ショアジギングに使用するクーラーボックスは、オフショアにも併用できるモデルを選ぶと活用の幅が広がります。いざ大物をGETした際、容量や保冷力が足りず後悔するのは避けたいところ。そこで、初心者から上級者まで安心して使えるクーラーボックスを慎重に選ぶ必要があります。本記事では、選び方のポイントやおすすめ商品を詳しく解説していきます。
ショアジギングクーラーボックスの選び方

容量を確認

- 大きすぎず
- 釣る魚サイズ
- 持ち帰り量
ショアジギングでは魚のサイズが予想以上に大きくなることがあります。容量は35~45Lクラスを基準にすれば、多くのシーンに対応可能です。あまり大きいと持ち運びが大変なので、自分が狙う魚の長さや量を考え、釣行スタイルに合うものを選びましょう。
大きいほうが安心ですが、移動距離や氷の量も増える点が注意です。狙う魚のサイズと釣果見込みに合わせると失敗が少ないでしょう。
保冷力を確認
保冷力の高さは使用されている断熱材やフタの構造で変わります。朝から夕方までの釣行がほとんどなら、発泡ウレタン程度でも十分氷をキープできます。連泊遠征など長時間を想定する際は真空パネル素材を検討すると良いでしょう。
日帰り釣行なら問題ありませんが、気温の高い季節や長時間では冷気が逃げやすいため、こまめな氷の補充がおすすめです。
断熱材がおすすめ
- 発泡スチロール
- 発泡ウレタン
- 真空パネル
ショアジギングで1日中氷をキープしたいなら、発泡ウレタン以上の性能がおすすめです。発泡スチロールは価格が安く軽量ですが、保冷力や耐久性でやや劣ります。真空パネルは保冷力最強ですが重さや価格も上がるので、釣行時間と予算を考慮しましょう。
氷が長持ちするので鮮度を維持しやすい点です。ただし価格や重量が高くなるデメリットもあります。
持ち運びをラクにする作り
ショアジギングでは磯や堤防など足場が悪い場所へ向かうこともあります。キャスター付きや大きめのハンドルがあるタイプなら、釣った魚や氷を入れた状態でも比較的スムーズに持ち運ぶことが可能です。移動距離が長い場合は特に注意しましょう。
クーラーバッグ形式なら軽さと収納性に優れますが、保冷力はハードタイプに劣ることが多いです。
付加機能に注目
クーラーボックスを使う際、水が溜まると重たくなり運搬が大変です。そこで水栓やロッドホルダーなどの追加機能が役立ちます。ワンタッチで排水ができる水栓機能はメンテナンス面でも優秀なため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
両開きやワンタッチ開閉なら、手がふさがっているときもサッと開けられて便利です。
頑丈な作りか?
ショアジギングではクーラーボックスを座り替わりに使ったり、岩場へ置いたりと本体に負荷がかかるシーンも多いです。頑丈なフタやコーナー部の補強があれば長く愛用しやすく、また安定感も得られます。丈夫なモデルを選ぶと安心感が増すでしょう。
置く場所を水平に保ち、クーラー自体を固定できるベルトなどを使う方法があります。
おすすめのショアジギングクーラーボックス12選

ここでは、売れ筋や口コミ評価が高いショアジギング用クーラーボックスを12製品に厳選し紹介します。価格帯や容量など、目安も併せてチェックしながら自分に合ったものを見つけてください。
シマノ スペーザ ホエール ベイシス 45L
大容量かつ保冷性能も高く、キャスター付きで移動がラク。中~大型青物狙いの方に向いています。

ダイワ トランクマスターHD II TSS 4800
48Lの広い内部と3面真空パネルで保冷力抜群。遠征や長時間釣行におすすめです。

コールマン エクストリームホイールクーラー 62QT
58Lの大容量でしっかり冷やせる上にキャスター付き。荷物が多い方にも便利です。

伸和(SHINWA) 日本製 ホリデーランドクーラー48H
リーズナブルながら48Lの容量を確保。コスパ重視で日帰り釣行中心の方に最適です。

ジェネシス ネプチューン クーラーボックス 60L
60Lのゆとりあるサイズ。キャスターとハンドルを搭載し、大型青物狙いにぴったりです。

ダイワ クールラインα ライトソルト GU 1000X LS
10Lのコンパクト設計で短時間釣行向き。軽快に持ち運びたい方におすすめです。

シマノ フィクセル ベイシス 120 UF-012N
12Lと小型ながら保冷性能が高く、機動性も抜群。ランガン中心のアングラーに好適です。

ダイワ プロバイザートランクHD II 3500
35Lサイズで真空パネルの高い保冷力。ワイドボディで青物もしっかり収納できます。

シマノ スペーザ ホエール リミテッド 650
65Lの超大容量と6面真空パネルでロング釣行に対応。連泊遠征や大物狙い向けです。

コールマン エクストリームホイールクーラー 95QT
95Lの超大容量で家族や仲間との大漁を見込みたいときに便利。アウトドア全般にも活躍します。

伸和(SHINWA)
大容量76Lでたっぷり収納可能。大型青物を複数持ち帰りたいシーンに便利です。

ジェネシス ネプチューン クーラーボックス 100L
100Lの圧倒的収納力。巨大な青物を狙うなら頼りになる一台です。

使用時の注意点

クーラーボックスの置き場所
ショアジギングでは磯場や堤防など足場の悪い場所も多く、安定しないと転倒リスクがあります。周囲が水平な場所を探して置くほか、強風の日は壁際や重心が安定する位置にセットするのが基本です。転倒によって蓋が破損することもあるため、事前に防げる工夫をしておきましょう。
フタの隙間に水が入りすぎると保冷力が下がります。ビニールなどをかぶせて保護すると安心です。
氷・保冷剤の準備
クーラーボックスの冷却効果は、あらかじめしっかりと氷や保冷剤を用意しておくかで大きく変わります。釣行当日にコンビニで氷を購入して詰め込む方も多いですが、余裕があれば事前に自宅の冷凍庫で氷を作っておくとコストダウン可能です。保冷剤と氷を組み合わせれば魚の鮮度をさらにキープできます。
一部のクーラーや断熱材では内壁が極度に冷やされるため、製品説明書の使用可否を確認しましょう。
水抜きのタイミング
氷が溶けて水が溜まると重量が増し、持ち運びが困難になります。長時間狙う際は、タイミングを見て水栓から排水することで冷却効果を維持しつつ、移動の負担を軽減できるのがメリットです。特に中~大型青物を複数キープするような場合は、こまめに水を抜いてクーラー内部を快適に保ちましょう。
少量の水を残すほうが冷気を逃しにくいケースもあります。保冷剤とのバランスを考えて対応しましょう。
まとめ
- 容量は適切なサイズを選択
- 断熱材で保冷力を確保
- キャスターやハンドルで楽に運搬
- 水栓があればメンテナンス容易
- 長時間なら真空パネルがおすすめ
- 軽くても頑丈な構造を選ぶ
- 魚のサイズを想定して選ぶ
- 保冷剤と氷を併用すると効果的
ショアジギングでは予想を超える大物がかかることもあり、クーラーボックスの性能が釣行全体の快適さを左右します。自分の釣りスタイルに合うモデルを選べば、長時間の釣りもより楽しくなるはずです。