サワラ(サゴシ)は、サーフやキャスティングゲームでも人気のターゲットです。遠投性能の高いルアーを駆使すれば、広範囲からアタリを得られるのが魅力。本記事では、サワラを効率よく釣り上げるためのルアー選びや活用法を厳選して紹介します。
サワラルアーの選び方

ルアーの種類
- 高速巻き性能重視
- アピール力アップ
- 遠投性もしっかり
サワラを狙う際は、ブレードジグやヘビーシンキングミノー、シンキングペンシルなどを用途に合わせて使い分けることが重要です。特に高速巻きでも破綻しにくいモデルや、しっかりとフラッシングしてアピールできるルアーを選ぶとヒット率が高まります。
最初はブレードジグとヘビーシンキングミノーを用意し、様子を見ながら使い分けるのがおすすめです。どちらも高速巻きに強く、遠投性能も兼ね備えています。
アクション重視の選択

サワラは素早い動きに反応しやすい魚です。巻き抵抗の小さいメタル系やミノー系を中心に、ジャークやただ巻きなど変化のあるアクションを意識しましょう。ダート系ミノーもリアクションバイトを誘発しやすいのでおすすめです。
高速ジャークは左右のダートでサワラに強くアピールします。逆にただ巻きはナチュラルな動きで広範囲を探れるため、両方を状況に応じて使い分けることが大切です。
飛距離と重さのバランス

- 40g前後が定番
- 遠投性能確保
- 沈下速度を考慮
サワラは回遊範囲が広いため、飛距離があるルアーを使うほどチャンスが増えます。一般的には40g前後のモデルが飛距離と操作性のバランスに優れ、沈下速度も速いので素早くレンジを探れます。
軽量ルアーしかない場合は、ラインやリーダーを細めにして抵抗を減らす工夫も一つの手段です。ロッドやリールもあわせて見直すと飛距離アップが期待できます。
カラーセレクトのコツ
曇りや朝夕マズメなど光量が少ない状況では、ゴールドやチャート系、グロー系が有効です。日中の光量が多い時間帯にはシルバーブルーやクリアなどのカラーがアピール度を高めてくれます。ベイトサイズに合わせたカラー選択も意識すると釣果アップに繋がります。
紫外線を吸収して発光するため、水深があるエリアや日中の強い日差しの中で効果を発揮します。一つは持っておきたいカラーです。
フックやリーダーの強度
サワラは非常に鋭い歯を持つため、ワイヤーリーダーの使用や40lb程度の太リーダーが推奨されます。フックやスプリットリングも、大型青物対応の太軸モデルへ交換しておくと安心です。ブリなどがヒットする可能性もあるので、しっかりと強度のあるタックルを用意しましょう。
サワラの歯は鋭く糸をかみ切ることが多いためです。口元の当たりどころによっては一瞬で切られるので、頑丈なリーダーやワイヤーが求められます。
サワラルアーの使い方

高速巻き中心
- テンポよく探る
- 表層を意識
- リール負荷に注意
サワラに対しては、高速巻きが効果的な場面が多いです。特に表層付近を素早く通すことでリアクションバイトを引き出しやすくなります。ただし、リールへの負荷が大きくなるため、ドラグ設定やハンドルの巻き心地をチェックしておくことがポイントです。
ロッドを脇に挟み、巻きやすい姿勢をとると疲れを軽減できます。ハイギアリールを使うのも効果的です。
レンジコントロールを身につける
高速巻きに反応しない場合は、狙うレンジを変えることが重要です。沈みの早いメタルジグやヘビーシンキングミノーで、あらかじめカウントダウンしながらターゲットの層を探りましょう。表層だけでなく、中層やボトム付近まで試すことでヒットチャンスが広がります。
ラインの動きで着底を見極めると確実です。糸ふけが出たら底に着いた合図なので、そこからリトリーブを開始しましょう。
緩急をつけるアクション

- ストップ&ゴー
- ロッドワーク多用
- ダート挙動を活用
ただ単に高速で巻くだけでなく、途中でストップを入れてフォールを与えるなど緩急をつけるのも効果的です。ロッドを軽くしゃくることでダートアクションを発生させたり、スローに誘ったりと動きの変化を加えるとサワラのスイッチが入ることがあります。
最初はリトリーブの途中に軽いジャークを1~2回挟む程度で試し、反応が良ければ回数や強さを調整すると効果的です。[/qa-box01>
ミノーとブレードジグの切り替え
ブレードジグはアピール力が高く、ただ巻きで強い振動を生むため、活性の高いサワラを効率よく狙いやすいです。一方、ミノーはレンジの微調整がしやすく、サイズや泳ぎの変化を多様に演出できます。表層を中心に攻めたいならミノー、広範囲を素早く探りたいならブレードジグと使い分けてみましょう。
フォールで誘うテクニック
ブレードジグやメタル系ルアーはフォール中にバイトが出やすい特徴があります。上から下へ沈んでいく動きが、サワラにとって格好の捕食チャンスです。ロッドティップでラインの動きに注意を払い、アタリを感じたらすかさず合わせるようにしましょう。
違和感を感じたら素早くロッドを立てて合わせるのがコツです。慣れるまではラインを注視しながら集中しておくことをおすすめします。
おすすめのサワラシンキングミノー8選
ジャクソン ピンテールサワラチューン

大型サワラ向けに開発されたルアーで、遠投性能と安定した泳ぎが特徴です。
ダイワ サゴシー Z95HS

高速巻きでも安定したアクションを保ち、サゴシやサワラに効果的です。
ジャクソン ピンテールサゴシチューン

サゴシ狙いに特化したモデルで、速巻き時のイレギュラーなアクションが魅力です。
ダイワ ショアスパルタン ウォブリア

ディンプル構造により、速巻きでも安定した泳ぎを実現します。
ジャクソン Gコントロール28

スローリトリーブでもしっかり泳ぐ設計で、遠投性能も兼ね備えています。
O.S.P ASURA O.S.P RUDRA 130 S

フラットなボディ形状で強いフラッシングを発生させ、サワラを誘います。
ジャッカル ビッグバッカー/ナブラミノー

早巻きに対応し、ナブラ撃ちに適したミノーです。
ダイワ ショアスパルタン ウォブリア 110S

ケイムラカラーやグローカラーがラインナップされ、サワラ釣りに特化しています。
おすすめのサワラブレードジグ8選
ハヤブサ ジャックアイ サワラスピン

サワラキャスティング専用に設計されたブレード付きメタルジグで、30gと40gのモデルがあります。低重心のスリムボディとブレードのフラッシングで、高速巻きでも安定したアクションを実現します。
ジャクソン メタルエフェクト サゴシチューン

鉛製ながらタングステン製と同等のコンパクトなシルエットを持ち、30gと40gのモデルがラインナップされています。ファットボディ形状で、サワラの早巻きに対応した設計です。
ゼスタ エビランブレード

エビ(フックがラインを拾うトラブル)を防止する独自のシステムを搭載したブレードジグで、30gと40gのモデルがあります。高速巻きでも安定したI字系アクションを演出します。
ジャッカル フラッグトラップブレード

超高速巻きでも姿勢を崩さない低重心設計のブレードジグで、40gのモデルがラインナップされています。太軸のシングルフックと強化リングで、大型のサワラにも対応可能です。
ダイワ リアルブレードTG

タングステン製のコンパクトなボディで、30gと40gのモデルがあります。独自のフィン構造により、ライントラブルを軽減し、安定したスイミング姿勢を実現します。
コーモラン メタルマジックTG

タングステン素材を使用した小型ボディのブレードジグで、30gと40gのモデルがラインナップされています。高速リトリーブでも安定したスイム姿勢を保ち、マイクロベイトパターンにも効果的です。
アブガルシア スキッドブレード

ブレードにスリットを設け、トレブルフックへの交換にも対応したブレードジグで、30gと40gのモデルがあります。高速巻きでも安定したアクションを実現します。
ジャッカル バンブルズ バイトビーンズ TG

タングステン製の小型ブレードジグで、30gと40gのモデルがラインナップされています。低重心ボディで高速リトリーブでも安定したスイム姿勢を保ちます。
使用時の注意点

安全性を確保する
サワラは歯が鋭いだけでなく、ヒット時の引きも強力です。キャスト時やファイト中に周囲の人との距離が近いとトラブルになりかねません。また、ロッドを操作している最中は、自分自身の背後や頭上も安全を確認しつつ行いましょう。
周囲の安全と、自分の立ち位置の確認です。投げる前に周りを見渡し、ファイト時も焦らず安全確保を最優先にしてください。
ラインシステムを点検する
リーダーは歯の鋭さに耐えられるように最低40lb程度を用意し、ワイヤーリーダーの使用も検討してください。結び目付近の劣化や傷があると、一瞬でラインブレイクを起こします。こまめにチェックすることが釣果とトラブル防止につながります。
1〜2匹釣ったら先端を目視し、ザラつきや傷を感じるなら交換しましょう。特にサワラゲームでは早めの点検が肝心です。
フック交換や保管方法
ルアーに付属しているフックやリングが弱い場合は、強度の高い太軸フックに交換しておくと安心です。保管時は水洗いして錆を防ぎ、湿気の少ない場所に保存しましょう。塩が付着したままだとフックが劣化しやすく、次回使用時の強度低下につながります。
フックポイントが鈍ったら研ぐか交換しましょう。塗装が剥がれ錆びが出てきたら新品に切り替えるのが無難です。
まとめ

- 遠投性能が重要
- カラー選択で魅せる
- 高速巻きが基本
- 緩急アクションを混ぜる
- 鋭い歯に注意
- ブレードジグはただ巻きでOK
- レンジコントロールが攻略の鍵
- 定期的なラインチェック
サワラ釣りは、ルアー選びや巻きスピード、リーダー強度などに注意を払うことで飛躍的に釣果が伸びます。さまざまな状況に柔軟に対応しながら、ぜひ理想の1匹を手にしてください。