこを補うためにライン操作や着底感をしっかり把握することが重要です。
ヘッド形状と根掛かり対策
- フラット面で安定
- 角型で波動を生む
- オフセットフック活用
ロックフィッシュゲームでは根掛かりを避けるため、シンカー部分がフラットになっている形状やオフセットフック仕様を選ぶと安心です。丸型は汎用性に優れますが根掛かりリスクはやや高めです。根魚が潜む岩場を中心に狙う場合は、回避性能の高い形状を使うと快適に攻められます。
下面が平らなタイプやオフセットフック仕様が特におすすめです。フックポイントをワームに隠すなどして対策すると、さらに根掛かり率が減ります。
ワームキーパーの有無
ロックフィッシュでは根の周りを丹念に攻めるため、ワームがズレやすいケースが多いです。しっかりホールドしてくれるワームキーパー付きのジグヘッドなら、バイトチャンスを逃さずに釣りを続けられます。とくにボトムをこまめに探る釣り方ならキーパーの恩恵は大きいでしょう。
多少高くなる場合がありますが、無駄なワーム交換を減らせます。トータルで考えればコスパは悪くありません。
狙う魚種と釣り場環境
ロックフィッシュは対象魚種や釣り場環境が幅広いため、ウエイトやフック形状を適宜変える必要があります。浅い漁港なら軽めを、荒磯や深場なら重めを使い分けましょう。狙う魚が小型中心なら小さめのフックサイズ、大型のハタ類なら太軸フックで挑むのが基本です。
まずは14g~21g程度で、フックは#1か#2/0あたりがおすすめです。サイズ展開の幅が広く、多くの状況に対応できます。
ロックフィッシュジグヘッドの使い方

ボトムへのアプローチ
- 着底を確実に取る
- 根回りを丁寧に探る
- フォール時間を調節
ボトム狙いでは、まず着底を明確に取ることが大切です。軽めのジグヘッドだと着底がわかりにくいので、あらかじめ底の形状や水深を確認しましょう。フォールを長めにとれば、より広範囲の根魚を引き寄せることも可能です。底質を感じながらピンポイントで攻めるのがポイントです。
竿先を上げすぎず、ゆっくりリフト&フォールするのが有効です。障害物を感じたら強く引かず、そっと外すイメージで動かしてください。
リフト&フォールの基本

ロックフィッシュジグヘッドの基本的な使い方として挙げられるのがリフト&フォールです。リフト時にアピールし、フォールで食わせるのが王道パターンとなります。潮の流れや風の強さを考慮しながらフォール時間を調節して、魚の反応をしっかり探っていきましょう。
ラインのたるみを最小限にし、ロッドティップに集中するのがコツです。アタリが微弱な場合は少しラインを張り気味にしてみてください。
スイミングで誘うコツ
- ゆっくり巻く動作
- 一定レンジキープ
- ブレード装着もあり
ロックフィッシュジグヘッドでもスイミングで誘う戦略は有効です。特にシルエットが大きいシャッド系ワームや、ブレード付きのジグヘッドは引き抵抗を感じやすくレンジもキープしやすいです。巻き速度は遅めを意識し、魚が追いかけやすいアクションを心がけましょう。
状況次第ですが、アピールが欲しいときは効果的です。反応がないときはブレードなしでナチュラルにアプローチすると良いでしょう。
根回りの攻略
岩と岩の隙間をトレースするように探る場合は、軽めのジグヘッドや根掛かり回避形状のヘッドがおすすめです。小刻みにロッドを動かして底質を確かめながら、魚のいるスポットを的確に探るとヒット率が上がります。しっかりと当たりを捉えつつも、根掛かりを避ける工夫が必要です。
ラインテンションを緩めすぎず、ロッドを軽くチョンチョンするように動かします。底や障害物を感じたらリフトして回避するのが理想です。
タダ巻きとの違い
タダ巻きで食ってくるときは魚の活性が高いサインです。巻き速度やレンジを一定に保ち、横に大きく動くイメージで狙いましょう。反対にバイトが得られないときはアクションを追加してスイッチを入れることが必要です。釣り場の状況に合わせて臨機応変に使い分けることが大切です。
タダ巻きは一定スピードで巻くだけですが、スイミングはレンジキープや軽いアクションを混ぜるなど若干の工夫が入ります。
おすすめのロックフィッシュジグヘッド(ラウンドヘッド(丸型))6選
オーナー カルティバ ラウンドヘッド(JH-11)

基本的な丸型形状で、フィールドを選ばない汎用性の高さが特徴です。
ハヤブサ バリューパック ロックフィッシュジグヘッド FS219

コストパフォーマンスに優れ、初心者にも扱いやすいモデルです。
ダイワ SWロックフィッシュジグヘッド

低重心設計で安定したフォールとスイミング姿勢を実現します。
マグバイト MDヘッド

独自のヘッド形状で、スイミング時の安定性が高いモデルです。
オーエスピー グライディ

多彩なウェイトバリエーションで、様々な状況に対応可能です。
アルカジック ジグヘッドリグスターターセット ヘビー

初心者向けのセットで、ロックフィッシュ狙いに適しています。
おすすめのロックフィッシュジグヘッド(スイミングヘッド)6選
オンスタックル ワインドマスター ラウンドDヘッド

軽い力で左右のダートアクションを引き出す設計です。
メジャークラフト ジグパラワインド・スリム

究極のキレを求めたワインド最終型で、ダート性能が高いモデルです。
エコギア パワーダートヘッド

激しいダートと軽い引き抵抗を両立したデザインです。
ジャクソン フィネスヘッド

飛距離と安定した泳ぎを実現し、フィネススタイルに適しています。
フィッシュアロー フラッシュヘッド

フラッシュJ専用設計で、フラッシングを最大限に引き出します。
デコイ デルタマジックヘビー(SV-51H)

激流エリアやディープエリア攻略に適したヘビーウェイト仕様です。
おすすめのロックフィッシュジグヘッド(ダートタイプ(矢じり型))6選
ISSEI 海太郎 スイミング根魚玉

独自のヘッド形状が、浮き上がりにくく抜群のレンジキープ力を実現します。
デコイ マキサスブレードヘビー

ブレード付きでアピール力が高く、根掛かりしづらい設計です。
エコギア 3Dジグヘッド

多彩なウェイトバリエーションと高強度フックが特徴です。
カツイチ スライドボムヘビー(SV-45H)

独自のジョイント構造で、キレのあるアクションが可能です。
オーナー カルティバ 静ヘッド(JH-61)

シンプルなデザインで、多種多様な魚種に対応します。
マルシン漁具 D-Head Attack PACK

ワームキーパー付きで、アシストフックやブレードを装着可能です。
使用時の注意点

フックのメンテナンスと交換
ロックフィッシュ用ジグヘッドは岩場での使用が多く、フック先端が摩耗しやすいです。こまめに確認し、曲がりや鈍りを見つけたら早めに交換しましょう。フッ素加工フックなどを選ぶと、摩耗を抑えられます。根掛かりなどで強い力がかかった場合もフックにダメージが残りやすいので注意してください。
岩肌を何度も叩く釣りなので、1~2匹釣ったタイミングで先端をチェックすると安心です。些細な曲がりがバラシに直結することもあります。
ラインの太さとのバランス
ロックフィッシュジグヘッドは底付近を攻めるため、ラインが障害物にこすれやすい環境です。PEライン1号でリーダーは4~5号程度といったバランスにするのが一般的ですが、岩場や磯などではやや太めのリーダーを選ぶと安心できます。ラインシステムの強度が高ければ、根掛かりの際にも回収しやすくなります。
確かに太いほど警戒される場合もありますが、ロックフィッシュは捕食意欲が高い魚が多いので、多少太めでも十分食ってきます。
ワームのズレや破損に注意
障害物が多い環境では、ワームがずれてバイトチャンスを逃しやすいです。針の刺し位置を定期的に確認し、ズレがあれば即座に修正しましょう。エサ取りや根回りでワームが破損しているケースもあります。ワームに違和感があるときは新しいものと交換し、アクションを損なわないようにするのが大切です。
はい。破損があると泳ぎやフッキング率が落ちます。少しでも穴や裂け目ができたら交換して万全の状態にしましょう。
記事のまとめ
- 目的や魚種に応じてフックサイズを選ぶ
- 根掛かり対策が重要なポイント
- ワームキーパーでズレを防ぐ
- スイミングやダートなど多彩なアクションを試す
- ラインとリーダーは太めで組むと安心
- フック先端の摩耗チェックを怠らない
- ボトム攻略では着底を明確に取る
- 魚の活性に応じて操作を変える
ロックフィッシュジグヘッドは根魚攻略に欠かせないタックルです。ヘッド形状やフックの強度など、細かい要素をきちんと押さえておくと釣果が安定しやすくなります。ぜひ適切な道具を使って、ロックフィッシュの力強い引きを楽しんでください。