メバリングでより遠くのポイントを狙いたい方におすすめなのがロングロッドです。遠投性能とパワーに優れ、障害物が多いエリアや速い潮流でも広範囲を探りやすいのが魅力。この記事では、そんなロングロッドの利点や選び方を簡潔に解説します。
- メバリングロングロッドの使い方
- メバリングロングロッドの選び方
- 【8ft】おすすめのメバリングロングロッドの選び方6選
- 【9ft】おすすめのメバリングにも使えるロングロッドの選び方6選
- YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) Blue Current(ブルーカレント) 93/TZ NANO All-Range(2ピース)
- ダイワ(DAIWA) シーバスロッド LATEO(ラテオ) 96M・K
- シマノ(SHIMANO) シーバス ロッド 18 ディアルーナ スピニング S96ML オールラウンドモデル …
- メジャークラフト ショアジギングロッド スピニング N-ONE スーパーライトショアジギング NSS-902SSJ 釣り竿
- Abu Garcia(アブガルシア) ソルティーフィールド SFS-936M-TE SALTYFIELD テレスコ 釣り竿 ロッド
- ダイワ(DAIWA) 21 シーバスハンターX 96ML・R
- 使用時の注意点
メバリングロングロッドの使い方

遠投性能を活かして広範囲を探る

・飛距離を伸ばす
・ポイントを網羅
・時間効率アップ
遠投力を活かしたアプローチでは、沖の深いレンジや潮目を狙いやすくなります。特に、風を利用する形でルアーを飛ばすと、メバルが潜むブレイクラインまでしっかりルアーを届けられるのが利点です。ロッドの反発力を最大限に活かし、遠投後は着底を意識した探りも実践しましょう。
水深や潮流によりますが、5~10秒程度のフォールが目安です。しっかりレンジに送り込むことでメバルがルアーを追いやすくなります。
深いレンジ攻略や潮流の速いエリアで活躍

潮流の強いエリアでロングロッドを使うと、ラインメンディングが容易に行えます。しなりを生かして沖合のブレイクや深場をじっくり狙うことで、食い渋る状況でも引き出しが増えるのが魅力です。強い潮でもラインが弛みにくいので、あたりを把握しやすくなります。
ラインスラックが大きくなりやすいためです。ロングロッドを使うとラインコントロールが改善し、微細なアタリにも対応できます。
ブレイクラインや沖のシモリ撃ちに効果的

・根回避に有利
・アプローチ幅拡大
・狙い撃ちが容易
ブレイクラインやシモリの周辺は大型メバルが着きやすいポイントです。ロングロッドであれば着水からアクション開始まで余裕を持ち、障害物を回避しながら攻められます。ロッドを高く上げて引き抵抗を調整することで、根掛かりを避けつつ反応を拾うことが可能です。
障害物をかわすために、着底後の立ち上がりに注意してください。ロッドを立てて根との接触を最小限にするのがコツです。
ラインの角度をつけてアタリを取りやすい
遠投後はラインを張りすぎず、たるませすぎずのバランスが大切です。ロッドティップを立てて、ラインの角度を変えながらフォールやリトリーブを繰り返すと、メバルのショートバイトを捉えやすくなります。張りのあるロングロッドなら潮流の影響も把握しやすいでしょう。
ルアーが不自然に動きやすくなり、魚の興味を削ぐ場合があります。適度なたるみを残して操作してください。
サスペンドや表層の微妙なアクション演出
表層のサスペンドからリトリーブに移行するときや、潮のヨレを使って誘うテクニックでは、ティップを細かく操作できるロングロッドが役立ちます。ロッドが長いため、わずかな煽りでもルアーに変化がつきやすく、微妙な誘いが実現しやすくなるのが特長です。
PE0.3~0.6号がおすすめです。浮力が高く、ロッド操作と合わせて繊細なアクションを付与しやすくなります。
メバリングロングロッドの選び方

自重と先重りの確認

・疲労度に直結
・バランス重視
・操作性アップ
ロングロッドは長さゆえに先重りしやすいので、総自重だけでなくバランスも重要です。店頭で実際に持ったとき、ティップが下がりすぎないか確認してみましょう。1時間以上の釣りを快適に続けられるかどうか、軽さと取り回しのよさを考慮して選ぶのがおすすめです。
グリップエンドを体に軽く添えるなど、支え方を工夫しましょう。負担を分散できれば疲れを抑えられます。
適合ルアーウェイトとの相性

ロングロッドはフロートリグやプラグなど比較的重めの仕掛けに向いています。1~10gを中心に扱う方は、メバリング専用の適合ウェイト表記を要チェック。自分のメインとなる仕掛けを中心に、上限と下限の両方を把握してスムーズなキャストを狙いましょう。
5g程度のマージンがあると安心です。無理なくキャストできる範囲を超えないよう調整してください。
ガイド数・ガイド素材の検討
・トラブル回避
・感度向上に貢献
・飛距離を安定
ロングロッドはガイド数が多いほど糸絡みが減り、ラインがブランクに当たりにくくなる利点があります。さらに素材面で軽量なチタンフレームガイドを採用しているモデルなら、ロッド全体のバランスが改善。飛距離や感度にも好影響を与えるポイントです。
チタンガイドは軽量な分、振り抜きや感度が向上しやすいです。長尺ロッドほどガイドの軽さが利点になります。
バットパワーと粘りの両立
長いロッドほど、大きな魚が掛かった際のやり取りが楽になる半面、硬すぎるとラインブレイクのリスクが高まります。バットにしっかり粘りがあるモデルなら、メバル特有の突然の突っ込みにも柔軟に対応できるため、結果的にバラシを減らすことにつながります。
かなり大きいです。衝撃を吸収するため、魚が急に走ってもラインにかかる負担を抑えられます。
携行性(仕舞寸法)への配慮
磯や遠征地でメバリングを行う際、ロングロッドは携行性が課題になる場合があります。2ピースやマルチピースのモデルは仕舞寸法が短めに設定されているため、スムーズに移動できるでしょう。コンパクトさと実釣時の性能のバランスをしっかり見極めることが大切です。
100cm前後なら持ち運びやすいです。車以外の移動が多い方は、もう少し短いモデルを検討してください。
【8ft】おすすめのメバリングロングロッドの選び方6選
シマノ(SHIMANO) 22 ソアレ SS S80UL-S

8 ft ちょうど、PE0.4 号までを想定した高感度セミロング。フロート遠投と尺メバルゲームに強い。
ダイワ(DAIWA) アジングロッド 月下美人 アジング 80ML-T・R 釣り竿

張りのあるチューブラーブランクで 10 g クラスのフロートや小型 minnow を沖の潮目へ運ぶ万能機。
YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) Blue Current(ブルーカレント) 83/TZ NANO Flex(2ピース)

TZ チタンガイド×ナノレジン採用。しなやかで 1 g ジグ単から 14 g プラグまで幅広く遠投。
天龍(Tenryu) ロッド ルナキア LK822S-HT

8 ft2 in・マグナフレックス製法でパワーと感度を両立。強風エリアやデカメバル狙いに頼れる一本。
メジャークラフト トリプルクロスタコモデルスピニング TCX-S722H/TACO

8 ft6 in のロングキャスト仕様。10 g 超のフロートやメタルジグで未開拓エリアを攻めやすい。
シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド 20 セフィア TT S83ML

軽量エギングロッドだが 3–15 g プラグも好適。張りのあるティップで表層プラグ操作が快適。
【9ft】おすすめのメバリングにも使えるロングロッドの選び方6選
YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) Blue Current(ブルーカレント) 93/TZ NANO All-Range(2ピース)

9 ft3 in・90 g の軽量ロング。PE1 号まで対応し、サーフや堤防で遠投ジグ単やプラグに威力。
ダイワ(DAIWA) シーバスロッド LATEO(ラテオ) 96M・K

9 ft6 in の定番ロングレンジモデル。7–35 g ルアーを遠投しつつ繊細に誘える中核スペック。
シマノ(SHIMANO) シーバス ロッド 18 ディアルーナ スピニング S96ML オールラウンドモデル …

高反発 Spiral‑X × Hi‑Power‑X ブランクで振り抜き軽快。サーフのフロートゲームにも人気。
メジャークラフト ショアジギングロッド スピニング N-ONE スーパーライトショアジギング NSS-902SSJ 釣り竿

9 ft0 in、NANO カーボン採用で軽さと強度を両立。スーパーライトショアジギング兼メバルに流用可。
Abu Garcia(アブガルシア) ソルティーフィールド SFS-936M-TE SALTYFIELD テレスコ 釣り竿 ロッド

9 ft6 in・0.8–1.5 号 PE 対応。ライトショアジギング/シーバス表記ながらプラッギングメバルにも好評。
ダイワ(DAIWA) 21 シーバスハンターX 96ML・R

ハイレスポンス AGS カーボンガイド搭載。軽量プラグの飛距離と感度を一段アップ。
使用時の注意点

風や潮流の影響でラインをコントロール

ロングロッドを運用する際、風や潮流の変化によるラインスラック管理が重要です。特に風が強い日は竿先を低めに構えたり、軽いメタルジグを使ってラインを張るなどの工夫が必要になります。常に潮の動きを意識し、糸フケを最小限に抑えることでアタリを見逃しにくくなるでしょう。
ラインメンディングをこまめに行い、竿先の高さを調節すると弛みが抑えられます。メタルジグなど重めのルアーも効果的です。
キャストフォームを安定させる
ロングロッドは振り抜きの際にバランスを崩しやすいので、安定したキャストフォームが必須です。テイクバックを小さめにして、ロッド全体をしならせながら弾くように投げると遠心力を効率よく使えます。キャスト後はロッドを素早く立ててラインスラックを調整することが肝心です。
体重移動が合わず、ロッドのしなりにタイミングを合わせられていないためです。足元や腰の動きを意識してください。
取り込み時の無理な抜き上げ回避
長いロッドで大型メバルを掛けたときは、取り込み直前に無理に抜き上げると破損やラインブレイクの原因になります。可能であればランディングネットを使い、足場が高い場合は丁寧にタモ入れするのが安全です。魚に急な走りを許さず、バットパワーでしっかりいなすのも大切です。
一般的には500g程度が目安ですが、ロッドやライン強度によっては危険です。安全のためにネットの使用がおすすめです。
まとめ

- 遠投力を重視する
- 根掛かりを回避する
- ティップの柔軟性を確認
- バットの粘りを大切に
- ライン角度を意識する
- 強風時はラインメンディング
- 自重バランスで疲労軽減
- 無理な抜き上げは厳禁
ロングロッドは遠投性能とパワーを兼ね備えており、深いレンジや大型メバルを狙うのに有効です。しなやかさと強度を両立したモデルを選び、適切なラインや仕掛けで運用すれば、さらに安定した釣果が期待できるでしょう。