サーフでシーバスを狙うならルアー選びは欠かせません。飛距離やアクション、カラーなどのポイントを押さえておくことで、広大な砂浜を効率よく攻められます。この記事では、サーフシーバス向けのルアー選びにフォーカスし、厳選アイテムや選び方のコツをわかりやすく解説していきます。
シーバスサーフルアーの選び方
ルアー選び３つの基本ポイント
・遠投性能を重視
・アクションは自然
・適切なサイズ選択
サーフでシーバスを狙う際は、遠投しやすいルアーを選ぶことが大切です。加えて、自然な動きとベイトサイズに近い大きさを意識すると、見切られにくくアタリが得やすくなります。地形や海況に応じた選択も心掛ければ、安定したヒット率につながります。
しっかり助走を取り、竿尻を握る手で強く引くのが大切です。慣れればフォームが安定し、距離が伸びやすくなります。
波と風への対処方法
波が高い日は寄せ波にルアーが弾かれやすく、せっかくのアクションが崩れることがあります。強風下では、飛行姿勢が安定するボディ形状や重心を考慮し、なるべく狙いたいレンジをキープできるルアーを選びましょう。周囲の波間を見ながらキャストのタイミングを計ることも肝心です。
ラインメンディングを意識し、風上側にロッドをキープすると流されにくいです。向かい風ならPE0.8号を使って飛距離を稼ぎましょう。
アクションの与え方を工夫
・低速巻きでアピール
・止めと動きを織り交ぜる
・ボトム付近を丁寧に探る
シーバスは活性が高いと速い動きに反応しやすいですが、活性が低い場合はゆっくりとしたアクションが有効です。時にはルアーを止めて自然に漂わせると、流されるベイトに近いイメージを演出できます。潮の流れやベイトの動きを意識し、リトリーブスピードを微調整することが釣果アップの鍵です。
周囲の波の状況にもよりますが、1〜2秒程度を目安にしてみてください。魚の反応を見ながら調整しましょう。
タイミングを逃さない投げ方
サーフでのキャストは、波が引いた瞬間を狙って投げ込むとルアーの泳ぎを損ねずに済みます。潮位変化によって流れが生まれる時間帯は、ベイトとシーバスが接近しやすいためヒットの期待が高まります。タイドグラフをチェックし、最適な時間帯を見計らうのがおすすめです。
水深が増すと岸近くにもベイトが入りやすくなります。満潮時は流れ込みや地形変化を意識してみると良いでしょう。
季節変化とベイト状況
シーバスは春にバチ抜けが始まると表層系ルアーで反応しやすくなり、夏は水温上昇で深いレンジに落ちる個体も多くなります。秋はイワシやコノシロなどのベイトが岸寄りしやすく、冬は濁りに左右されがちです。こうした季節変化とベイトの動向を把握し、アピールカラーやサイズを柔軟に変更しましょう。
イワシが打ち上がるほど接岸していれば好機です。そのタイミングでベイトサイズに近いルアーを使えばヒット率が高まります。
サーフでシーバスを釣るコツ
地形ポイントの見極めが肝心
・離岸流を探そう
・地形変化を意識
・波打ち際を確認
サーフには一見変化が少ないように見えますが、離岸流や潮の変化がある場所は絶好のポイントです。地形変化が起きている場所や、河川の流れ込みがある付近はベイトが溜まりやすく、シーバスとの遭遇率が高まります。波打ち際をこまめにチェックして、打ち上がるベイトがいるかも確認しましょう。
波の高い日ほど離岸流が目立ちます。白波が途切れている場所を重点的に探してみてください。
最適な釣行タイミングとは
シーバスは潮が動き始めた瞬間に活性が上がることが多いです。タイドグラフで満潮や干潮の時間を把握し、その前後を狙うのが効果的でしょう。特に大潮や中潮の干満差が大きいタイミングはシーバスのエサとなるベイトが移動しやすいので、回遊に遭遇しやすいのが特徴です。
流れが強くなりベイトが動きやすい分、ヒットのチャンスも増えます。小潮でも鳥の動きやベイト状況を見極めれば十分釣れます。
効果的なアクションを覚える
・底付近を探る
・誘いの間を活用
・リフト＆フォール
フラット系のポイントではヒラメやマゴチと同じエリアにシーバスが混在していることもあります。そのため、底近くまでルアーを落としてからリフト＆フォールで誘うアクションも有効です。誘いの間を設けることで、シーバスがバイトしやすいタイミングを与えられるので試してみてください。
目安として2秒程度ルアーを沈め、ロッドを上げてまた2秒ほどフォールさせてみてください。波の高さにもよりますので調整しましょう。
波の動きとルアーへの影響を加味する
寄せ波が強いとルアーが巻き上げられ、思うようにアクションさせられないことがあります。波が落ち着いたタイミングに合わせてキャストし、着水後は狙いたい深度までしっかり落としてからリトリーブすると、シーバスのバイトを得やすくなるでしょう。手前まで油断せず巻き切るのも重要です。
10mほどの近距離で掛かるケースも珍しくありません。最後まで集中して巻き続けましょう。
明暗など変化を狙う
シーバスといえばナイトゲームのイメージが強いですが、日中に釣れるチャンスもあります。特に濁りがあると光を嫌がらず接岸しやすいので、波や天候によっては日中の実績も上がるでしょう。日差しが強い日はサングラスを着用し、水面の変化やナブラを早期発見できるよう準備しておくと便利です。
透明度が高いとシーバスが警戒しやすい傾向があります。ベイトが豊富なら実績はありますが、濁りや風があるとより釣りやすくなります。
おすすめシーバスサーフルアー12選
ジャンプライズ ぶっ飛び君95S
ポチップ全長95mm、自重27gのシンキングペンシル。優れた飛距離と安定した泳ぎで、サーフや磯場での使用に適しています。
ジャンプライズ かっ飛び棒130BR
ポチップ全長130mm、自重38gのシンキングペンシル。飛距離と操作性を兼ね備え、広範囲の攻略が可能です。
ブルーブルー フリッド125S
ポチップ全長125mmのシンキングペンシル。安定した飛行姿勢とアクションで、サーフのシーバスや青物に効果的です。
デュエル ヘビーショット105
ポチップ全長105mmのヘビーシンキングミノー。飛距離とアクションのバランスが良く、サーフでの使用に適しています。
シマノ 熱砂 スピンビーム32g
ポチップ32gのメタルジグ。遠投性能とフラッシング効果で、広範囲のシーバスやヒラメを狙えます。
ダイワ モアザン ソルトペンシル 95F
ポチップ全長95mmのフローティングペンシル。ナチュラルなアクションで、サーフのシーバスに効果的です。
アイマ サスケ SF-95
ポチップ全長95mmのシャローランナー。浅場での使用に適し、サーフのシーバスを引き寄せます。
マリア ブルースコードII 90
ポチップ全長90mmのシンキングペンシル。飛距離とアクションのバランスが良く、サーフでの使用に適しています。
バスデイ レンジバイブ 70ES
ポチップ全長70mmのバイブレーション。タイトでハイピッチなアクションが特徴で、サーフのシーバスに効果的です。
メジャークラフト ジグパラショート
ポチップコンパクトなボディで飛距離が出しやすいメタルジグ。コストパフォーマンスにも優れています。
デュオ ドラッグメタルキャスト
ポチップコンパクトなボディで飛距離が出しやすく、価格も安めでコスパに優れたメタルジグです。
ジャッカル ビッグバッカー80
ポチップ高いアピール力とベイトフィッシュに近いシルエットを兼ね備えた、スリムロングボディのメタルバイブレーションです。
使用時の注意点
波とサラシをしっかり確認
サーフでは常に波が打ち寄せるため、立ち位置や安全を優先して釣りをすることが大切です。特にサラシが広がる場所は魚の活性が上がりやすい反面、足場が不安定な場合もあります。無理に前へ出過ぎず、波のリズムを見極めながらキャストするようにしてください。周囲に離岸流が発生しているかを把握し、安全のためにライフジャケットやブーツを着用しましょう。
波が引いた瞬間を狙い、ルアーを一定のレンジにキープする意識が重要です。ラインテンションを抜きすぎないよう注意してください。
天候と潮位をチェック
天候の急変や潮位の変化によって釣りの難易度は大きく変わります。特に大雨の後は濁りが入りやすく、シーバスの活性に影響する場合があります。事前に天気予報やタイドグラフを確認し、可能であれば移動先のプランも用意しておくと安心です。満潮や干潮のタイミングでベイトの入り方が変わるので、その都度ポイントを見直すことが肝心になります。
濁りが入ればむしろチャンスになることもあります。安全が確保できる範囲で、濁りエリアを積極的に狙ってみましょう。
ルアーの管理と交換
サーフでの釣りは飛距離を重視するため、ルアーのフックやスナップに負荷がかかりやすいです。塩ガミや砂の付着でフックポイントが鈍るとバラシにつながるので、使用後は水洗いと点検を徹底しましょう。フックが曲がっていたり錆びが出ている場合は交換がおすすめです。定期的にタックルをメンテナンスすると、思わぬトラブルを防止できます。
釣行ごとにフックの先端をチェックし、刺さりが悪いと感じたら早めの交換を意識してください。錆が目立つ際も即交換が安全です。
記事のまとめ
- サーフでは遠投と波に合わせた工夫が必須
- 季節やベイトを見極めてカラーやサイズを調整
- 離岸流や地形変化をポイントに選ぶ
- 手前までしっかり探るとヒット率アップ
- フックやスナップの状態を常にチェック
- 潮の満ち引きと鳥の動きを重視する
- 濁りがあるときはアピール力あるルアーを選択
- 安全装備は必ず用意して快適な釣りを
シーバスサーフルアーで結果を出すには、季節や海況を正しく把握し、適したアクションを行うことが大切です。ぜひポイントを押さえて、充実したサーフゲームを楽しんでください。
