イカメタルショートロッドは、軽量かつ取り回しの良さが魅力です。特に浅い層や中層でのゲーム性を高めたい方にぴったりでしょう。この記事では、ショートロッドを使うメリットから選び方、そしておすすめの5ftモデルや使用時の注意点までをわかりやすく解説します。
- イカメタルタングステンスッテのメリット
- イカメタルショートロッドの選び方
- 【5ft】おすすめのイカメタルショートロッド6選
- ブラックライオン (BLACK LION) Hundred (ハンドレッド) 55h IKAMETAL イカメタルロッド
- テイルウォーク (Tailwalk)イカメタル/オモリグロッド METALZON (メタルゾン) SSD C52MH/FSL
- ダイワ(DAIWA) イカメタルロッド EMERALDAS(エメラルダス) AIR IM K510MLB-S
- がまかつ ラグゼ EGTR X S510M-solid 5.10F 2ピース スピニング
- beat(ビート)プロパゲート ビーエルエックス PROPAGATE BLX BOTH58-5
- ビセオ(VICEO) テレショーティーSE 55LT TSHS55LT フィッシングロッド 【超コンパクトルアーロッド・バッグにラクラク入るサイズ】
- 使用時の注意点
イカメタルタングステンスッテのメリット

取り回しの良さで船上での操作が快適

- 船内でも動きやすい
- ライン管理が簡単
- 狭いエリアも攻略
ショートロッドは全長が短いため、狭い船上でも素早く動けるのが大きな強みです。軽量設計で操作がしやすく、仕掛け回収やフォールを繰り返すイカメタルでもスムーズにロッドワークを行えます。船べりでの糸絡みが少なく、瞬時にテンションを掛け直したいときにも役立つでしょう。
基本的には15号前後がよく使われます。潮流やポイント水深に応じて10号以下も選択でき、ショートロッドの機動力がいきる場面が多いです。
シャクリや連続アクションが疲れにくい
ショートロッドはシャクリの際にロッド先端のブレが小さく、無駄な力を使わずにアクションを入れられます。とくに活性の高い夜のイカメタルでは、テンポよく誘い続けるため疲労を抑えることが重要。ショートタイプは竿の振り抜けがスムーズで、連続アクションで釣果を伸ばせます。
適度な休憩を挟みながら、ロッドを脇に挟むなどして負担を分散しましょう。グリップを短く握り過ぎない点も大切です。
バイトを弾きにくい適度なしなやかさ

- 浅いアタリを拾いやすい
- アワセのズレを軽減
- イカを逃がさない曲がり
ショートロッドは穂先が繊細に作られているモデルが多く、イカが触れたときの小さな変化も拾いやすいです。カーボンソリッドなどのしなやかなティップを採用しているロッドなら、触腕だけで抱いてくるバイトでも弾きにくく、確実に乗せられます。
潮の流れやロッドが硬すぎる場合、イカが違和感を覚えて離すことがあります。しなやかなロッド選びが重要です。
軽量コンパクトで移動時のストレスが少ない
ショートロッドは仕舞寸法がコンパクトで、車や電車移動でも邪魔になりにくい点が魅力。船着き場までの道のりでも疲労が少なく、タックルの取り回しもスムーズです。遠征や複数釣り場を回る際には、より軽快さを実感できるでしょう。
機種によって異なりますが、5ftクラスならおおむね90cm~100cmほど。持ち運びがとても楽になるサイズ感です。
浅場や中層メインのポイントにマッチ
水深の浅いフィールドやイカが中層に浮くシーズンでは、ショートロッドの感度や軽快さが高い効果を発揮します。深場向けのロッドに比べて軽快に誘えるので、手返しよく広範囲を探りたいときにも便利。イカが浮いてきたタイミングを逃さずアクションで攻略できます。
潮が速くなれば重いスッテを使う必要があります。その場合はショートロッドのパワーに注意して、適合範囲を超えないようにしましょう。
イカメタルショートロッドの選び方

適合オモリ・スッテの範囲

- 5号から30号程度が目安
- 潮流に合わせて調整
- ロッド表示を必ず確認
ショートロッドといってもメーカーやモデルによって扱えるスッテの範囲が異なります。例えば、5号~25号、または8号~30号などの設定が多いので、ポイントの水深や潮の速さを踏まえつつ適合負荷をチェックしましょう。軽すぎるオモリでは感度が活きにくく、重すぎるオモリやスッテではロッドに負担がかかりすぎる場合があります。
大まかな目安となりますが、記載の範囲内であればアクションは安定します。状況により多少の前後は許容範囲です。
ティップの感度と柔軟さ
イカメタルはイカが「触っただけ」でバイトをやめてしまうケースが多く、ティップの柔軟さと感度は非常に重要です。ソリッドティップは目で見てアタリを捉えやすく、チューブラーは手感度重視の設計が多いので好みや釣り方で選びましょう。
手感度と目感度がさらに高まり、小さなタッチも明確にキャッチできます。巻き込み折れにも強い傾向があります。
バットパワーの確保
- バットに余力を持たせる
- 大型イカにも対応
- 胴調子でも張りを重視
イカメタルショートロッドは穂先が繊細な分、バットがしっかりしているかがポイントです。大型ケンサキやスルメイカが多点掛けしたときに耐えきれず、バラしやすくなることも。乗せ調子のロッドであっても適度な張りを持ったバットなら、海面からの抜き上げや引きにも余裕が出ます。
バットの強度があるモデルなら多点掛けでも身切れを防ぎやすいです。早巻きとの併用で手返しも向上します。
ガイド仕様の品質
イカメタルではリグを頻繁に上下させるため、ガイドにラインが絡まない仕様が好まれます。トップガイドを含め、軽量かつ糸抜けが良い設計は操作性にも直結。フレームが頑丈なモデルだと折れやすい外道ヒット時にも安心です。
ライントラブルが圧倒的に減り、ロッド全体のブレも少なくなります。特に夜間の釣りではスムーズさが光ります。
価格と使用頻度のバランス
どの価格帯のロッドを選ぶかは釣行頻度やスタイル次第です。年数回程度なら1~2万円クラスのエントリーモデルでも問題ありません。週末の度にイカメタルに通うようなヘビーユーザーは、感度と軽さに優れた中級~上級モデルを視野に入れるとより快適に楽しめます。
素材やガイドの品質が高く、感度や軽量化で頭ひとつ抜けています。頻繁に通う方にはおすすめです。
【5ft】おすすめのイカメタルショートロッド6選
ブラックライオン (BLACK LION) Hundred (ハンドレッド) 55h IKAMETAL イカメタルロッド

5ft5inという短さで積極的に掛けていけるモデル。手感度を重視したブランク設計とソリッドティップの組み合わせにより、小さなアタリも見逃しにくいでしょう。取り回し性能に優れ、浅場メインのイカメタルにマッチします。
テイルウォーク (Tailwalk)イカメタル/オモリグロッド METALZON (メタルゾン) SSD C52MH/FSL

メタルゾンはハイエンドブランクと高品質ガイドで感度・操作性を徹底追求。短めのモデルは多点掛けや素早いシャクリを快適にこなせ、軽量設計と剛性を両立しているのが特徴。シビアな状況でもアタリを鮮明に捉えられます。
ダイワ(DAIWA) イカメタルロッド EMERALDAS(エメラルダス) AIR IM K510MLB-S

エメラルダスAIRシリーズから登場したショートレングス仕様。AGSガイドやHVFナノプラスなど、ダイワ独自技術を多数投入し軽量化と高感度を実現。ダイレクトにアタリを捉えやすく、攻略の幅が広がります。
がまかつ ラグゼ EGTR X S510M-solid 5.10F 2ピース スピニング

5.10ftのスピニングモデルで、ソリッドティップのしなやかさを活かしたアタリの取りやすさが魅力。軽めのスッテにもしっかり対応し、柔軟に曲がり込むブランク設計でバラしを減らします。キャスティングのしやすさもポイントです。
beat(ビート)プロパゲート ビーエルエックス PROPAGATE BLX BOTH58-5

BLXシリーズは高感度と粘りを追求した設計が魅力。BOTH58-5は短尺ながらバットパワーがあり、多点掛けでもしっかり対応。イカのアタリをダイレクトに伝えてくれるので、攻めのイカメタルが楽しめます。
ビセオ(VICEO) テレショーティーSE 55LT TSHS55LT フィッシングロッド 【超コンパクトルアーロッド・バッグにラクラク入るサイズ】

テレスコピック仕様のショートロッドで仕舞寸法が極めてコンパクト。携帯性に優れ、遠征時はもちろんエリアのハシゴでも快適。イカメタルだけでなく、様々なライトゲームに応用できる懐の深さが魅力です。
使用時の注意点

フォールや底取りのタイミング管理
ショートロッドは感度が高い反面、フォールや底取りのスピードを見失うと深場でのアタリを逃す可能性があります。とくに中層付近でイカが浮いているときは、常にラインのテンションや仕掛けの沈降状況を意識しましょう。船長が指示するタナまでのカウントを正確にとり、着底を素早く把握することでイカが多い層を効率よく攻められます。
船長の水深アナウンスやカウンターリールを活用し、フォール速度を一定に保つ練習を重ねると効果的です。
過度なシャクリで無理をしない
ショートロッドは軽快なアクションが得意ですが、必要以上に大きくシャクりすぎると穂先やバットに負担がかかります。特に30号以上の重めのスッテを使用する際は、ロッドの適合範囲を超えないよう注意が必要です。あまりにも強引に操作すると、ロッド破損や糸絡みの原因になります。イカの活性に合わせたスピードと強弱のメリハリを大切にしましょう。
水深や潮の速さによりますが、最初は30~40cm幅を意識し、イカの反応が良いなら徐々に大きく変化させるイメージで十分です。
イカ以外の外道対策
ショートロッドを使用していると、青物や根魚などの外道がヒットした際にパワー不足が心配になる場面があるかもしれません。無理にやりとりするとロッドが折れる可能性があるため、ドラグをしっかり調整して無理に巻かず、ロッドが追従できる範囲でやり取りしましょう。大物が掛かったときこそバットパワーを活かし、落ち着いて対処することが大切です。
いきなり強引に引かず、糸ふけを作って角度を変えながら軽く煽ると外れる場合があります。それでもダメなら仕掛けの回収を最優先しましょう。
記事のまとめ

- ショートロッドは狭い船内でも操作がしやすい
- 軽量なので長時間のシャクリでも疲労を軽減
- 穂先の柔軟さで微妙なバイトも捉えやすい
- 仕舞寸法が短く遠征時の持ち運びがラク
- 浅場や中層に浮くイカに特に有効
- 適合スッテの範囲をチェックして選ぶ
- バットパワーを確保して外道も対処
- 過度な負荷をかけないシャクリを意識
イカメタルショートロッドをうまく使いこなせば、より軽快にイカを誘い、ヒットチャンスを増やすことができます。ポイントや潮の状況に合わせた適切なロッド選びで、イカメタルを存分に楽しんでください。