20ソルティガICの購入を検討中のあなたへ、デメリットや不具合について徹底解説します。多くのユーザーから支持されているこのリールですが、実際の使用で気になる点も存在します。クラッチレバーの作動感、ラインローラーの異音、内部のガタつきなど、具体的な問題点を詳しく解説し、それぞれの解消方法やメンテナンスの重要性を紹介します。購入前にこれらの情報を把握し、不具合が許容範囲かどうかを確認して、安心して選びましょう。
- 20ソルティガの不具合箇所
- 購入後のメンテナンス
20ソルティガIC不具合の主要ポイント
- クラッチレバーの動作…
- ラインローラーの異音…
- 内部のガタつき…
クラッチレバーの動作について
20ソルティガICのクラッチレバーの動作について、多くのユーザーから高い評価を受けています。「固すぎずちょうど良い」といった声が多く、使いやすさが強調されています。しかし、長期間使用すると、作動感が悪化するケースも報告されています。これは、内部の部品が摩耗したり、汚れが溜まったりすることが原因です。特に、塩水での使用が多い場合は、定期的なメンテナンスが重要となります。
ラインローラーの異音
20ソルティガICのラインローラーから異音が発生することがあります。これはベアリングの摩耗が主な原因です。「シャリシャリ」という音が出る場合は、内部のベアリングが劣化している可能性があります。異音が発生した場合は、早めの対応が必要です。異音を放置すると、他の部分にも悪影響を及ぼす可能性があるため、速やかなベアリング交換が推奨されます。
内部のガタつき
20ソルティガICの内部のガタつきは、固定ボルトの緩みが主な原因です。長期間使用していると、内部のボルトが緩んでしまい、ガタつきが生じることがあります。このガタつきは、リールの性能に悪影響を与えるだけでなく、使用中の安全性にも影響を与えます。特に、海水での使用が多い場合は、塩分がボルトに付着しやすく、緩みやすくなります。
固定ボルトの緩みチェック方法
まず、リールを分解し、内部のボルトを目視で確認します。次に、トルクレンチを使用してボルトの締め付けを確認します。適切なトルクで締め直すことが重要です。もし、ボルトが緩んでいる場合は、早急に締め直すか、新しいボルトに交換することが推奨されます。
分解が不安な方はショップ、カスタマーサポートへ問い合わせましょう。
内部ガタつきの予防策
使用後には必ずリールを水洗いし、塩分や汚れを取り除きます。また、適切なオイルやグリスを塗布して、部品の摩耗を防ぐことが重要です。
20ソルティガICのメンテナンスガイド
クラッチレバーのメンテナンス方法
- 使用後、リールを真水でしっかりと水洗いする。
- クラッチレバーの可動部分に専用のリールオイルを少量塗布する。
- 定期的にクラッチレバーを分解して内部の状態を確認する。
- 部品の摩耗や汚れがあれば清掃し、必要に応じて交換する。
- 再組み立て後、クラッチレバーの動作を確認し、スムーズに動くかチェックする。
定期的に分解して内部の状態を確認することも大切です。
ラインローラーの異音解消方法
- ラインローラーの取り外し
工具を使ってラインローラーを取り外します。 - 洗浄
ラインローラーとベアリングを真水で洗浄し、汚れや塩分を除去します。 - ベアリングの点検
ベアリングを回して、異常がないか確認します。
異常がある場合は、新しいベアリングに交換します。 - グリスの塗布
ベアリングとラインローラーに適量のグリスを塗布します。 - 再組み立て
ラインローラーを元の位置に戻し、ネジをしっかりと締めます。 - 最終確認
ラインローラーの回転がスムーズかどうかを確認します。
定期メンテナンスの重要性
特に、海水で使用することが多い場合は、塩分がリール内部に蓄積しやすく、部品の劣化を早める原因となります。定期的に水洗いやオイルチェックを行い、内部の状態を常に良好に保つことが大切です。
専門業者によるオーバーホールの利点
専門業者によるオーバーホールには多くの利点があります。まず、専門知識と技術を持ったスタッフがリールを分解・清掃し、部品の状態を細かくチェックします。これにより、自分では見つけにくい不具合や摩耗箇所を発見し、適切に修理・交換することができます。また、オーバーホール後はリールの性能が大幅に向上し、長期間快適に使用することが可能です。
メンテナンス後のチェックポイント
メンテナンス後には、リールの各部分をしっかりとチェックすることが重要です。まず、クラッチレバーやラインローラーの動きを確認し、異音や固さがないかチェックします。次に、内部のガタつきや緩みがないか確認し、必要に応じて締め直します。最後に、リール全体を軽く回して、スムーズに動作するかを確認します。これらのチェックポイントを押さえることで、リールの性能を最大限に維持することができます。
スペック表
品名 | 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 標準巻糸量 PE(号-m) | スプール径(mm) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング(ボール/ローラー) | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100P-DH | 54 | 4.8 | 300 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 110 | 13/1 | 70,400 |
100PL-DH | 54 | 4.8 | 300 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 110 | 13/1 | 70,400 |
100 | 70 | 6.3 | 310 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 70 | 11/1 | 70,400 |
100L | 70 | 6.3 | 310 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 70 | 11/1 | 70,400 |
100H-DH | 80 | 7.1 | 330 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 140 | 13/1 | 80,000 |
100HL-DH | 80 | 7.1 | 330 | 7 | 0.8-500 1-400 1.2-300 1.5-250 2-200 | Φ36 | 140 | 13/1 | 80,000 |
300 | 84 | 6.3 | 385 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 75-85 | 11/1 | 71,500 |
300L | 84 | 6.3 | 385 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 75-85 | 11/1 | 71,500 |
300-DH | 84 | 6.3 | 400 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 140 | 13/1 | 81,000 |
300L-DH | 84 | 6.3 | 400 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 140 | 13/1 | 81,000 |
300H-SJ | 98 | 7.3 | 405 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 85-95 | 11/1 | 71,500 |
300HL-SJ | 98 | 7.3 | 405 | 10 | 1.2-600 1.5-500 2-400 2.5-300 3-250 | Φ43 | 85-95 | 11/1 | 71,500 |
【まとめ】
- 20ソルティガICは多くのユーザーに支持されるリール
- クラッチレバーの作動感は高評価だが、長期間使用で悪化の可能性
- ラインローラーの異音はベアリングの摩耗が原因
- 内部のガタつきは固定ボルトの緩みによるもの
- 定期的なメンテナンスが不具合防止に重要
- 専門業者によるオーバーホールでリール性能が向上
- 購入前に不具合とその対策を確認し、安心して選ぶことが推奨される