ショアジギングができるシーバスロッドを選ぶ際には長さやパワー・ルアーウェイトなどを見極める必要があります。この記事では、おすすめのロッドや詳しい使い方を解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- ショアジギングができるシーバスロッドの選び方
- 【初心者向け】ショアジギングができるシーバスロッド8選
- 【中級者向け】ショアジギングができるシーバスロッド8選
- シマノ(SHIMANO) シーバスロッド 23 ディアルーナ スピニング/ベイト 各種
- ダイワ(DAIWA) シーバスロッド LATEO(ラテオ)・K スピニング/ベイト 各種 (2024年モデル)
- メジャークラフト ショアジギングロッド クロスライド 5G ショアジギモデル各種
- シマノ(SHIMANO) ロッド 20 コルトスナイパー XR 各種 ショアキャスティング
- ダイワ(DAIWA) 5ピースロッド BLX TRVL(ブラックレーベルトラベル) 各種
- シマノ(SHIMANO) フリースタイルロッド 24 アンフィックス 各種
- ダイワ(DAIWA) シーバスロッド 20 モアザン ブランジーノ EX AGS 各種
- シマノ(SHIMANO) サーフロッド 24 ネッサ SS 各種
- 使用時の注意点
ショアジギングができるシーバスロッドの選び方

ロッド長と柔軟性を確認する

・遠投性能重視
・小技も効く柔らかさ
・疲労軽減の長さ
ショアジギングでは遠投性能が重要ですが、長すぎると操作性が低下します。目安として8ft後半〜10ft程度の長さがバランス良好です。軽いジグを扱うならやや柔らかめのティップが便利で、キャストやアクション時に負担が少なくて済みます。メタルジグだけでなくプラグも使用する場合は、小技を効かせやすいしなやかなブランクを選ぶとよいでしょう。
投げやすさと操作性の両立が大切です。9〜10ft前後なら飛距離も伸び、アクションもつけやすくなります。
グリップとバットパワー
シーバスロッドをショアジギングに流用する場合、グリップの長さが肘にしっかりホールドできると遠投時のパワーを出しやすくなります。バットパワー(ロッドの根元部分の強度)も大切で、大型青物とやり取りする際にはしっかり曲がりを支えられるモデルを選びましょう。
大物の引き込みに負けやすく、バラシが増えます。青物対応なら強めのバットが理想です。
扱えるルアーウェイト

・最大60gまで
・軽いジグ重視
・多彩なルアー運用
ショアジギング向けにシーバスロッドを選ぶ際は、ルアーウェイト表記を必ず確認しましょう。最大60gまで対応可能なモデルであれば、十分にライトショアジギングが楽しめます。小型プラグやバイブレーションも使いたいなら適度に柔らかいロッドがおすすめです。
本格ショアジギングロッドが安心です。70g超のジグを使用するなら専用モデルを検討しましょう。
感度と軽さ
シーバスロッドはもともと操作性や感度を重視して設計されているため、軽量化が進んでいます。結果として、ショアジギングでの小刻みなジャークや微妙なアタリを感じ取りやすいのがメリットです。軽いほどキャストの反復も楽になり、ベイトのサイズが小さい時にも対応しやすくなります。
着底や微細なバイトを察知しやすくなり、フッキング率や根掛かり回避に大きく貢献します。
適切なティップの硬さ
大物を狙うとなると硬いロッドに目が行きがちですが、あまりに硬いと掛けた魚の暴れをいなしきれずバレやすくなります。シーバスロッドの適度にしなやかなティップは、ショアジギング時のバラシを軽減してくれるありがたい特徴といえるでしょう。
青物が掛かる場面を想定するならML〜Mクラス程度が程よいバランスです。
他の釣りに使える汎用性

ショアジギングだけでなく、シーバスゲームやサーフでのフラットフィッシュ狙いにも対応できるのがシーバスロッドの強みです。例えばバイブレーションやミノーのただ巻きから、ジグのジャークまで1本でこなせると、釣り場を選ばずに行動範囲が広がります。
むしろ扱いやすく、様々な釣りの基礎を学べるので初心者こそシーバスロッドはおすすめです。
【初心者向け】ショアジギングができるシーバスロッド8選

ここからは予算を絞って購入を検討したい方に向け、1万円以下で手に入るシーバスロッドを8本ご紹介します。
ダイワ(Daiwa) シーバスロッド リバティークラブ シーバス 96M

飛距離と操作性を両立した初心者向けモデル。堤防や河口でも扱いやすく、メタルジグやバイブレーションを遠投する人におすすめです。
シマノ(SHIMANO) ルアーマチック S90ML

価格を抑えながら高い完成度を実現。軽量かつ汎用性が高く、初めての1本として青物やシーバスを同時に狙いたい人に最適です。
メジャークラフト(Major Craft) ファーストキャスト シーバス FCS-962ML

初心者に嬉しいリーズナブルなロッド。しなやかなブランクでロングキャストも可能なため、ライトショアジギングにも対応できます。
アブガルシア(Abu Garcia) ソルティースタイル シーバス STSS-962ML-KR

デザイン性と操作性を両立した人気モデル。適度な柔らかさがあり、ルアーを繊細に動かして青物やシーバスを攻略したい人向けです。
ダイワ(Daiwa) シーバスハンターX 90ML

ネジレを抑える構造で遠投性能が高いコスパロッド。幅広いルアーを投げたい人、何にでも対応できる1本が欲しい人におすすめです。
シマノ(SHIMANO) ソルティーアドバンス シーバス S90ML

軽量化と感度を重視したシリーズ。初心者でも扱いやすい設計で、青物やシーバスのアタリをいち早く捉えたい人に向いています。
メジャークラフト(Major Craft) ソルパラ シーバス SPS-902L

繊細なルアー操作が得意なロッド。軽量ジグやプラグ中心で釣りを楽しみたい、バイトを弾きにくいモデルが欲しい人に適しています。
プロマリン(PRO MARINE) シーバトラー シーバス 100ML

10ftの長さで遠投をサポートしつつ操作感も良好。堤防やサーフなど幅広いシーンをカバーしたいライトショアジギング派におすすめです。
【中級者向け】ショアジギングができるシーバスロッド8選
続いては2万円以上の中級者向けモデルです。より高感度や軽量化が進んだロッドが揃っており、本格的にショアジギングとシーバスを両立したい方におすすめします。遠投性能や強度、操作性の高さに注目してください。
シマノ(SHIMANO) シーバスロッド 23 ディアルーナ スピニング/ベイト 各種

最新テクノロジーを搭載した高感度モデル。軽量なのに強度も十分で、長時間のショアジギングを快適にこなしたい人にぴったりです。
ダイワ(DAIWA) シーバスロッド LATEO(ラテオ)・K スピニング/ベイト 各種 (2024年モデル)

独自素材の採用でネジレ抑制を徹底。振り抜けが良く、メタルジグの遠投やシーバスのミノーイングを高次元で両立したい人向けです。
メジャークラフト ショアジギングロッド クロスライド 5G ショアジギモデル各種

青物特化の設計ながら軽量で操作性も高いシリーズ。小刻みなジャークとパワーファイトを同時に求めるアングラーにおすすめです。
シマノ(SHIMANO) ロッド 20 コルトスナイパー XR 各種 ショアキャスティング

大型青物狙いのショアジギング用として開発された高性能ロッド。シーバスやヒラメ狙いも含めて広範囲を攻めたい中級者に好適です。
ダイワ(DAIWA) 5ピースロッド BLX TRVL(ブラックレーベルトラベル) 各種

高感度と持ち運びやすさを兼ね備えた5ピースモデル。遠征先でも妥協のない釣りをしたいアングラーに向いています。
シマノ(SHIMANO) フリースタイルロッド 24 アンフィックス 各種

多様なルアーフィッシングを網羅するフリースタイル設計。シーバスと青物の両立はもちろん、サーフや磯でも幅広く活躍します。
ダイワ(DAIWA) シーバスロッド 20 モアザン ブランジーノ EX AGS 各種

ダイワのフラッグシップ級の高感度モデル。軽量ガイドにより操作性が極めて高く、ショアジギングでも繊細な釣りを求める人向けです。
シマノ(SHIMANO) サーフロッド 24 ネッサ SS 各種

サーフゲームをメインに、青物にも十分対抗できるパワー設計。遠投性能と繊細さを兼ね備えた万能ロッドを探している人に最適です。
使用時の注意点

ラインの太さを考慮する

シーバスロッドでショアジギングを行う場合、PEラインは0.8〜1.2号程度を目安にすると投げやすく感度も高まります。ただし、狙う青物のサイズが大きい場合は1.5号程度まで上げると安心です。リーダーにはフロロカーボン3〜5号を合わせるのが一般的で、根ズレが心配な場所やサイズアップを狙うならさらに太めにしましょう。
ラインブレイクを防ぐため、ドラグ調整やロッドの曲がりを活かす釣り方を心掛けましょう。
キャストフォームに注意
シーバスロッドは軽くて柔らかいモデルが多く、強引なキャストはブランクに負担をかけすぎる場合があります。しっかりとロッドを曲げ込み、タイミングを合わせて遠心力でジグを飛ばすイメージで投げるのがコツです。無理なスイングで投げると糸切れやガイドへのトラブルも起こりやすくなるので注意しましょう。
投げ方は振りかぶりすぎないのがポイント。スムーズな軌道でロッドを曲げ込むほど飛距離が伸びます。
ファイト時のロッドワーク
青物の強烈な引きに対して、シーバスロッドを使う場合はロッド全体をしっかり曲げて対応しましょう。ティップが柔らかい分、急な突っ込みを吸収しやすいのが利点ですが、無理にポンピングすると負荷がかかりすぎます。適切なドラグ設定とロッドのしなりを活かして、魚の体力を削ることが大切です。
竿を立てすぎず、ロッドをバネのように使って魚の突っ込みを受け止めながらゆっくり寄せましょう。
まとめ

- 遠投性と操作性は8~10ftで両立
- ティップは柔らかめでバラシを軽減
- ルアーウェイトは60gまでが安心
- グリップは肘に当てやすい長さが◎
- PEラインは0.8~1.2号程度がベター
- 無理なキャストはロッドに負担大
- ドラグ設定とロッドのしなりを活用
- 汎用性の高さで他の釣りにも流用可
シーバスロッドは青物にも対応できる十分なポテンシャルを秘めています。ただし無理なウェイトのルアーや強引なファイトは控え、ロッドの特性を十分に引き出すように心掛けることで、ショアジギングとシーバスの双方を楽しめるでしょう。