「シーバスロッドをメインに使いたいけど、たまには青物狙いのショアジギングも楽しみたい」そんな欲張りスタイルを叶えるのが、MLシーバスロッドです。この記事では、ライトショアジギングにも対応できるロッドの選び方と、おすすめモデルを紹介します。予算を抑えながら、幅広いターゲットを狙いたい方は必見です。
ショアジギングができるシーバスロッドの選び方
ロッド長と操作性・飛距離のバランス
・遠投力を重視
・足場の高さを考慮
・取り回しやすさ優先
ロッド長が8～10ft台であれば、ショアジギングに必要な飛距離と操作性を両立できます。足場の低い堤防やサーフではロングキャストが重要ですが、あまりに長いと振り抜きづらくなり疲労が増すことも。結局は使用環境との兼ね合いで最適なレングスを選ぶことがポイントです。
おおよそ9～10ft前後が扱いやすいです。短すぎると飛距離が落ち、長すぎると操作性が低下するので、バランスを見極めるといいでしょう。
適合ルアーウェイトの範囲
シーバスロッドは比較的軽めのジグを投げる構造ですが、40～50g程度なら問題なく扱えるモデルもあります。大物を狙うほどウェイトが重くなりがちなので、使用するポイントの水深や流れを踏まえ、対応できるロッドを選ぶことが大切です。
最近のシーバスロッドは高反発素材でパワー強化されています。商品スペックで50g前後に対応していれば安心です。
バットパワーと粘りの両立
・しなやかさをキープ
・根本の強度が要
・大型に対応可
シーバスロッドは本来、バット部に独特の粘りを持ち、エラ洗いや突っ込みに対応できる設計です。青物の場合はパワー勝負になりやすいため、バットパワーが不足するとやり取りに苦労しがち。軽い操作性を維持しながらも、しっかりと受け止める粘りがあるかが鍵です。
ライトショアジギング想定なら、時間をかけてファイトすれば対応可能です。一気に寄せるのは難しいので余裕を持ったやり取りが必要です。
ガイドの強度とライン対応
ラインを使い分ける場合、ガイドリングの素材やフレーム強度もチェックしておきましょう。根ズレが多い場所ならPE2号以上にするケースもあり、あわせてガイドの劣化やフレームの歪みに注意するとトラブルを軽減できます。
多少なりとも負荷はかかりますが、適正ウェイトを守れば問題ありません。適度にガイドの点検をすることも大切です。
キャストフィールと先重り感の有無
ショアジギングでは何度もキャストとしゃくりを繰り返すため、ロッド自体のバランスが大切になります。極端に先重りするロッドは振り抜きが悪く手首への負担も大きくなることが多いです。実際に振ってみた感触なども含めて選ぶと失敗を減らせます。
非常に大切です。カタログスペックが同じでも重心設計で振り感が違うので、実物の試し振りをおすすめします。
ショアジギングもするうえでのコストパフォーマンス
シーバスロッドは価格帯によって素材やガイド、ブランクスの仕上がりが異なりますが、今は低価格帯のモデルも高い品質を備えてきました。まずは手頃な価格で始めたい方も、ある程度の負荷に耐えられる設計を選べば問題なく青物を狙えます。
適正ウェイト内で使えば問題ありません。大きめの獲物は時間をかけて取り込む意識が大切です。
【初心者向け】おすすめのショアジギングができるシーバスロッド６選
メジャークラフト 3代目クロステージ シーバス CRX-962M
ポチップ9.6 ft／MAX42 g、30 gメタルジグも投げられる入門万能ロッド。
メジャークラフト 2代目ソルパラX シーバス SPX-962M
ポチップ軽量ブランクで20–50 g対応、サーフのライトショアジギに最適。
ダイワ シーバスハンターX 96ML
ポチップブレーディングX補強で粘り強く、30 gジグまで扱える鉄板エントリー。
シマノ ムーンショット S96M
ポチップ9.6 ft／MAX38 g、PE1.5号対応で河川・堤防の青物混じりゲームを網羅。
アブガルシア ソルティースタイル シーバス STSS-962M-KR
ポチップ12–40 g対応のトルクフルバットで大型シーバスにも安心。
ダイワ ショアジギングX 96M
ポチップ入門価格ながら60 gまで背負え、秋の小青物を兼ねた港湾ジャークに◎。
【中級者向け】おすすめのショアジギングができるシーバスロッド６選
ダイワ ラテオ R 96M
ポチップ軽量高反発ブランクで〜50 g遠投可、パワーと操作性のバランスが秀逸。
テイルウォーク HI-TIDE SSD 96M
ポチップ7–45 g対応、細身120 gの軽快設計で一日しゃくっても疲れにくい。
シマノ 23ディアルーナ S96M
ポチップスパイラルXコア採用で曲げ強度アップ、ジグ40 gまで快適に操作。
シマノ 22エクスセンス インフィニティ S96M
ポチップハイエンド感度＆12–65 g適合、青物混じりの河口攻略に最強。
ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 1010ML/M
ポチップAGSカーボンガイドで振り抜け抜群、磯・サーフのヘビーゲーム対応。
シマノ 20エクスセンス MB S96M-6
ポチップ6ピース旅行仕様でも6–40 g遠投可、出張先でのショアジギにも◎。
【使用時の注意点】
オーバーロードキャストを避ける
シーバスロッドで無理に重すぎるジグを投げると、ブランクに大きな負荷がかかり破損リスクが高まります。メーカー推奨ウェイトを厳守してキャストすれば、ロッドの寿命を損ねにくくなるはずです。慣れてきたからといって欲張りすぎるのは禁物。トラブルを避けるためにも、適正範囲内で快適に飛ばしましょう。
ロッドに明記された最大ウェイトを超えるのは避けましょう。オーバーロード気味だと急に折れる可能性もあるため注意が必要です。
ドラグ設定とファイトの組み立て
シーバスロッドは大きな負荷を一気に受け止めにくい面があります。しっかりドラグを調整して、魚が走り出したときにラインブレイクを防ぎましょう。無理に力で止めるより、ドラグワークで疲れさせ、徐々に寄せるのがコツです。適度なドラグテンションでスムーズにやり取りできるかどうかが釣果を左右します。
過度に締めすぎるとラインが切れたりロッドに負担が集中します。適度なドラグ値で魚をいなしながら取り込むのがポイントです。
ハードジャーク・しゃくり時の負担を意識
メタルジグを頻繁にしゃくる釣りでは、手首や肘に負担がかかりやすくなります。シーバスロッドは軽量設計のモデルが多いとはいえ、連続アクションに慣れていないと体にダメージが蓄積しがち。疲れからキャストフォームが乱れると事故の元なので、小休止を入れつつ余裕を持ってルアーを操作しましょう。
一旦休憩してフォームを見直しましょう。可能ならロッドを持ち替える、しゃくり幅を抑えるなど工夫して負担を軽減してください。
記事のまとめ
- シーバスロッドでもライトショアジギが可能
- 適正ウェイトを守ると破損リスク低減
- ドラグ調整で無理なくファイト
- バットの粘りがあるモデルが安心
- ガイド強度をチェックしてトラブル回避
- 先重りの少ない設計を選ぶと疲れにくい
- 必要に応じてPE1.5号以上も検討
- 初心者はコスパ重視でも充分楽しめる
ライトショアジギングを取り入れたいなら、まずはシーバスロッドに絞って探してみましょう。適正なウェイトやパワーをチェックすれば、手軽に青物を楽しむ道具として活躍します。万能性の高さを生かして、いろいろなポイントで存分に狙ってください。
