スロージギングのフックを正しく選ぶことで、バイトを逃しにくくなり、魚の取り込み率が一気に高まります。適切なサイズや軸強度、形状のフックを使えば、大型青物から根魚まで幅広く攻略可能です。本記事では、選び方のポイント・おすすめ8選を解説します。
- スロージギングフックの選び方
- おすすめのスロージギングフック8選
- OWNER(オーナー) シングルフック JF-22 ジガーライト 早掛 2/0 11760
- カツイチ(KATSUICHI)デコイ DJ-88 ツインパイク 3/0
- ダイワ(DAIWA) スーパーライトジギング用アシストフック ソルティガアシストSS SLJ フロントツイン L
- シマノ(SHIMANO) アシストフック タイプLJ ショートアシスト SS EU-E01W
- がまかつ(Gamakatsu) アシストフック アシスト60 アルティメイトスペック 28号 1本 シルバー 67134
- シャウト(Shout!) フック TCハードツインスパーク 341TH サイズ2 釣り針
- ビーケーケー LENTUS アシストフック BKK #3/0 S
- スタジオオーシャンマーク オーシャンツインBBS Ocean TWIN BBS88-2/0-10 –
- 使用時の注意点
スロージギングフックの選び方

フックサイズとジグサイズのバランス

- ジグ重量との整合
- フッキング力の維持
- 大きすぎに要注意
スロージギングフックは、使用するジグの重量や長さに合わせることが大切です。フックが大きすぎると動きが不自然になり、小さすぎると魚を掛け損ねる可能性があります。適正なサイズを選ぶことでフォール中のアクションを邪魔せず、効率良くバイトを拾うことができます。
使用するジグの重さや狙う魚により異なりますが、3/0前後を基準にすると失敗が少ないです。号数だけでなく、各メーカーの実寸も比較しましょう。
軸の強度と太さの確認
フックの軸が細すぎると大型魚とのファイト時に伸ばされてしまい、太すぎると貫通性が落ちて掛かりにくくなることがあります。ターゲットや水深を踏まえて適度な強度を選ぶことで、根魚から青物まで幅広く狙いやすくなるでしょう。
太軸でも針先が鋭ければ問題ありません。しなるタイプより剛性の高いフックを選ぶと、大型魚にも対応しやすいです。
フックの形状(ベント・フトコロの深さ)
- ベント角度を意識
- フトコロの形状確認
- 根掛かり対策の内向き
フックの形状は魚の口への収まりに影響します。ベントが深いほどホールド力が増し、フトコロ部が広いとしっかり掛かった際のバラシが少なくなるでしょう。形状によって根掛かりのリスクも変わるため、ポイントの水深や障害物の多さに合わせて選ぶことが大切です。
深いベントはホールド力に優れますが、掛かり所次第では取り込み時に外れやすい面もあります。総合的に選ぶのがおすすめです。
フック先端の鋭さと刺さりの持続
フック先端の鋭さはフッキング率を大きく左右します。特に根魚や青物狙いでハードボトムに何度もジグが当たるような状況だと、先端の摩耗が激しくなりがちです。軽く爪に当てて滑らなければ問題ありませんが、少しでも滑るなら研いだり交換したりする方が無難です。
保護スプレーやコーティング剤は酸化を抑えられますが、摩耗は防ぎにくいです。小まめにチェックして研ぎ直しや交換を行う方が効果的です。
シングルフック or ダブルフックの選択
青物だけ狙うなら深く掛かりやすいシングルフックを選ぶケースも多いですが、根魚も含めて幅広い魚種を狙いたいならダブルフックの方がバイトチャンスを拾いやすくなります。状況に合わせて付け替えできるよう、両タイプを用意しておくと安心です。
太軸のダブルフックなら十分に耐えられます。複数本掛かると外れにくくなるため、大物にも有効です。
アシストライン・結び目の品質
アシストラインはフックをジグに取り付ける重要な部分です。芯入りのものは根掛かりしにくいなどの利点があり、結束部はセキ糸でしっかり固定するとほどけにくくなります。大型魚とのファイトでもラインブレイクしないよう、定期的に傷やほつれを確認しましょう。
初めは既製品を使うのがおすすめです。慣れてきたら自作に挑戦すると、長さや強度を好みに合わせやすくなります。
おすすめのスロージギングフック8選
OWNER(オーナー) シングルフック JF-22 ジガーライト 早掛 2/0 11760

高貫通ポイントで掛かり抜群、ライト~ミディアムなスロージグに好相性です。初心者でも扱いやすく、幅広い状況に対応できるのが魅力となっています。
カツイチ(KATSUICHI)デコイ DJ-88 ツインパイク 3/0

パイク形状で刺さりが早く、大型青物の首振りでもバレにくい設計です。ハリ先の鋭さを保ちやすく、オフショアでの総合力が光るツインアシストフックになっています。
ダイワ(DAIWA) スーパーライトジギング用アシストフック ソルティガアシストSS SLJ フロントツイン L

スロージギングからスーパーライトジギングまで対応できる、扱いやすいフロントツインフックです。PEアシストがジグの動きを邪魔しにくく、小型魚から中型青物まで幅広く狙えます。
シマノ(SHIMANO) アシストフック タイプLJ ショートアシスト SS EU-E01W

短めのアシストラインで小型ジグと相性が良く、錆びに強いTフッ素コートが施されています。手返しの早い釣りでもフックの耐久性が維持しやすいのが特長です。
がまかつ(Gamakatsu) アシストフック アシスト60 アルティメイトスペック 28号 1本 シルバー 67134

太軸&ナノスムースコートを採用し、深場の大物にも対応可能なフックです。安定した品質と強度で、根魚狙いにも幅広く活用できます。
シャウト(Shout!) フック TCハードツインスパーク 341TH サイズ2 釣り針

高硬度TCコートが施された太軸フックで、ビッグジグや大型青物狙いにぴったりです。ツイン仕様のためフッキング率も高く、深場攻略にも適しています。
ビーケーケー LENTUS アシストフック BKK #3/0 S

バーブイン構造と微カーブポイントが特徴で、深刺しを実現しやすい仕様です。耐久性にも優れ、サビに強いタフワイヤーで長く使い続けられます。
スタジオオーシャンマーク オーシャンツインBBS Ocean TWIN BBS88-2/0-10 –

極太PEブレイドと太軸フックの組合せで、根周りを強気に攻めるハイピッチスローに最適です。タフな作りで大物相手の信頼度も高いモデルとなっています。
使用時の注意点

フックの先端チェックと交換

フック先端の摩耗や変形はフッキング率の低下につながります。特に根回りを攻めると地形への接触で先端が丸くなることが増えるため、釣行毎に確認する習慣をつけましょう。軽く爪に当てて引っかからない場合は交換や研ぎ直しをするのがおすすめです。適切なメンテナンスで掛け損ねを減らし、大切なチャンスを逃さないようにしましょう。
軽く引っかからないと感じたら一度研いでみましょう。針先が十分にとがらない場合は新しいフックへの交換がおすすめです。
根掛かり時の無理な引き上げ
根掛かりしてしまった場合、慌てて強引に引き上げるとフックやアシストラインだけでなく、ロッドやリールにもダメージが及ぶ恐れがあります。軽く上下左右に振りながらテンションを緩め、ジグを回収するイメージで外していきましょう。無理に引くとラインブレイクだけでなく、大型フックが予期せず外れた際の事故にも注意が必要です。
フック回収機やボート位置をずらすなど工夫しましょう。最終的に回収が難しければ潔くラインをカットしたほうが安全です。
使用前後の塩分・汚れ除去
スロージギングフックは塩分や汚れが付着すると錆びやすく、アシストラインも傷みやすくなります。帰宅後は真水で軽く洗い流し、よく乾かしてから保管しましょう。収納時にシリコンスプレーや防錆剤を軽く吹き付けるのも効果的です。次の釣行時にトラブルを防ぎ、フックの性能を長持ちさせるための手間を惜しまないことが釣果アップにつながります。
錆びが浅い場合は研ぎや磨きで復活することもあります。ただし性能が落ちるので、大事な場面では新品を使う方が安心です。
記事のまとめ

- フックとジグのサイズを適正に合わせる
- 軸の強度や太さを魚種に合わせる
- ベントやフトコロ形状で掛かりやすさが変わる
- 先端の鋭さをキープすることが重要
- シングルかダブルかを状況に応じて選択
- アシストラインの品質も要チェック
- おすすめフックは使用目的で絞る
- 使用前後のメンテナンスでフック寿命を延ばす
スロージギングフックは、海の状況や狙う魚に応じて適切な製品を選び、こまめな点検を行うことが大切です。ぜひ本記事を参考にして、自分に合ったフックを見つけてください。