車中泊でお湯を沸かしたり簡単な調理をするとき、ガスコンロはとても便利です。ただし、安全面や使いやすさをしっかり確認して選ぶことが大切になります。この記事では車中泊ガスコンロを選ぶ際に押さえておきたいポイントや、おすすめの商品、そして使用時の注意点をまとめて解説します。
- 車中泊ガスコンロを選ぶ際の注意点
- おすすめの車中泊ガスコンロ12選
- イワタニ カセットフー タフまる CB-ODX-1
- イワタニ カセットフー タフまるジュニア CB-ODX-JR
- イワタニ カセットフー マーベラスII CB-MVS-2
- イワタニ カセットフー 達人スリムⅢ CB-SS-50
- イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
- SOTO レギュレーターストーブ ST-310
- SOTO FUSION ST-330
- SOTO WindMaster ST-340
- キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナー M-7900
- コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII
- BRS-3000T チタンウルトラライトストーブ
- Fire-Maple FMS-300T ウルトラライトミニストーブ
- 使用時の注意点
車中泊ガスコンロを選ぶ際の注意点

火力(出力)と調整幅

・強めの火力対応
・微細な火力調節
・ガス消費量確認
コンロの火力が強いと素早くお湯を沸かせる一方、繊細な温度管理が必要な調理時には火力の調整幅も大事です。中火から弱火まで細かく調整できるタイプなら、車内でも焦げつきや吹きこぼれを防ぎやすくなります。
ガス消費量は火力に比例します。強火で使うほど消費が早いので、必要に応じて火力を抑えると燃費を抑えられます。
サイズ・収納性と重量

コンパクトサイズのガスコンロなら、限られたスペースを有効に活用できます。また、車への積み込みや持ち運びを考えると、総重量が軽いほど負担が減り、家族での車中泊でもスムーズに取り回せます。
ガス缶やその他調理器具も合わせて収納する場合は、コンロの形状や付属ケースの有無もチェックしておくと良いでしょう。
収納や持ち運びが楽ですが、大きめクッカーを使うならバランスを考慮しましょう。安定性も重要になります。
安定感と滑り止めの有無
・五徳の形状確認
・滑り止め素材
・脚部の安定性
車内でコンロを使う場合、少しの揺れやテーブルへの衝撃が気になることがあります。五徳が大きめで滑り止め加工がされているタイプならクッカーのズレを防ぎやすく、脚部がしっかりしていると万が一の転倒リスクが軽減されるでしょう。調理中の安心感を優先するなら、五徳形状や滑り止めの有無をしっかり確認しておくのがおすすめです。
五徳や脚部にゴムがあったり、設置面が広いモデルを選びましょう。滑り止めが付いていると転倒しにくいです。
使用するガスカートリッジの入手性
ガスカートリッジにはCB缶とOD缶の2種類があり、入手のしやすさや価格に違いがあります。一般的にCB缶は手頃でどこでも購入しやすく、OD缶は寒冷地での使用に強みがあります。どんな場所で車中泊をするかや季節を考慮しつつ、自分のスタイルに合ったガス缶を選ぶと安心です。
全国的に入手しやすく価格も安いCB缶がおすすめです。高地や寒冷地を多用するならOD缶も検討しましょう。
風防(ウィンドスクリーン)対策の有無
車内であっても窓を開けたり換気扇を回していると、空気の流れによって火が安定しないケースがあります。そこで、風防が標準装備されているコンロだと消火リスクを減らしてくれます。屋外でも使いやすくなるので、幅広いシーンで役立つのも魅力です。
車内に風が吹き込むと火力が弱くなりがちです。風防があると火が安定するので安全面も向上します。
安全装置や通気性を確認
車内で火を扱ううえで、ガスコンロの安全装置はとても重要です。圧力が一定以上になるとガス供給をカットする機能や、立ち消えによるガス漏れを防ぐ装置が備わっているモデルなら、万が一のトラブル発生を防ぎやすくなります。
圧力感知式や立ち消え防止機構が代表的です。これらが付いていれば事故リスクを大幅に抑えられます。
おすすめの車中泊ガスコンロ12選
イワタニ カセットフー タフまる CB-ODX-1
風防が一体化しており、車内でも屋外でも火力が安定しやすいのが特徴のカセットコンロです。

イワタニ カセットフー タフまるジュニア CB-ODX-JR
コンパクトサイズながら安定感があり、小型のクッカーでも倒れにくい設計が魅力です。

イワタニ カセットフー マーベラスII CB-MVS-2
スタイリッシュなデザインと高火力、さらに安全装置を備えたモデルとして人気があります。

イワタニ カセットフー 達人スリムⅢ CB-SS-50
薄型にもかかわらず火力調整がしやすく、やや大きめの鍋やフライパンを扱いやすい構造です。

イワタニ ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB
軽量かつ省スペースで収納しやすく、ソロや少人数での車中泊にはうれしいバーナータイプです。

SOTO レギュレーターストーブ ST-310
低温下でも火力が安定しやすいレギュレーターを搭載し、コスパ面でも評価の高い商品です。

SOTO FUSION ST-330
分離型バーナーの利点としてクッカーと干渉しにくく、大きめの鍋やフライパンにも対応可能です。

SOTO WindMaster ST-340
独自設計の四本ゴトクと風防機能で火のブレを大幅に抑制し、優れた燃焼効率を持っています。

キャプテンスタッグ オーリック小型ガスバーナー M-7900
折りたたみ式の五徳で収納性を高めつつ、耐久性にも優れたモデルとして定番の人気を誇ります。

コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII
バーナーが2口あるので同時調理が可能です。家族やグループでの車中泊にも重宝します。

BRS-3000T チタンウルトラライトストーブ
超軽量モデルで、携行性を重視する方に適しています。ソロ車中泊にもぴったりのサイズ感です。

Fire-Maple FMS-300T ウルトラライトミニストーブ
軽量かつ折りたたみ式で携行性に優れ、収納スペースを圧迫しない使い勝手の良いバーナーです。

使用時の注意点

換気と一酸化炭素中毒防止
密閉された車内でガスコンロを使う際は、酸欠だけでなく一酸化炭素中毒のリスクも高まります。必ず複数の窓を開ける、または小型ファンを使って空気を入れ替えるなど、常に換気を意識しましょう。さらに、一酸化炭素チェッカーを設置すると異常を早期に察知でき、安全性がぐっと高まります。
安全面を考えるなら用意を推奨します。意識しにくいガスの濃度を可視化することで、万一の事態を防げます。
周囲の可燃物やスペースを確保
狭い車内では服や寝袋などが火元に近づきやすいので、調理スペースを広めに取る必要があります。可燃物が近くにあると一瞬の不注意で火災につながる危険性もあります。耐熱シートを敷くなどして火の粉が車体や荷物に直接触れないように対策し、周囲の環境を安全に保ちましょう。
火が直接触れることは防げませんが、熱ダメージを軽減してくれるので、あると安心感が違います。
ガス缶・カートリッジの保管方法
車中泊中は気温の変化が激しく、放置しておいたガス缶の温度が上がりすぎると爆発のリスクがあります。直射日光の当たらない涼しい場所に保管するのが基本です。また、使用後のガス缶と未使用のものは分けて保管し、誤って古いカートリッジを使わないよう注意しましょう。
なるべく日陰を選び、クーラーボックスやシェードで温度を抑えましょう。高温になる時間帯は使用を控えるのも手です。
まとめ
- 火力と微調整幅の両立が重要
- サイズや重量は積載を考慮する
- 安定感のある五徳で倒れ防止
- ガス缶の種類は入手性を意識
- 風防があれば火力を安定させやすい
- 安全装置付きモデルは安心度アップ
- 常に換気し一酸化炭素に留意する
- 周囲の可燃物を徹底的に排除する
車中泊でガスコンロを活用すれば、温かい食事を手軽に楽しめますが、狭い空間での使用は危険が伴います。紹介したポイントをしっかり押さえながら自分のスタイルに合う製品を選び、安全第一でアウトドアライフを満喫してください。