「水中に立ち込むウェーディングゲームを始めてみたいけれど、ウェーダーは高額だから失敗したくない……。」
そんな不安を抱えていませんか?
本記事では、人気ブランドであるシムスのウェーダーにスポットを当て、選び方からおすすめ製品まで詳しくご紹介します。
コストをかけるだけの価値があるのか、どんな基準で選ぶと後悔しないのか――その疑問を解消して、安心してウェーダーを選択しましょう。
【失敗しない】シムスウェーダーの選び方

丈の違いを知ると選びやすい

丈は、大きく分けて「チェストハイ」「ウエストハイ」「ヒップ」の3種類があり、入水深度の幅や動きやすさが変わります。
チェストハイは水深のあるサーフや河川下流、ウエストハイは比較的浅い渓流やバス釣り、ヒップはちょっと浅めのウェーディングや足元の水濡れ回避に適しています。
チェストハイは生地面積が広く動きにくいと感じる場合がありますが、近年のシムス製品は立体裁断で軽量なモデルが多く、体感的な負担は抑えられています。
素材や透湿性・保温性を確認する
シムスのウェーダーはゴアテックスをはじめ、高品質な透湿素材を採用しているモデルが多いのが特徴です。蒸れを外に逃がしてくれるので、夏場やアクティブに歩き回る釣りでも快適。
冬の寒い時期はネオプレーンなど保温性の高いモデルも検討すると良いでしょう。
内部の湿気を外に排出する機能があるため、長時間の釣行や真夏の炎天下でも汗がこもりにくく快適です。
足場に応じたソールを選択する

ラジアルはアスファルトや砂地で歩きやすく、フェルトは苔が付いた石場や滑りやすい場所に適しています。さらにフェルトスパイクなら岩やテトラでのグリップ力がアップ。磯や急流に入る場合はスパイク付きのほうが安心です。
船のデッキはスパイクが傷をつける可能性があるため、ラジアルソールかフェルトソールが無難といえます。
便利な機能やカッティングに注目
ポケットの位置やサスペンダーの形状、立体裁断などのディテールが使い勝手を左右します。シムスは耐久面やデザイン性だけでなく、動きやすいカットと複数ポケット搭載が多いのも魅力。
ハーネス型のものは肩への負担が分散されるため長時間着用しても疲労を感じにくい特徴があります。
【2025年版】シムスウェーダーおすすめモデル
ここではシムスの代表的なウェーダーを7点ピックアップして特徴をまとめました。下記の比較表を参考にして、自分に合ったモデルを見つけましょう。
商品名 | 生地 | ソール/足元 | 特徴 |
---|---|---|---|
G4Z ストッキングフット | ゴアテックスプロシェル | ストッキングタイプ | 防水ジッパー搭載で着脱が快適 |
G3 ガイド ストッキングフット | ゴアテックスプロシェル | ストッキングタイプ | 高透湿と立体裁断で疲労軽減 |
FS ストッキングフット | 東レ 4レイヤー | ストッキングタイプ | コストを抑えつつ耐久性も十分 |
G4Z ストッキングフット

防水ジッパー搭載で脱着しやすく、プロアングラーの意見をもとに設計された最上位モデル。新開発の4レイヤーゴアテックスプロシェルを脚部に採用し、強度と透湿性を高水準で両立しています。深場まで立ち込んでも、濡れやムレをしっかりガードしてくれる安心感が魅力です。
専用ジッパーを使用しており、頻繁な開閉でも水漏れが起こりにくいよう設計されています。
G3 ガイド ストッキングフット

G4Zに次ぐフラッグシップ級のモデルで、ベテランアングラーから絶大な支持を得ています。足さばきのよさや立体裁断によるスムーズな動きはもちろん、厚手の生地を下半身に使うことで耐摩耗性を強化。深いウェーディングから藪漕ぎシーンまで対応するバランスのよい逸品です。
摩擦に強い4レイヤー構造と強化パネルが施されているため、擦れや引っかきにも強い造りとなっています。
FS ストッキングフット

東レ4レイヤー素材を採用しながら価格を抑えたコスパに優れるモデル。耐久力も確保されていて、初めてのウェーダー購入や予備として持っておきたい方にぴったりです。ネオプレン製のグラベルガードやフロントジッパーポケットなど、実用的な装備も充実しています。
東レのクワドララム素材はしなやかで厚手ですが、やや透湿性能は低めです。夏場はこまめに休憩を取って蒸れを防ぎましょう。
ウェーダー使用時の注意点と使い方

安全対策としてのライフジャケットを忘れずに

ウェーダーはあくまでも身体を濡らさないための装備であって、転倒や流されるリスクを防止するわけではありません。深いエリアに立ち込む場合はライフジャケットが必須。浮力があれば転んでも沈みにくくなるので、事故を大幅に減らせます。
簡易型でも着けないよりは遥かに安全性が上がります。できれば浮力が高めのタイプかフローティングベストがおすすめです。
ベルトの正しい締め方で浸水リスクを減らす
ウェーダーベルトは万一転倒したとき、中に水が一気に流れ込むのを抑える役割を果たします。自分の腰骨あたりでしっかり締めるのがコツ。きつめに感じるくらいが、いざという時の安全につながります。
調整可能なベルトを使うとよいでしょう。腰を圧迫しすぎない程度に締めても、かなり浸水リスクは軽減されます。
釣行後のお手入れと正しい保管方法
ウェーダーを使ったあとはしっかり洗浄し、内部の湿気を抜いてから日陰干しで乾かしましょう。特に塩分や泥汚れを放置すると生地の劣化やニオイの原因となります。完全に乾いたら風通しの良い室内にハンガー掛けで保管がベスト。
高温にさらされると生地が傷みやすいので、直射日光や乾燥機の使用は避けて陰干しするのが安全です。
記事のまとめ

深場を狙うならチェストハイ、軽やかさを求めるならパンツ型やウエストハイなど、ウェーダーにはさまざまな選択肢があります。
シムスのモデルは強度や透湿性、快適性が高水準で、釣りをさらに楽しくしてくれるのが魅力。今回ご紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、自分の釣りシーンにぴったりのウェーダーを見つけてみてください。
コストが高いからこそ、失敗しない選択をするために、しっかり情報を仕入れてから購入に踏み切りましょう。
装備を万全に整えれば、ウェーディングの不安は薄れ、より自由にポイントを探れるようになります。