「ポータブル電源なんて、ソロキャンプにはいらない‼︎」
最初はそう思っていました…
しかし、キャンプを重ねるたびに、スマホの充電切れや、夜間の照明不足、ちょっとした電気製品の活用ができればもっと快適に過ごせると感じるようになったのです。
今では、ポータブル電源はキャンプ道具のひとつとして欠かせません。
この記事では、小型から大型までソロキャンプに最適なポータブル電源を厳選してご紹介します。
さらに、選ぶ際のポイントも解説するので、キャンプのスタイルに合った最適なポータブル電源を見つける手助けになるはずです。
【ソロキャンプ】ポータブル電源の選び方
ソロキャンプでの快適さを左右するポータブル電源。選び方のポイントや活用方法を押さえれば、スマホ充電や照明も安心です。
ソロキャンプでポータブル電源は必要か?
ポータブル電源は、キャンプのスタイルによって便利です。スマホやカメラの充電ができたり、夜の照明や緊急時の対応にも役立ちます。
モバイルバッテリーとの違いは?
- 容量の違い:ポータブル電源はモバイルバッテリーより大容量で、多くの電化製品に対応。
- 出力の違い:ポータブル電源はAC出力が可能で、家電など幅広い機器が使用できる。
- 耐久性と機能:ポータブル電源は頑丈で、充電回数が多く、ソーラーパネル充電対応などの多機能性がある。
ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、家電が使えるAC出力に対応しているため、キャンプでの電源用途が広がります。
ポータブル電源・モバイルバッテリーでできること・できないこと
ポータブル電源は容量が大きく、家電や複数デバイスの電力供給に適し、アウトドアや災害時に役立ちます。
一方、モバイルバッテリーはスマホなど小型機器向けで、軽量で持ち運びやすいのが特徴です。以下の表で、それぞれの特徴を比較しています。
項目 | ポータブル電源 | モバイルバッテリー |
---|---|---|
容量 | 大容量(200Wh以上)、長時間使用可能 | 小容量(5,000mAh~20,000mAh程度)、短時間使用向け |
対応機器 | 家電、小型家電、スマホ、タブレット、PCなど | スマホ、タブレット、PC(軽負荷の場合) |
出力方法 | AC出力(コンセント)、USB出力、DC出力 | USB出力のみ |
ソーラーパネル充電 | 対応可能(モデルによる) | 非対応 |
サイズ・重量 | 大きめで重い(2kg~5kg程度) | 小型で軽い(100g~500g程度) |
充電回数 | 長寿命(約3000回以上) | 標準的(約500回~1000回) |
用途 | キャンプ、アウトドア、災害時、車中泊 | 日常の携帯充電、軽いアウトドア |
ポータブル電源・モバイルバッテリーの値段の差は?
ポータブル電源は容量が大きく、家電への対応や多機能性があるため、一般的にモバイルバッテリーより高額です。
一方、モバイルバッテリーは小型機器向けで比較的安価です。
ソロキャンプ向けポータブル電源の必要容量とは?
ソロキャンプでは、軽量でコンパクトな200Wh前後のポータブル電源が理想的です。この容量があれば、スマホやLEDライト、小型の電気調理器具などの必要な電力を十分に賄えます。
200Wh前後は持ち運びしやすいサイズのため、移動や収納時に負担が少なく、シンプルな電力管理が可能です。また、充電可能なソーラーパネル対応でさらに便利になります。
よく使用するデバイスの目安
バッテリー寿命と安全性を重視する理由
バッテリー寿命と安全性を重視する理由は以下の3つです。
- コスト削減: 長寿命バッテリーは交換頻度が少なく、長期的にコストを抑えられます。
- 信頼性: 耐久性が高く、災害時やアウトドアでも安心して使えます。
- 安全性: 過熱や発火のリスクが低く、事故防止に重要です。
ソーラーパネル対応のメリットとは
ソーラーパネル対応のポータブル電源は、日光があれば場所を問わず充電が可能です。アウトドアでの電力確保や災害時の非常用電源として役立ちます。
ソーラーパネル対応のポータブル電源は高い?
ソーラーパネル対応のポータブル電源は通常のモデルより価格が高めです。
ソーラーパネルや充電機能を備える分、追加コストがかかりますが、非常時や長時間のアウトドアに便利なため、その価値があります。
【ソロキャンプ】ポータブル電源の選び方5つのポイント
容量をチェック
最初に確認すべきポイントは以下の通りです。
- 必要な容量は、使用するデバイス数や頻度で異なります。
- ソロキャンプでは200Wh前後が目安。
- 家電を使う場合は300Wh以上がおすすめ。
ポータブル電源の容量は、キャンプで使用するデバイスに応じて選ぶと便利です。
スマホやランタンのみなら200Wh程度で十分ですが、小型冷蔵庫やPCを使用するなら、より大容量のものが安心です。
ポータブル電源の容量別用途と例
以下の表は、ポータブル電源の容量別に適した用途を比較しやすいように設計しました。
容量 (Wh) | 推奨用途 | 例 |
---|---|---|
100Wh以下 | 小型デバイス専用 (スマートフォン、ライトなど) | スマホの充電2-3回分 |
100-200Wh | 基本的なソロキャンプ (スマートフォン、カメラ、ランタン) | スマホ充電5回、 小型ランタン約8-10時間 |
200-500Wh | 中規模の電力が必要なアウトドア (ノートPC、小型冷蔵庫) | ノートPC充電4-5回、 小型冷蔵庫2-3時間 |
500-1000Wh | 複数のデバイスや家電を使うキャンプ (ファンヒーター、ドローン) | ファンヒーター3-4時間、 ドローン充電6回 |
1000Wh以上 | 長期キャンプや災害対策 (大型家電、医療機器) | テレビ10時間、 大型冷蔵庫4-5時間 |
USBポートやDC出力の種類をチェック
- USBポートの種類:USB-Aは基本的な充電に、USB-Cは高速充電やノートPCにも対応。
- DC出力の種類:電圧やプラグ形状が異なるため、機器に合ったものを選ぶ。
- 用途に応じた確認:使用するデバイスの出力要件に合ったポートがあるかチェック。
以下のテーブルは「USBポートやDC出力の種類」の特徴や用途に関する情報をまとめています
ポートの種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
USB-A | 基本的なUSBポート。多くの機器に対応。 | スマートフォンや小型デバイスの充電 |
USB-C | 高速充電に対応。ノートPCにも利用可能。 | タブレット、ノートPC、最新スマートフォン |
DC出力(12V/24V) | 高出力が可能で、電圧設定が複数ある。 | 車載冷蔵庫、キャンプ用ライトなど |
AC出力 | 家庭用コンセントと同様の出力。 | 家電製品、ノートPCなど |
緊急時や災害時に役立つ機能をチェック
- 長時間使用が可能な大容量バッテリー
- LEDライトやSOSモード搭載
- ソーラーパネルで充電できる対応機能
- 過充電・過放電防止の安全機能
- 複数の充電ポートでデバイスを同時充電可能
緊急時や災害時には、ポータブル電源が非常に役立ちます。大容量バッテリーでの長時間使用が可能で、LEDライトやSOSモードにより暗闇での安全確保ができます。
安全性をチェック
- PSEマークの有無:日本国内で販売される電化製品の安全基準を満たしていることを示すマークです。
- 過充電や過放電の防止機能:バッテリーが不必要に劣化しないよう、保護機能が備わっているか確認します。
- 耐久性や放熱性の設計:長時間の使用でも安全な放熱機能があると安心です。
これらのポイントを押さえることで、初心者でも安全性を確認しやすくなります。
特にPSEマークは国内基準をクリアした証なので、信頼性の目安として役立ちます。
サポート体制をチェック
- 保証期間:製品に故障が発生した場合、無料で修理または交換できる保証期間があるか確認。
- サポート窓口の対応時間:サポート窓口が平日のみか、休日や夜間も対応しているか確認。
- レビューや口コミの評価:サポート対応の速さや親切さについて、実際の利用者の評価を確認。
サポート体制が整っていると、万が一のトラブルにも安心です。特に保証期間が長く、迅速なサポート対応があると、急な不具合時でもスムーズに対処できます。
ポータブル電源のサポート内容の例
- 修理・交換対応:故障や不具合時に無料で修理または交換が受けられるサポート。
- カスタマーサポート窓口:電話やメールでの相談対応、使用方法やトラブル解決のサポート。
- 保証延長サービス:追加費用で保証期間を延長できるオプションサービス。
購入後のよくあるトラブル
- バッテリーの劣化が早い
- 充電ができない
- 急に電源が入らなくなる
- ポートが壊れて使用不可
- 動作音がうるさい
- サポート対応が遅い
- 保証期間を過ぎて故障
- 容量が表示よりも少ない
購入後のトラブル対策には、製品の保証内容を確認し、長期保証がある製品を選ぶのが重要です。
小型ソロキャンプにおすすめポータブル電源
Smart Tap ポータブル電源 PowerArQ2 レッド (500Wh / 135,000mAh)
キャンプや災害時に最適なコンパクトポータブル電源。500Whの大容量で、最大出力450Wに対応。独自のBMSシステムで安全性が高く、他社のソーラーパネルからも充電が可能です。
アップグレード品 ALLPOWERS ポータブル電源 リン酸鉄蓄電池 299Wh大容量 600W
ALLPOWERS R600ポータブル電源は、299Whの大容量で600Wの高出力を備え、家庭やアウトドアでの電力供給に最適です。
1時間でフル充電可能な急速充電機能と、静音設計で夜間でも快適に使用できます
PECRON ポータブル電源 E600LFP リン酸鉄 1200W / 614Wh
PECRON E600LFPは、1200Wの高出力と614Whの大容量を備えたポータブル電源です。
リン酸鉄リチウム電池により3500回以上の充放電サイクルが可能で、長寿命。ACやUSBなど11台同時充電可能で、ソーラーパネル対応。キャンプや防災に最適な一台です。
BLUETTI ポータブル電源 AC50B 448Wh/700W
BLUETTI AC50Bは、軽量コンパクトなポータブル電源で、448Whの大容量と700Wの出力を備え、キャンプや防災などに最適です。
急速充電(45分で80%)が可能で、UPS機能で停電時も安心。スマートフォンでのAPP操作ができ、ソーラー充電対応もあり、非常時やアウトドアで多用途に活躍します。
Jackery ポータブル電源 240 New 256Wh
Jackeryの「ポータブル電源 240 New」は、256Whの容量と300Wの出力を持ち、コンパクトで持ち運びやすく、防災やアウトドアに最適です。
急速充電機能やアプリ操作、UPS機能を備え、停電時にも安心して使用できます。
中型ソロキャンプにおすすめポータブル電源
Dabbsson 半固体リン酸鉄リチウム ポータブル電源DBS1300
「Dabbsson DBS1300ポータブル電源」は、1330Whの大容量で、家庭用からアウトドアまで対応する万能電源です。
1200Wの定格出力とソーラー入力にも対応しており、急速充電が可能。さらに、アプリによる遠隔操作で、設定や管理が手軽に行えます。
PowerArQ S10 Pro ポータブル電源 リン酸鉄 1024Wh [定格1600W(最大2400W)]
PowerArQ S10 Proは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載した大容量1024Whのポータブル電源です。
最大1600W(ピーク2400W)の出力で、多くの家電製品に対応可能。
ALLPOWERS R1500 ポータブル電源 1152Wh大容量 AC出力(1800W 瞬間最大3000W)
ALLPOWERS R1500は、大容量1152Whのポータブル電源で、リン酸鉄リチウムバッテリーを採用し、1800WのAC出力(瞬間最大3000W)を提供します。
BLUETTI ポータブル電源 AC180 1152Wh/1800W
BLUETTI AC180は、1152Whの大容量と1800Wの出力を備えたポータブル電源です。
防災・キャンプ・車中泊などに最適で、USB-Cやワイヤレス充電など11種類の出力が可能。
Jackery ポータブル電源 1000 New 1070Wh
1070Whの大容量と業界屈指の軽さを兼ね備え、1時間でフル充電可能。リン酸鉄バッテリー採用で10年の長寿命を実現し、家電も使用可能な1500Wの出力が魅力です。
大型ソロキャンプにおすすめポータブル電源
Dabbsson DBS2300plus 大容量ポータブル電源
AmazonのDabbsson DBS2300plusは、2330Whの大容量ポータブル電源で、次世代の半固体リン酸鉄リチウムバッテリーを採用し、最大15年の長寿命を実現。
2時間でフル充電が可能で、APPで遠隔操作が可能です。
PowerArQ Max ポータブル電源 リン酸鉄 2150Wh
PowerArQ Maxポータブル電源(2150Wh、最大4800W)は、防災用やアウトドアに最適な高性能バッテリーです。
リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、10年の長寿命を誇り、ワイヤレス充電やLEDライト機能も備えています。
ALLPOWERS R3500 ポータブル電源 3200W超高出力/3168Wh
ALLPOWERS R3500は、3168Whの大容量と3200Wの高出力を持つポータブル電源で、家庭用バックアップやアウトドア活動に適しています。
UPS機能搭載により停電時も電力供給を維持し、ソーラーパネルを使った充電も可能。
BLUETTI ポータブル電源 ソーラーパネルセット AC200MAX 2048Wh/2200W 350W
BLUETTIのAC200MAXは、キャンプや車中泊、防災に適した2048Whの大容量ポータブル電源です。
AC充電とソーラーパネルを用いたデュアル充電が可能で、2時間で完全充電できます。
Jackery ポータブル電源 2000 PRO 大容量 𝟐𝟏𝟔𝟎𝐖𝐡
Jackeryのポータブル電源2000 PROは、2160Whの大容量と2200Wの高出力を誇り、アウトドアや停電時のバックアップ電源として最適です。
デュアルバッテリーチップと温度センサーにより、安全性と安定性が向上。家庭用コンセントや6枚のソーラーパネルで2~2.5時間でフル充電が可能で、静音設計によりアウトドアでの使用にも配慮されています。
記事のまとめ
- ソロキャンプでは、ポータブル電源があるとスマホ充電や夜間照明などで快適さが増す
- ポータブル電源は容量、出力、充電方法により選び方が異なる
- モバイルバッテリーとの違いは容量、出力方法、耐久性にある
- ソロキャンプ向けには200Wh前後が目安だが、用途に応じて選ぶ
- USBポートやDC出力の種類を確認し、必要な機器に対応したモデルを選ぶ
- 緊急時に役立つ大容量やソーラーパネル充電対応などもポイント
- サポート体制が整った製品で、長期保証があるものが安心
- 購入後のトラブル対策として、保証内容やサポート対応の確認が重要