イカメタルで活躍するタングステンスッテは、比重の高さから小型ボディでも十分な重量を確保できるのが最大の魅力です。沈下が速く潮の影響を受けにくいため、手返しや深場攻略で大きなアドバンテージとなります。こちらでは、イカメタルタングステンスッテの利点や選び方をわかりやすく解説します。
- イカメタルタングステンスッテのメリット
- イカメタルタングステンスッテの選び方
- 【最強】おすすめイカメタルタングステンスッテ12選
- ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタルスッテ TG SS
- ダイワ(DAIWA) エメラルダスイカメタルスッテ TG
- シマノ(SHIMANO) ルアー Sephia イケイケスッテTG
- シマノ(SHIMANO) セフィア コロコロスッテ
- メジャークラフト スッテ 弾丸TGスッテ
- ボーズレス(Bozles) TG 服部
- バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカーメタリン ライトII HD
- バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカー メタリン ライト
- ハヤブサ(Hayabusa) 超攻撃型メタルスッテ タングスッテ SR-400
- クレイジーオーシャン メタラーTG
- ジークラック GEECRACK 泥棒スッテ TG
- ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタルスッテ TG
- 使用時の注意点
イカメタルタングステンスッテのメリット

比重が高く、小型でも重さを確保できる

● 重量感を保ちつつ小さくできる
● 掛かりやすいシルエットを実現
● 深場まで一気に沈めやすい
タングステンは鉛よりも比重が高いため、同じ号数でもボディサイズを小さく抑えられます。これにより、潮が速い状況でもスッテの流されを軽減し、イカに違和感を与えにくい形状が作れます。小型のイカや警戒心の強い時期でも、しっかりと重さを確保しながら棚に素早くアプローチできるのが魅力です。
小さくても重さが確保できるので、体積をコンパクトにできる利点があります。ただ、必ずしも小さいほうが釣れるわけではなく、状況やイカの活性を見極めてサイズを選ぶのが大切です。
沈下速度が速く、レンジコントロールが容易
比重の高さからフォール速度が上がるため、連続した棚の探索に向いています。深場や速潮でも効率が落ちにくく、手返しの良さが釣果アップにつながります。限られた時間内により多くの棚を攻めたい場合に強い味方と言えるでしょう。
高い沈下速度でも、適切にラインを張ることでアタリを捉えやすくなります。着底時や止めた瞬間にもアタリは出るので、ラインテンションの管理が重要です。
潮切れに優れ、ラインスラックが少ない
● 潮流によるブレを抑制
● お祭りのリスクを軽減
● 手感度をしっかり伝達
タングステンスッテは小型のボディながら重さを保てるため、強い潮でもラインが大きく弛みにくい特長があります。これにより仕掛けの安定感が増し、イカの微細なタッチやフォールバイトを見逃しにくくなるでしょう。隣の釣り人とのトラブル回避にも一役買うメリットがあります。
比重の高さで仕掛けの流されが軽減されるため、扱いやすさは向上します。慣れるまではロッド操作が重要ですが、慣れるほど差が出ます。
軽快なシャクリでもアクションを出しやすい
タングステン素材の強みは、軽いロッドワークでもしっかりと動きを出せるところです。鉛とは異なるキレのあるアクションは、小型のスルメイカや活性が高い日にも効果的。体への負担が少ないため、長時間の釣りでも快適にシャクリを続けられます。
イカの活性やサイズによりますが、小さめのアクションでもしっかり動くため、しつこい誘いが有効な日が多いです。状況に応じて調整しましょう。
フォール姿勢が安定しやすく違和感を与えにくい
タングステンスッテは中心部に重心を集中しやすい構造のものが多く、着底まで安定したフォールをしやすい点が利点です。イカがフォールバイトを狙うシーンでは、余計な水流抵抗が少ないほど違和感を与えにくく、取りこぼしを減らせるでしょう。
着底までラインテンションを適度に張ると姿勢が安定します。竿先を常に意識しながら、沈下中もルアーの動きをイメージして操作しましょう。
イカメタルタングステンスッテの選び方

ウェイトと狙う水深・潮流のマッチング

● 潮の速さを見極める
● 深いタナには重めを選ぶ
● 軽めでも十分な操作感
イカメタルで重要なのは、棚までの到達スピードとアクションの安定感です。水深が40m以上や潮が早い場所では20号前後などの重めを用いると手返しがアップし、逆に浅場や潮が緩やかなときは12号など軽量でも十分に誘いを入れやすくなります。
若干の違いはありますが、大きな差は少ないです。ただ、実際の体感はシルエットや素材の違いで変わるので、参考ウェイトを目安に選ぶと良いでしょう。
ボディ形状とシルエット
スッテのボディ形状はさまざまで、丸型の円筒形からフラット面を持つタイプまであります。潮流が速いときには細身のほうが流されにくく、イカが小さいシーズンにはさらにシルエットを抑えられるのが魅力です。逆に潮が比較的穏やかであれば、丸型でも問題ありません。
頻度高く行く方は複数形状を持ち合わせると便利です。シーズンによってイカのサイズや行動が違うので、状況に応じてローテーションするのがおすすめです。
フック(スッテの針)の本数や形状
● トラブル回避の本数選択
● 刺さり重視のカンナ形状
● 返しがあるタイプの注意
スッテのフックは主にカンナタイプが多く、本数や段差によって掛かりやすさやバラシにくさが変わります。多いほどイカを抱かせやすい一方、海底や他人の仕掛けに引っかかりやすい面もあるため、ポイントや釣行スタイルに合わせて選ぶのがベストです。
抱きに来たイカの乗り損ないを減らす効果はあります。ただしオマツリしやすい場合もあるので、状況に応じて使い分けると良いでしょう。
塗装・カラーと耐久性
タングステンボディは硬度が高く重いため、ボトムや船べりと衝突したときに塗装が剥がれやすいことがあります。特に夜光やケイムラ塗装は剥離しやすいので、保管時の衝撃にも注意しましょう。カラーバリエーションは状況を問わず複数持つと安心です。
夜光・ケイムラ・赤緑系など定番カラーを3~4色ほど揃えておくとローテーションで対応しやすくなります。
コストと使用頻度のバランス
タングステンのスッテは鉛よりも価格が高いので、一度の釣行頻度が少ない方にとっては導入コストが気になるかもしれません。メインは鉛を使いつつ、速潮や深場狙いなど条件の厳しいときにタングステンスッテを投入するという使い分けもおすすめです。
状況別に2~3本あれば困りにくいです。もし通い詰める方なら重さやカラー別に増やしていくと便利でしょう。
【最強】おすすめイカメタルタングステンスッテ12選
ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタルスッテ TG SS

細身シルエットとSaqSas段差カンナでスレイカに強い。
ダイワ(DAIWA) エメラルダスイカメタルスッテ TG

TGならではの超コンパクト+水平フォールで実績大。
シマノ(SHIMANO) ルアー Sephia イケイケスッテTG

高比重×短胴で素早くタナ直撃、食い渋りを攻略。
シマノ(SHIMANO) セフィア コロコロスッテ

万能円筒ボディをTG化、速潮&沈黙時のパイロットに。
メジャークラフト スッテ 弾丸TGスッテ

小粒シルエットが警戒心をリセット、深場も着底感度◎。
ボーズレス(Bozles) TG 服部

左右非対称ボディでヒラ打ち誘い、夜光カラー豊富。
バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカーメタリン ライトII HD

ハードコートで耐久UP、フラット面が潮を受けフラッシング。
バレーヒル(Valleyhill) スクイッドシーカー メタリン ライト

スリム&セミロング設計で横移動幅が大きくアピール。
ハヤブサ(Hayabusa) 超攻撃型メタルスッテ タングスッテ SR-400

高速沈下と操作レスポンスに特化した“攻め”のTG。
クレイジーオーシャン メタラーTG

フラット面の自発ヒラ打ちで止めていても誘い続ける。
ジークラック GEECRACK 泥棒スッテ TG

非対称ボディでヒラ打ち&直進フォールを両立、カラバリ豊富。
ダイワ(DAIWA) エメラルダス イカメタルスッテ TG

さらにスリムな“SS”形状、潮抜け最優先の細胴モデル。
使用時の注意点

ラインテンションの管理とアタリの捉え方

イカメタルタングステンスッテはフォールスピードが速いため、ラインテンションをうまくコントロールすることでアタリを確実に拾いやすくなります。送り込みすぎると底や障害物への接触リスクも高まるため、適度なテンションを保ちながらロッドティップで小さな反応を見逃さないようにしましょう。
基本は軽めに張る程度で十分です。張りすぎると動きが不自然になり、緩めすぎるとイカのタッチを見逃すので中間を意識しましょう。
根掛かり・衝突への注意
タングステンは比重が高い分、着底時などに衝撃が加わると塗装剥がれが起こりやすくなります。根掛かりしやすいポイントや海底が荒い場所では、こまめに棚を把握して早めに回収することが大切です。また、他の仕掛けや船体との接触も避けるため、ライン角度を適宜チェックしておきましょう。
低い棚でイカが反応することも多いので、海底付近を攻めるなら素早く底を取ってから少し巻き上げ、根の高さを超えるようにしましょう。
こまめな塗装チェックと塩分ケア
塗装の剥離やキズが生じると発光性能やカラーアピールが落ちるため、釣行後は早めに洗浄し、キズが大きければメンテナンスを行いましょう。特に塩分が残ると金属部分が腐食しやすくなるので、念入りな水洗いと乾燥で錆や塗装はがれを防ぎ、次回釣行時の不安要素を減らせます。
小さなキズなら問題なく使えますが、光沢や塗装が剥がれている部分は水圧や衝撃で広がることもあるため、早めの補修がおすすめです。
まとめ

- タングステンスッテは比重が高く小型化できる
- 速い沈下で手返し重視の釣りに向いている
- ラインの弛みが少なくアタリ感度が良好
- 少ないシャクリでもアクションが鋭い
- フォール姿勢が安定しフォールバイトに強い
- ウェイト選択は水深・潮を考慮すると効果的
- 塗装やカンナ形状は使用状況で使い分け
- コストと頻度のバランスも忘れずに
タングステンスッテの小さなシルエットと高比重を活かすことで、難しい状況でもイカにアピールしやすくなります。鉛との使い分けを上手に行えば、釣果を伸ばす上で大きなアドバンテージとなるでしょう。