ロックフィッシュを夜に狙う際、ワームの色選びはとても重要です。濁りや月の明るさなど、状況に応じてカラーをローテーションし、魚にアピールできる組み合わせを見つけましょう。ここでは実際に活躍する色の特徴と、夜間での使い方を詳しく解説します。
ロックフィッシュ夜ワーム色の選び方

カラー選びの3つの基本ポイント

- 適切な光量対策
- 活性に応じた色
- スレ回避の工夫
夜のロックフィッシュでは、月の光量や常夜灯の有無によって色の見え方が変わります。まずは濁りが強い時に強くアピールするカラーや、活性が低い時に食わせやすいナチュラルカラーを用意しましょう。スレた状況でも無理に大きな色だけを使わず、複数の色を試して反応を探ることが大切です。
まずは赤やオレンジなどの定番色を試してください。そこで反応が薄いようならホワイトやグロー系へ切り替えて、魚の反応を確かめましょう。
夜間カラーの選び方

夜釣りでは視認性を確保しながら、魚に目立たせるカラーが好まれます。特にグローやホワイトなどは月明かりが弱いときに活躍します。一方でオレンジや赤系など、暗い場所でもシルエットがしっかり出るカラーを使うときも多いです。場所や天候に応じて組み合わせましょう。
潮が動きやすい分、魚の活性が上がりやすいです。グローかオレンジ系を試してから、ナチュラル系も挟むと連発に繋がりやすくなります。
光の反射効果を考える
- 蓄光の強弱
- 光の反射効果
- シルエット重視
グロー系ワームを使うときは、蓄光させる時間やライトの照射方法もポイントです。光をしっかり吸収させると、アピール力の高い発光を得られます。また、濁りが強いときは反射効果のあるラメ入りカラーも選択肢です。魚がシルエットをはっきり捉えられるように、ワームの輪郭も重視してみましょう。
数秒から10秒程度が目安です。あまり長すぎると光が強すぎる場合もあり、魚が警戒することがありますので調整しましょう。
派手色と地味色の使い分け
クリアな水質で魚のプレッシャーが高いときは、落ち着いたブラウンやスモークが好ましいです。逆に濁りが強くて視界が悪い時にはオレンジやレッドなど、派手色が目立ちます。夜釣りといっても常夜灯下か真っ暗な場所かで違うので、使い分けを前提に用意しておきましょう。
オレンジ系や赤系が反応を得やすい傾向があります。魚が見上げた際に輪郭をはっきり捉えやすいからです。
暗所での最適なカラー
満月や常夜灯など明るい場所を狙う場合と、漆黒の闇を狙う場合とでは使うカラーに違いが出ます。真っ暗ならグローやホワイト、ブラックなど極端にメリハリがある色の方がアタリが増えることが多いです。魚は移動する光や形状を感知して反応するため、アピール力を軸に考えてください。
確かにグローは定番ですが、反応が悪い場合は思い切ってブラックや赤系を試すと釣果が上がることもあります。
ロックフィッシュ夜ワームの使い方

ナイトゲームの重要な3つのポイント
- 底付近の着底感
- スイミング速度調整
- タダ巻きの組み合わせ
夜は魚が思わぬ場所で捕食に動くことがあります。着底後のリフト&フォールを多用し、フォール中にアタリが出やすいかを確認しましょう。スイミング速度も速すぎると見切られる場合があるので、タダ巻きを交えながらレンジを探ると有効です。底付近から順に魚の反応を見極めていきます。
はい、フォールで反応する魚は多いです。ただ、タダ巻きとのローテーションも取り入れてアタリを増やしましょう。
アクションの工夫
常夜灯下などで活性が高いときは、スイミング中心のやや派手なアクションが有効ですが、魚の活性が低い場合はズル引きなど弱いアクションも必要です。一度に同じ動きばかり繰り返さず、強弱のメリハリやリフト&フォールとタダ巻きの組み合わせで、より多くのバイトを誘発しましょう。
数投ごとに変えてみるのがおすすめです。変化を与えることでスイッチが入る魚も多いので、根気よく試してください。
夜釣りで大切な準備
- ラインの視認性確保
- ヘッドライトの選択
- 周囲の安全確認
夜釣りでは、自分の足元や仕掛けの確認が不十分になりがちです。PEラインは視認性の高いカラーを使い、必要に応じてヘッドライトでラインスラックを確認すると根掛かりを減らせます。また、岩場など足場の悪いところが多いので、ライフジャケットとスパイクブーツを装備して安全に釣りを楽しみましょう。
強力すぎると魚が警戒しやすいです。手元や足元を確認できる程度の明るさがあれば十分です。
レンジコントロールのコツ
ハタ系やソイ系など、狙う対象によってレンジは変わります。ボトムに固執せず、中層や表層をスイミングさせるときにこそ食いが立つ場合もあります。特に小魚を意識しているロックフィッシュは、急にレンジを上げると食ってくることが多いので、リフト&フォールの中にスイミングを織り交ぜて広く探りましょう。
少し浮かせたレンジを狙うと根掛かりしにくくなります。底を取る時間を短くしてみましょう。
アタリを確実に取るコツ
デイゲームに比べると夜間は視覚的な情報が少なくなり、ロッドとラインから得る感覚が頼りです。高感度なロッドやPEラインを使うと、水中の変化を手元に伝えやすくなります。特に軽いバイトほどラインの動きが小さいので、集中して違和感を拾い、しっかりとアワセましょう。
ほんの少しラインが走る、またはロッド先がトンと弾かれる感覚が目安です。違和感を感じたら迷わずアワセてください。
【グロー】おすすめのロックフィッシュ夜ワーム5選
エコギア バグアンツ 3インチ #115 クリアパールグロー

甲殻類を模したホッグ系ワームで、底周りを狙う際に効果的です。クリアパールグローのカラーで夜間のアピール力も抜群です。
エコギア パワーシャッド 4インチ #115 パールグロー

シャッドテールタイプのワームで、夜間でも強い波動と光で魚を引き寄せます。パールグローのカラーが夜間の視認性を高めます。
ケイテック スイングインパクト 3インチ #370 クリアシルバーグロー

柔らかい素材と細かいリブで自然な動きを演出し、クリアシルバーグローのカラーで夜間の釣果を高めます。
ダイワ HRF KJホッグ 3インチ クリアパールグロー

深いリブが特徴のクロー系ワームで、クリアパールグローのカラーが夜間でも高い視認性とアピール力を発揮します。
ケイテック イージーシェイカー 2.5インチ #535 ピンクシルバーグロー

全身のリング状リブと柔らかい素材で生き物のような動きを見せ、ピンクシルバーグローのカラーで夜間の釣果をサポートします。
【パールホワイト】おすすめのロックフィッシュ夜ワーム5選
ダイワ カサゴ倶楽部 ガブリシャッド 1.8インチ 夜光パールホワイト

シャッドテールタイプのワームで、夜光パールホワイトのカラーが夜間でも強いアピール力を発揮します。
ジークラック コイカ 2.5インチ #S311 ホワイトパールグロー

イカを模した形状で、ホワイトパールグローのカラーが夜間のロックフィッシュに効果的です。
ダイワ カサゴ倶楽部 ガブリカーリー 1.7インチ 夜光パールホワイト

カーリーテールタイプのワームで、夜光パールホワイトのカラーが夜間でも高い視認性を提供します。
ダイワ HRF KJホッグ 3インチ クリアパールグロー

深いリブが特徴のクロー系ワームで、クリアパールグローのカラーが夜間でも高い視認性とアピール力を発揮します。
メガバス ロックホッグ 2インチ パールホワイト

ホッグ系のワームで、パールホワイトのカラーが夜間のロックフィッシュ釣りで効果的です。
【チャートリュース】おすすめのロックフィッシュ夜ワーム5選
スミス リルハスラー 1.5インチ GH15 ホワイト/チャートリュース

小型のチューブワームで、チャートリュースカラーが濁った水中でも高いアピール力を発揮します。
バークレイ ガルプ SW ホッグ 3インチ CGBFO チャートリュースグリーンブラックフレックオレンジフレック

甲殻類を模したホッグ系ワームで、独特のカラーリングが魚の興味を引きます。
デプス ブルスレンダー 4.7インチ #52 グリーンパンプキン/チャートリュース

スレンダーなボディとチャートリュースのカラーが、ロックフィッシュに強くアピールします。
エコギア グラスミノーM 277 チャートリュースシャイナー

シャッドテールタイプのワームで、チャートリュースシャイナーのカラーが濁った水中でも高い視認性を提供します。
ノイケ SLTミノー 3.5インチ #44 チャートリュース
リアルなミノーシェイプとチャートリュースカラーが、ロックフィッシュに効果的にアピールします。
使用時の注意点

周囲の安全に留意する
足場の悪い磯場やテトラ帯などは夜間に視界が悪く、転倒やケガのリスクが高まります。また、ライフジャケットやグローブなど保護装備も重要です。ラインを巻くときに足元から離れた場所で釣る習慣をつけ、安定した姿勢でファイトできるようにしましょう。仲間同士でも周囲の安全確認を怠らないようにしてください。
あまりに明るいと魚が警戒します。足元をしっかり照らせる程度の明るさを意識しましょう。
ライン管理と根掛かり対策
夜釣りでは小さな根掛かりを見逃しやすいので、定期的にラインを張って底の状況を把握することが重要です。根掛かりしたら無理に引っ張らず、角度を変えたり少し送ったりして外す工夫をしてください。根掛かりが多いときはリグのウェイトを調整したり、ワームサイズをやや小さめにして回避するのも有効です。
おおむね1.0~1.2号程度が扱いやすいです。岩場が多いエリアは1.5号にしてもよいでしょう。
活性に合わせたローテーション
夜間は魚の活性が急に上下することが珍しくありません。最初はアピール度の高いカラーで広く探り、反応が悪ければ地味なカラーや形状を変えるローテーションで対応します。サイズや形だけでなく、ボトムと中層を行き来する誘いを取り入れると、活性が低くても口を使わせるチャンスが増えるでしょう。
数投ごとにワームやリグを替えてみてください。小さな変化が思わぬ反応を引き出すことがあります。
まとめ

- 夜のロックフィッシュは光の有無を意識
- 濁りに応じたカラー選択が重要
- フォールとスイミングをローテーション
- 活性が低いときは動きを抑えたワームも有効
- ヘッドライトは照らしすぎないように注意
- ラインスラックを意識して微妙なアタリを取る
- 根掛かりを避けるためウェイト変更も視野に
- 安全第一で足場や装備に気をつける
ロックフィッシュの夜釣りは、カラーと使い方次第で大きく釣果が変わります。周囲の安全を確保しつつ、状況に合ったワームのローテーションを実践すれば、より多くの魚と出会える可能性が高まるでしょう。今回のポイントを活かし、ぜひ夜のロックフィッシュを楽しんでみてください。