シーバスペンシルベイトは根掛かり回避やエキサイティングな水面バイトが魅力。サイズやカラーを工夫すれば初心者でも楽しめます。初心者から経験者まで役立つ内容を網羅し、シーバスペンシルベイトのメリットから選び方・使い方を詳述した記事です。おすすめ12選も掲載しています!!
シーバスペンシルベイトの選び方

ルアーサイズの選択方法

- 大型ベイトを意識
- 小型狙いも有効
- 時期別に合わせる
ペンシルベイトのサイズは、ベイトや季節ごとの狙いに合わせて選ぶことが大切です。大きめのベイトが回遊しているときはロングサイズを、小型のベイトを意識する場合はコンパクトなモデルが有利になります。状況を見極めて最適なサイズを選択しましょう。
実際に釣り場で確認するベイトの大きさが目安です。10cm程度の小魚が多いときは小型ルアー、20cm近いコノシロが回遊する場面ではビッグペンシルが有効です。
浮き姿勢の特徴

浮き姿勢が垂直に近いタイプは移動距離が短く、じっくりと誘いたいシーンで重宝します。斜め浮きタイプは首振りの幅が大きく、広範囲にアピールできるのが魅力です。違いを理解し、状況に合わせたアクションを心がけましょう。
障害物周りをタイトに攻める際は垂直気味を、オープンエリアでアピールしたいときは水平や斜めを選ぶと効果的です。
カラー選び
- 光量に注意
- 水質を意識
- 視認性重視
ナチュラル系カラーはイワシなどのベイトが多い時期に使いやすく、アピール系は濁りがある状況や光量が少ない時間帯で力を発揮します。トップウォータープラグの場合はアングラーから見やすい色を選ぶことも大切なので、複数のカラーを用意しておきましょう。
天候と水色がポイントです。晴天ならナチュラル系、曇天や濁り時はチャート系などの派手色を試してみてください。
ベイトフィッシュとのマッチング

コノシロやイナッコ、イワシなど、時期によってシーバスが好むベイトは変化します。ベイトサイズや泳層を参考にペンシルベイトをチョイスすると、バイト率がぐっと上がるため、釣行前に情報収集しておくと便利です。
まずは多いベイトを優先し、サイズや色を合わせてみましょう。反応が薄ければ少数派ベイトを意識したルアーで目立たせる手段も有効です。
飛距離とアクション性能
シーバスペンシルベイトは飛距離が出るほど広範囲を探れますが、重心移動やウエイト形状によってアクション性も変わります。遠投性能と首振りのしやすさは相反しやすい要素なので、フィールドの規模や状況に合ったモデルを選ぶことが釣果向上の鍵です。
重めのペンシルに切り替えるとキャストブレが減り、狙ったコースをしっかり通せるのでアタリが出やすくなります。
シーバスペンシルベイトの使い方のコツ

ドッグウォークをマスターしよう
- ラインを弛ませる
- 竿先を一定に動かす
- ロッドを素早く戻す
スケーティングアクションの要ともいえるドッグウォークは、シーバスペンシルベイトの基本操作です。ラインテンションをコントロールしながら、ティップを左右に軽くチョンチョンと動かすことで、ルアーが首を振りながら泳ぐようにアピールします。
ピンポイントでシーバスが潜んでいそうな場所では、一瞬ステイを入れると追尾してきた魚が反射的に口を使うことが多いです。
パニックアクションを織り交ぜる
高速で動かす「パニックアクション」は、ボイルしているタイミングやリアクションを引き出したいシーンで威力を発揮します。飛沫が上がるようにロッドワークを加えながら巻くことで、小魚が逃げ惑うような演出が可能です。
食い損ねが多いときは一瞬ポーズを入れたり、フックサイズを変えて掛かりを良くするのが有効です。
止めと動きを組み合わせる
- ステイを有効活用
- 再開時の刺激
- シルエットを見せる
トップウォーターでは、止めている間にも波や風でルアーが自然にアクションを起こします。ドッグウォークやパニックアクションの合間にステイを挟むことで、見切りにくい演出ができ、追ってきたシーバスに喰わせのタイミングを与える効果も期待できます。
護岸沿いでは長めにステイさせ、オープンエリアでは短めのステイを繰り返すなど、地形や潮流に合わせて変えると反応が良くなります。
岸際の攻め方
岸際やシャローエリアはシーバスが捕食モードのときによく差してくるポイントです。ペンシルベイトなら底を擦る心配が少なく、思い切ったコース取りがしやすいのが利点。ピンポイントをじっくり狙う場合はドッグウォークをゆっくり行いましょう。
やや平行気味に投げ込み、障害物際をトレースするイメージです。ラインを弛ませすぎずに動かしてみてください。
ナイトゲームでの活用方法

夜間のシーバスは視覚よりも振動や音に反応しやすいため、ラトル入りやポップ音を出しやすいペンシルベイトも有効です。また、常夜灯周りではルアーを見やすい色を選択し、適度なステイを入れてバイトタイミングをつくることが大切です。
周囲が明るいぶんシーバスに見切られる可能性があります。動きの速さを変化させてリアクションを狙うのがおすすめです。
【最強】おすすめのシーバスペンシルベイト12選
アイマ チャッピー 100

全長100mm、重量18gのペンシルベイト。扱いやすく、デイ・ナイト問わず使用可能。ラトル音による高いアピール力が特徴です。
ダイワ モアザン ソルトペンシル 70F

全長70mm、自重4.7g。ウォータースルーギル構造により、スプラッシュとポップ音で魚を誘います。
デュオ レアリス ペンシル 65

全長65mm、自重5.5g。飛距離と食わせ能力に特化し、ラトル音でアピールします。
メガバス メガドッグ

全長220mm、重量130gのビッグサイズ。大型ベイトフィッシュを捕食しているシーバスに効果的です。
メガバス ジャイアントドッグX SW

全長98mm、重量16.5g。鋭いドッグウォークが特徴で、ベイト・スピニング両方で扱いやすいモデルです。
メガバス ドッグX ディアマンテ SW

全長120mm、重量25gの3フック仕様。高速ターンが可能で、視認性の高いカラーが揃っています。
ブルーブルー フォースガイル 160F

全長160mm、重量50g。水面直下をダイブするS字アクションでバイトを誘発します。
ブルーブルー ガチペン200

全長200mm、重量90g。太く丸みを帯びたボディで、青物やGTにも対応可能なビッグペンシルです。
ラッキークラフト スーパーサミー

ロングセラー「サミー」の大型モデル。大きなアクションとラトル音で高いアピール力を持ちます。
ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S

全長85mm、自重20g。飛距離とレンジキープ力に優れ、デッドスローでもしっかり泳ぐシンキングペンシルです。
シマノ エクスセンス トライデント 90S AR-C

全長90mm、重量11g。ジェットブースト機構により驚異的な飛距離を実現し、フォールでもアピールします。
バレーヒル 邪道 ヨレヨレ ミニ

小型ながら高い集魚力を持つシンキングペンシル。ナチュラルなアクションでシーバスを誘います。
使用時の注意点

フッキング率を高める工夫
ペンシルベイトは水面でのバイトが派手な半面、食い損ねも起きやすいルアーです。フックのサイズや形状を調整したり、着水後のアクションを工夫することでフッキング率を上げられます。特に大型モデルを使う際は、フック交換やフックポイントの定期チェックを徹底しましょう。
太軸フックはパワーファイト向きですが、軽めのフックにするとアクションが良くなる場合もあります。状況に合わせて使い分けましょう。
取り込み時の注意
トップウォーターゲームでは、バイトの瞬間が目視できるため焦りがちです。シーバスがしっかり掛かってからフッキング動作をすることが大切で、早合わせによるミスを防げます。取り込み時にバラシが多発するなら、ドラグ設定やロッドワークを見直して魚に無理をさせないファイトが効果的です。
水柱が上がっても、重みを感じてから合わせる意識を持つことです。サウンドや視覚に惑わされずに冷静に対処しましょう。
周囲の安全管理を徹底
夜間や足場の悪い場所でシーバスを狙う際には、ライフジャケットの着用や足元のライトが重要です。トップウォーターフィッシングは夢中になりやすいため、釣り場の地形や潮位の変動をこまめにチェックし、思わぬ事故を回避してください。周囲に人がいる場合はキャスト方向にも注意が必要です。
高低差の少ない護岸など足場が安定した場所をおすすめします。ランディングのしやすさも考慮して選ぶと安心です。
まとめ

- ペンシルベイトは根掛かりしにくい
- 季節やベイトでサイズを変える
- カラーでアピール度を調整
- 水平・垂直浮きを使い分ける
- ドッグウォークを基本操作に
- パニックアクションで刺激を与える
- ステイを活用して見切られを防ぐ
- 安全対策を最優先に行う
ペンシルベイトならではの水面炸裂バイトは、シーバスゲームの醍醐味といえます。ぜひ今回の内容を参考に、状況に合ったルアー選びと操作方法でエキサイティングな釣りを楽しんでください。